はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロシア、ステーブルコインを国際貿易決済に導入か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコインを導入か

国際貿易の決済に暗号資産(仮想通貨)を導入できるようにする動きが伝えられているロシアは、ステーブルコインが利用できるプラットフォームの構築に向け、複数の友好国と協業していることが新たに浮上した。現地メディア「TASS」が報じた。

ウクライナ侵攻に伴う制裁を受け、米ドルやユーロを必要としない決済の導入を考えており、ゴールド(金)などの資産を裏付けとしてステーブルコインを発行することを検討。この計画はロシアの財務副大臣が6日に明かしている。

具体的な国名までは説明されていないが、ロシアはステーブルコイン決済プラットフォームの構築に向け、実際に動き出している模様。ステーブルコインの裏付け資産にはゴールドを例に挙げ、全ての当事者にとって価値が明確に確認できる資産を利用するとした。

一方でロシアでは、実際にステーブルコインを国際決済に導入するには法改正が必要とされている。財務省は秋の国会で、国際決済に仮想通貨を導入する際の課題を解決することを目指すとした。

ステーブルコインとは

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの銘柄とは違って、価格が常に安定している仮想通貨のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

ロシアの動向

ロシアがデジタル通貨の活用を考えていることは以前から伝えられていたが、先月から内容が具体化してきた。8月には、同様に制裁を受けるイランが、仮想通貨を輸入取引の支払いに利用するための規制を制定したことが明らかになっている。

関連イラン政府、海外からの輸入に仮想通貨払いを可能とする規制を制定

先月30日には、ロシアのMikhail Mishustin首相が、デジタル資産を含めた技術の開発に集中して取り組まなくてはならないと発言。デジタル資産の導入も含むイノベーションの推進は、輸出品のシームレスな支払いの実現にもつながるとの見解を示した。Putin大統領は、金融面の自立を強化する必要があると強調している。

関連ロシア首相「デジタル資産等の技術開発に集中して取り組むべき」

TASSは5日、ロシアの財務省と中央銀行が、国際貿易の支払いに仮想通貨を利用できるようにするため、法整備を行う必要があると考えていることも報じていた。仮想通貨規制について考えが相違すると伝えられる財務省と中銀は、仮想通貨を合法的に利用できるようにしないと国際貿易が行えなくなるという認識で一致しているという。

関連ロシア、仮想通貨決済を国際貿易に導入か=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/12 金曜日
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
06:55
米大手銀バンク・オブ・アメリカ、ビットコイン担保融資の準備進める=報道
資産規模1.7兆ドルのバンク・オブ・アメリカがビットコイン担保融資商品の準備を進めていると報じられた。主要米銀行による仮想通貨担保融資の提供は、仮想通貨と伝統金融の統合における重要な一歩となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧