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採掘大手Core Scientific、8月度は37億円相当のビットコインを売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

採掘量上回るビットコインを売却

米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Core Scientific社は6日、8月度に1,125BTCを売却し、約37億円(約2,600万ドル)の収入を得たことを発表。同月のビットコインの採掘量は1,334BTCで、採掘量が売却量を上回った格好となる。

今回(8月度)のビットコインの平均売却価格は23,014ドル(約330万円)だった。同社は前月度の7月にも平均売却価格22,000ドルで1,975BTCを売却し、その際には4,400万ドル(約59億円)の収入を得たと公表していた。

8月度の採掘量が前月を下回った理由について、Core Scientific社は、テキサス州をはじめとするデータセンターにおいて、数回にわたり操業停止を実施。その結果、複数のデータセンターで「停止措置」が増加したためと説明している。消費電力の削減量は合計11,057メガワット時だった。

なお、8月31日時点で同社のBTC保有量は1,409BTC。バランスシート上の現金残高は約67億円(約4,720万ドル)だ。

関連:米仮想通貨マイニング大手Core Scientific、100億円超の資金枠を獲得

データデンターなども増強

Core Scientific社は米テキサス州に拠点を置く大手マイニング企業。テキサスの他、ジョージア、ケンタッキー、ノースカロライナ、ノースダコタの各州でデータセンターを運営。

2022年後半には、オクラホマ州でも事業を開始する予定で、7月には、投資ファンドB. Riley Principal Capitalとの間で、約137億円(1億ドル)の普通株式購入契約を締結した。

同社は8月度に、新たに25,000台以上の新しいASICサーバーを導入し、マイニングとコロケーションサービスの合計ハッシュレートは合計21.54EH/s(エクサハッシュ/秒)に到達。

コロケーションサービスとは、他社のサーバーや機器などをホストする仕組み。Core Scientific社は利用可能なインフラを上回る申込みが続いているとしている。

関連:7月の主要マイナー動向、ビットコイン売却と使用電力抑制

サーバー増強の結果、セルフマイニング用のサーバーは8月末時点で127,716台が稼働しており、ハッシュレートを12.69EH/sに到達した。Core Scientific社は、年末までにさらに約43,000台のセルフマイニングASICサーバーを配備する予定だ。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。1秒間の計算力を表し、マイニング機器の処理能力を表す際やマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いられている。

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