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バーゼル委員会、銀行の仮想通貨保有に関する資本要件を策定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

銀行の仮想通貨保有に関する規制

銀行による、ビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)の保有に関する国際的な規制枠組みが、年内にも完成する見通しとなった。

バーゼル銀行監督委員会(通称、バーゼル委員会)の上位機関である「中央銀行総裁・監督長官グループ(GHOS)」が12日に会合を開き、バーゼルIIIの導入計画を再設定すると共に重要分野について目標を示した。

リリースによると、GHOSメンバーは「バーゼルIIIの刷新もあって世界の銀行システムが概ね回復力を維持してきた」と述べる一方で、「銀行と監督機関が引き続き新たなリスクと脆弱性を注意深く監視、評価、緩和することの重要性」を強調している。

銀行の仮想通貨へのエクスポージャーに関して、GHOSメンバーは「責任ある技術革新を促進しつつ、金融の安定性維持につなげるため、堅固で周到な規制枠組みを設計することが重要」と改めて言及。銀行の仮想通貨保有に関する規制枠組みを年末頃に完成させるよう、バーゼル委員会に指示した。

バーゼル合意とは

国際的に活動する銀行の自己資本比率や流動性比率等に関する国際統一基準。バーゼルIIIは世界的な金融危機の再発を防ぐために2013年から段階的に実施されている。銀行が想定外の損失に直面した場合でも経営危機に陥ることのないよう、自己資本比率規制が厳格化された。

▶️仮想通貨用語集

銀行と仮想通貨の関わり

近年、世界的に銀行による仮想通貨ビジネスへの参入、及び法律上の承認事例が報じられる中、バーゼル委員会は21年から銀行の仮想通貨保有に関する協議を重ねてきた。

関連:米バージニア州、銀行の仮想通貨カストディが合法化へ

22年6月に同委員会は、保有する資産額に応じて厳格な必要資本額を要求する諮問書を公開。

関連:銀行の仮想通貨保有に厳しい規制案 バーゼル委員会

世界にある多くの銀行が今後仮想通貨カストディなどの事業に携わることが想定されることから、「ビットコインなど価格変動も激しい仮想通貨」についてリスク・ウェートを1,250%に設定するなど厳格な措置を提案。参加国による諮問書へのコメントを9月10日まで受け付けている。

関連:サンタンデール銀行、ブラジルで仮想通貨取引提供へ

バーゼル委員会とは

主要10カ国(G10)中央銀行総裁会議により創設された国際的な金融ルール策定機関。金融市場の安定性向上のために国際的に活動する金融機関を対象に、国際ルールを策定する。日本、米国、EUなど様々な国と地域の金融当局から成り、スイスのバーゼルに事務局を置いている。

▶️仮想通貨用語集

関連:ドイツの老舗銀行、仮想通貨の売買サービス提供へ=報道

バーゼル銀行監督委員会の常設事務局がある国際決済銀行(BIS)のAgustín Carstens理事会議長は9月3日に公開されたレポートで、仮想通貨には「構造的な欠陥がある」と指摘する一方で、使用されている技術に関して前向きな評価を示した。

将来の通貨システムは、仮想通貨によって実証された革新技術を活用しつつ、中央銀行が提供する信頼性に立脚すべきであると主張した。

関連:BIS「将来の通貨システムは仮想通貨の技術を活用すべき」

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