WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週のビットコインは三役好転などテクニカル的に強気|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週(1/7(土)〜1/13(金))の仮想通貨相場

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が今週のビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

1/7(土)〜1/13(金)の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は確り。ドル建てではFTXショックで割り込んだ昨年6月の安値を回復し、一時は1.9万ドルにタッチした(第1図)。

【第1図:BTC対ドルチャート(日足)】出所:bitbank.ccより作成

6日の米雇用統計で賃金上昇率が減速したことでリスク選好度が上向いて始まった今週のBTC相場だったが、10日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を控え230万円手前で失速した。

一方、パウエル議長が金融政策について具体的な発言を避けたことで安心感が広がったことや、世界銀行(WB)が2023年の世界経済の成長率見通しを引き下げたことで、各国中銀の政策引き締めペース緩和期待が浮上し、BTC相場は10日米時間に230万円を回復した。

その後も12月の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、インフレ減速期待が相場の支えとなると、一部アルトコイン相場の上昇も追い風となり、BTCは240万円を回復。12日には一時上値を重くする場面もあったが、米CPIが市場の予想通りに減速すると、BTCは米国債利回りの低下に逆行高となり一段高を演じた。

【第2図:BTC対円チャート(1時間足)】出所:bitbank.cc

雇用統計では失業率が3.7%から3.5%に改善するサプライズがあった一方、インフレの種となる賃金上昇率が減速し、市場にとっては後者が材料視された格好だった。CPIも前年比で6カ月連続の減速となり、10月から3カ月連続で0.5%ポイント以上の減速となった。

来週は18日に12月の米生産者物価指数(PPI)の発表を控えている他、日本銀行(日銀)の政策決定会合と四半期見通しの発表があり、ドル安の流れが続く結果となればBTC相場にはプラスか。

市場では米国の景気とインフレの減速により2月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)から25bpへの利上げ幅縮小の織り込みが進んでおり、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁も12日、この先は25bpずつの利上げが適切であると発言した。

利上げサイクルの出口が見え隠れし始めている現状ではあるが、BTCをはじめ米株の順調な戻りから鑑みれば、来月のFOMCまでに買い息切れとなる可能性も頭の片隅に入れておきたい。

また、今週のパウエル議長はこうした市場の期待感を強く牽制しなかったが、このまま米株が戻り順調となれば、FOMCで強めの口先介入があってもおかしくなさそうだ。

テクニカル的には、BTC対ドルは保ち合い上放れと一目均衡表の三役好転示現により強気の推移と言え、200日線(19,506ドル)や節目の20,000ドルは目先の上値目途となろう。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

前回のレポート:ビットコイン先物市場は買い持ちに、指標発表後の値動きには注意

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/01 日曜日
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/30)|バイナンス流出・BTC価格予測・リップルの発表のまとめ
今週は、リップルによる年間プロダクト収益のランレート発表、グーグルのセキュリティツール限定公開、ビットワイズによる仮想通貨ビットコインの価格予測、バイナンスの不正流出に関する記事が関心を集めた。
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
09:20
北朝鮮ハッカー、バイナンス1兆円窃盗の大半をわずか約20分で実行 秘密鍵に頼らず署名悪用
バイナンスで1兆円相当の資産が流出し、大半が約20分に集中したことが判明。分析会社は秘密鍵の盗難・漏洩ではなく署名の仕組みへの侵害と指摘し、EIP-7702が悪用された手口を踏まえ、承認ルールの独立判定などの対策を挙げた。
07:32
米CFTC委員長、バイナンス被害めぐり仮想通貨取引所が選べる伝統金融並みの保護を提案
米商品先物取引委員会(CFTC)のセリグ委員長は30日、バイナンスで29日に起きたハッキングを受け、仮想通貨取引所が任意で連邦登録できる選択肢を設ける考えを示した。米国のデリバティブ市場と同じサイバー対策などが適用される。
07:05
米仮想通貨関連株が全面安、1兆円規模のハッキングも市場全体への脅威は限定的とアナリストが見解
30日の米国株式市場ではバイナンスの1兆円不正流出事件を受けて、コインベースが10.62%、サークルが9.3%下落した。ウォール街の3社は市場全体の脅威になる根拠は乏しいとみている。
06:20
トランプ大統領、バイナンス1兆円被害めぐり北朝鮮関与の可能性を調査中
トランプ大統領は30日、仮想通貨取引所バイナンスのハッキングに北朝鮮のハッカー集団が関与したか調べていると話した。チェイナリシスは1兆円近くのハッキングは北朝鮮によるものだと強く確信している。
06:05
バイナンス、ハッキング被害の補償に約1兆円を確保
バイナンスは31日、ハッキング被害の補償に自社資金63億4000万ドル超を確保したと明らかにした。被害額の約80%分は流出と同じトークンで保有しており、残りも買い付けを進めている。
10/30 金曜日
21:25
SBI VCトレードとビットバンク、バイナンスの暗号資産流出で顧客資産に影響なし
SBIホールディングスが30日、バイナンスの暗号資産不正流出事案について、子会社各社のバイナンスに対するエクスポージャーは現時点で限定的で、連結業績への影響はないと発表した。SBI VCトレードとビットバンクの顧客資産への影響もない。
19:10
バイナンス、ハッキング調査で複数の侵入箇所が判明
バイナンスは30日夕方、仮想通貨の流出事件で他の侵害箇所が見つかったと公表した。出金サービスは45時間後の再開に向けて予定通りに進んでいるという。
17:29
レジャーに続きトレザーでも不正部品の報告 東南アジア販売店経由
ハードウェアウォレット大手トレザーは30日、東南アジアの販売店クリプトビリスが売ったSafe 5に不正部品が組み込まれていたとの報告を公表。同店で3月以降に購入した利用者に新しいリカバリーフレーズでの資金移動を求めた。レジャーの改ざん事件に続く報告。
16:45
フランス上院、仮想通貨の税務報告枠組み「CARF」合意の法案可決
フランス上院は、仮想通貨の税務情報を各国当局と交換する枠組み「CARF」を承認する法案を可決した。次は国民議会で審議され、成立すれば2027年に交換が始まる見込みだ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧