はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Zaifトークン暴騰の要因/COMSAとの関係性について

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

注目度の低かったZaifトークンが大きく価格を動かした
利用方法が少なく、あまり注目を集めることはありませんでした。しかしここ数週間のTwitterでの騒動を経て、価格を大きく上下させました。
ZaifがCOMSAとの関係性を一度否定
COMSAトークンの特典から派生したZaifトークンに対しての噂、それを否定するZaif公式からの発表、その発表を受けて価格が下落しZaifのサーバーがダウンしました。
その後前言を覆し、「ZaifトークンでCOMSAのICOに参加した場合2%分のボーナス付与」等の発表
Zaifトークン建てでCOMSAトークンを買った時などに付与する様々な特典を発表し、再度価格を上げました。

Zaifトークンとは?

Zaifトークンは、テックビューロが運営するZaifという取引所が発行しているトークン(仮想通貨)です。

Zaifトークンの目的は当初設定されていませんでした。

このZaifトークンと連動していた唯一のイベントでありアプリでもある「takara」は、ポケモンGOのように携帯を持って全国各地にあるバーチャル上のお宝を探し、コンプリートなどで貰える賞金やお宝をzaifトークンと交換できる(要するに現金化できる)というものです。

しかし、以前はこれ以外に公の利用方法がなかったのです。

なぜ25倍もの高騰を見せたのか?

このグラフではずっと動きのなかったzaifトークンが一気に高騰していることがわかります。0.1円で推移していたものが約25倍の2.5円まで高騰したのです。

この高騰についてですが、公式からの発表は一切関係ありません。

ではなぜ価格が上がったのでしょうか?

これはCOMSAというICOプラットフォームとしてICOを全面サポートをするプロジェクトに起因しています。

このCOMSAというプロジェクトに参加する企業(ICOを日本でやりたい企業です)のICOトークンを購入する時、お得に購入できるなどの特典がCOMSAのトークンには与えられていました。

株でいう株式報酬という形で捉えてもらえればわかりやすいと思います。

COMSAでICOをする企業が成功し、参加したい企業が増えればICOをお得に購入できるCOMSAトークンも需要増により、高騰するという流れです。

今回目をつけて欲しいのは、COMSAトークンが特典を与えているという点です。

これに目をつけた誰かが、噂でまだ何も発表がないZAIFトークンにも何かしらの特典がつく、という情報をツイッターや自身のブログ上で配信しました。

もともとそれ程多くのお金が入っていたトークンではないと思われるので、人が集まるとともに価格が上昇、それに伴いよりその噂が仮想通貨界隈に広まりました。

公式からZaifトークンの意味についての発表、そして暴落

このような高騰をしている相場は1日ももちませんでした。

Zaifの公式からZaifトークンについて詳しい発表がツイッターで行われたためです。

このように上記の噂が一度一蹴されてしまったのです。

ここからZaifにとってもZaifトークン保有者にとっても、気が気でない数時間が訪れます。

まずZaifトークンはこのツイッターの報道を受け価格を下げ始めました。相場も急騰していただけあって、落ち始めた時に売りに入る人は多くいたと思われますが、このタイミングでZaifの取引所がアクセス殺到によりサーバーダウンしました。

このことに関してテックビューロの秋山社長からも対応のためのチャットが用意されました。

暴落している時にサーバーがダウンするというのは投資上致命的で、価格暴落に拍車がかかる可能性もあります。

これは真逆の例になりますが、リップルの大幅高騰によるアクセス集中でPoloniexがサーバーダウン、世界のリップル価格が落ちたという事件も記憶に新しいですね。

このことから価格は一時2.5円から0.5円まで値を落としました。

その後のZAIFの対応とZAIFトークンの使い道発表

この暴落には多くの反応があり、サポートとして対応を検討するというZAIF側からのアナウンスが流れ、ZAIFトークンとCOMSAの連携についての公式発表がされました。

COMSAトークンセールにおけるZaif利用者特典の予定とその概要

原文はこちらから

ZAIFトークンに関しての発表をまとめると

  • ZaifトークンでCOMSAのトークンを購入可能に(今まではBTC,ETH,XEMのみ)
  • ZaifトークンでCOMSAのICOに参加した場合2%分のボーナス付与
  • Zaifトークンの保有量ランキングを開催、上位にCOMSAトークンを付与

という内容になっています。

一番重要となるのは2%のボーナス付与についてです。

COMSAのICOは多くの方に注目されているもので、多額の投資を予定されている方も多くいると思います。

このことから、2%でも多くのボーナスを獲得できる点は少しお得感があり、再度Zaifトークンを買う理由になり得ます。

これにより、Zaifトークンが一時的に利用価値が与えられたことになります。

この発表を受け暴落したZAIFトークンも高騰時までとはいかないですが、価格を戻しています。

今後の注意点

一時的に利用価値が与えられたZAIFトークンですが、これはCOMSAのICOまでとなります。

CMSトークン上場後CMS/Zaifトークンの取引できるかは未定となります。

その他今回のように急騰している相場というものに乗っかる場合は細心の注意が必要となるでしょう。

まとめ

数日で高騰と暴落、そこからの値戻しと多くの動きを見せたZaifトークンとZaif取引所。

日本人の投資家の方々は日本では取り扱っていない通貨などを入手しようとすることも多くあると思いますが、上記のことを踏まえても情報に強いことがとても重要になると思います。

特に仮想通貨とTwitterは切っても切り離せない関係で、情報配信、または収集する場として一際大きな賑わいを見せています。

仮想通貨はまだまだ少ない情報で価格を大きく変える業界ですので、運営やそれに関わる企業のコメント一つで影響が出ます。それ程Twitterは投資家の方々には重要なものとなっています。

私達CoinPostも皆様に海外情報を含め情報をいち早くチェックして頂くため、Twitterを利用しています。Feedlyなども直接記事をピックできる情報収集にはとても便利となっていますので、合わせてご活用ください。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/18 金曜日
12:26
スイの注目プロジェクト「Walrus(WAL)」、将来性・購入方法を解説
Walrus(WAL)は分散型ストレージであり、暗号資産(仮想通貨)です。Sui Networkを活用した高度な技術、将来性、買い方、投資リスクまで徹底解説。
11:40
仮想通貨市場の時価総額が4兆ドル突破、上昇余力は?=指標が示す動向
マーケットアナリストは仮想通貨ビットコインの短期保有者利益率13%で過熱感なし、13万7000ドル突破で大量売却の可能性を指摘。ビットコイン優勢に陰り、アルトシーズン指標点灯でアルトコインへの資金回転開始の兆しも。
10:25
サトシ・ナカモトのビットコイン資産推定20兆円、ビル・ゲイツ氏を上回る
仮想通貨ビットコイン価格上昇により、BTC創設者サトシ・ナカモトの資産が約20兆円に達し、ビル・ゲイツ氏らを上回る世界11位の億万長者となった。
10:00
Ondo Finance、米国債と銀行預金に裏付けられた「USDY」をSeiネットワークに導入
Ondo Financeが短期米国債と銀行預金に裏付けられたトークン化商品「USDY」をSeiネットワークに導入。高速処理と並列実行を特徴とするSei上で、DeFiやDAOでの活用が可能に。
09:50
「トランプ政権は仮想通貨の少額免税措置を支持」報道官
米報道官は、トランプ大統領と現政権は仮想通貨の少額免税措置を支持していると発言。仮想通貨決済を容易で効率的にする狙いがあると説明した。
09:45
仮想通貨ほぼ全面高、米下院3法案可決の歴史的ウィークに|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
09:20
アダム・バックのビットコイントレジャリー企業BSTR、3万BTC保有で上場へ
ハッシュキャッシュ発明者アダム・バック氏率いるBSTRが15億ドル調達でSPAC合併。3万21BTCの保有で上場企業ビットコイン資産4位の規模となり、機関投資家向けサービス展開へ。
07:55
XRPが史上最高値を更新、米仮想通貨法案の可決などが追い風に
XRPが12%上昇し史上最高値3.5ドルに到達、時価総額2050億ドルで第3位に。米下院の仮想通貨法案可決とリップル社SEC和解申請が追い風となり大幅上昇。
07:20
コインベースのL2「Base」、10倍の高速化を実現
仮想通貨イーサリアムのL2「Base」のプロジェクトは、Baseの処理が10倍速くなったことを発表。ゲームやリアルタイムのトレードなど、速い処理が必要なユースケースでの活用が期待される。
06:55
9兆ドルの年金市場に仮想通貨投資解禁へ、トランプが大統領令準備=報道
トランプ大統領が401k退職金制度への仮想通貨、金、プライベートエクイティ投資を解禁する大統領令を準備。9兆ドル規模の退職金市場開放で投資選択肢が大幅拡大される見込み。
06:30
シャープリンク、ETH追加購入のため最大60億ドルの株式発行へ
シャープリンク・ゲーミングがA.G.P.との契約を改訂し、最大60億ドルの普通株発行へ。調達資金は主に仮想通貨イーサリアムの追加取得と運転資金に活用。
06:00
ピーター・ティール出資のビットマイン、ETH保有額が1500億円超に
米上場のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが7月17日、仮想通貨イーサリアム保有量30万ETH突破を発表。10億ドル超の評価額でシャープリンクとともに上場企業最大。
05:35
仮想通貨規制に歴史的進展 米下院が3法案を可決
米下院はGENIUS法案、CLARITY法案、反CBDC法案の仮想通貨規制3法案を可決。ステーブルコイン規制と市場透明化で包括的枠組み構築を実現。
07/17 木曜日
17:30
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
14:15
億万長者投資家ピーター・ティール、ビットマイン株9.1%取得でETH財務戦略を支援
著名投資家ピーター・ティール氏が、米上場企業ビットマイン社の株式の9.1%を取得したことが、米証券取引委員会への提出書類から明らかになった。ティール氏の投資は、イーサリアム財務戦略に対する支持の表明と受け止められ、同社の株価は一時30%急騰した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧