はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米SEC委員長、FTX騒動について発言 投資家保護の必要性を強調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の規制

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は10日、CNBCのインタビューで、大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの破綻危機について語った。

関連11日朝の金融市場短観|NYダウ・仮想通貨市場大幅反発 米CPI伸び鈍化など

仮想通貨市場は規制を守っていないと主張し、投資家保護の必要性を強調。FTXの問題は新しいことではなく、テラ騒動や仮想通貨融資企業の破産と関係していると指摘している。

関連テラUSD(UST)のディペッグ騒動 Terraform Labs社や取引所の対応まとめ

流動性危機とは

引き出し可能な資産または換金しやすい資産が枯渇している状態。

▶️仮想通貨用語集

大手取引所だったFTXの流動性危機は、国内外の規制当局が注視している。CNBCのインタビュアーは冒頭で、「SECはいま何を調査しているのか」と率直に質問した。

この質問に対しゲンスラー氏は、現段階で調査について話すことはできないと回答。いま何が起きているかを話すと説明し、FTXの問題は金融領域で古くからあるものだと述べている。

また、テラ騒動や融資企業の破産とFTXの問題が関係しているとした点について、仮想通貨の世界は数少ないプレイヤーを中心に成り立っており、問題は連鎖しうると指摘した。

そして、情報開示を行わないこと、顧客資産を間違った方法で管理してしまうこと、レバレッジをかけて借りたお金で投資をしてしまうことを合わせて企業が行なってしまうと、結局は投資家が損失を被ってしまうと話している。

ゲンスラー氏は、イノベーションは興味深いが投資家保護は必要だと強調し、まずは仮想通貨関連企業がSECと対話をするよう呼びかけた。

同氏は法律の明確なルールはすでに多く存在していると主張。その根拠として、仮想通貨企業らを提訴していることや、多くの仮想通貨企業がSECに登録する必要があると説明してきたことを挙げた。なお、明確なルールを事前に示さずに規制を執行するSECには批判もある。

関連トークンの証券問題で新たな裁判事例 LBRY社

SECの調査

ウォール・ストリート・ジャーナルは情報筋の話として、米司法省とSECがFTXを調査していると報じている。SECは、投資家保護の法律に違反がなかったか、また姉妹企業のアラメダリサーチとはどのような関係なのかを調べている模様だ。

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

他にもSECは、同社の米国部門「FTX US」を調査。FTXとFTX USの関係を示す書類を提出するよう求めているという。

FTX USについては、数カ月前から調査を行なっている模様。これはFTXの財務危機に関する内容ではなく、上場している銘柄が有価証券に該当していないか、FTXのレンディングサービスが証券法に違反していないかを調べている。一方、FTX USは本日、数日以内に取引停止の可能性があることを顧客に通知している。

また、ウォール・ストリート・ジャーナルは、SECが同様に米コインベースやバイナンスに対しても調査を行なっていると報じた。

関連バイナンス、FTXの買収は行わないと正式発表

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。
06:05
USDC発行のサークル社、4月下旬IPO申請へ JPモルガンとシティを起用
ステーブルコイン大手サークル社が4月下旬にIPO申請予定。USDCの時価総額が1年で倍増し600億ドルを突破、テザーとの競争激化。JPモルガンとシティが上場支援へ。
05:40
トランプ一族、DeFiプロジェクト「WLFI」の支配権を強化 ロイター報道
トランプ一族が開発中のDeFiプラットフォーム「World Liberty Financial」の経営権を強化。共同創設者が離脱し、トランプ家が収益の75%を獲得できる新体制に移行。これまでに5.5億ドルを調達し、約4億ドルがトランプ家に渡る見込みである。
03/31 月曜日
17:51
SBI VCトレード、gumi株主向けにビットコイン1,600万円分を抽選配布キャンペーン
SBI VCトレードがgumi株主向けに総額1,600万円相当のビットコインを抽選配布する。口座開設とエントリーで参加可能な注目の株主優待キャンペーン。
15:07
イーロン・マスク、連邦政府DOGE省と仮想通貨ドージコインの関連性を否定
イーロン・マスク氏が米ウィスコンシン州のタウンホールミーティングで、トランプ政権の連邦政府効率化局(D.O.G.E)と暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の間に関連性はないと明言した。今年2月のドージコインのマスコット表示で生じた市場の思惑は誤りだったことが改めて確認された。
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。
13:03
米バンカメ「貿易戦争の資産逃避先ではゴールドが圧倒的優位」
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査で、トランプ関税を背景とした貿易戦争時の避難資産として、金(ゴールド)が仮想通貨ビットコインより圧倒的に好まれていた。投資家の避難先として注目されているのが、パクソス社が発行するPAXG(Pax Gold)やテザー社が発行するXAUT(Tether Gold)、国内では三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行するジパングコイン(ZPG)がある。
11:16
仮想通貨市場など全面安 命運を左右するトランプ関税発表が4月2日に迫る
4月2日に迫るトランプ米大統領の関税発表が株やビットコイン(BTC)市場に大きな不確実性をもたらしている。著名投資家は今年最大の市場イベントと位置づけ3つのシナリオを提示した。一方、ピーター・ブラントはビットコイン(BTC)の65,600ドルへの下落リスクを警告している。
09:51
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制導入か 「金融商品」に分類する法改正案提出へ=報道
日本経済新聞の報道によれば、金融庁が2026年を目途にビットコインなど仮想通貨を金融商品とする金商法改正案を提出予定。暗号資産(仮想通貨)のインサイダー取引規制も新設する見込み。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧