CoinPostで今最も読まれています

次期日銀総裁が明らかに、来週は米CPI|11日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/11(土)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,869ドル +0.5%
  • ナスダック:11,718ドル -0.6%
  • 日経平均:27,670円 +0.3%
  • 米ドル/円:131.4 -0.08%
  • 米ドル指数:103.5 +0.3%
  • 米国債10年:年利回り3.7 +1.6%
  • 金先物:1,875ドル -0.17%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:21,720ドル -0.8%
  • イーサリアム:1,514ドル -2.1%

本日のニューヨークダウは反発したが、IT株などの売り先行でナスダックは続落した。想定以上の米FRBの利上げ継続への懸念が高まっており、米国債利回りは急上昇した。

現在、市場参加者は日本時間来週14日(22時30分)発表予定のCPI(米消費者物価指数)に目を向けている。CPIの示すインフレ圧力は昨年10月から鈍化し続けてきたが、1月の強い雇用統計を背景に仮に1月の結果が予想を上回った場合、年内利下げへの期待は大きく後退するだろう。

  • CPI(前月比 改定値):前回+0.1%(発表値-0.1%) 予想+0.5%
  • コア(前月比 改定値):前回+0.4%(発表値+0.3%) 予想+0.4%

ロイターによると、JPモルガンのエコノミスト ダニエル・シルバー氏は、全体として、季節調整係数の改定によりインフレ見通しに大きな影響が出るとは思えない。ただ、季節調整済み数値がこのところ強い傾向にあるため、今後は多少の上昇リスクはあるかもしれないとコメントしたという。

また、景気の先行指標とされる米ミシガン大学消費者態度指数の2月速報値は予想を上回り、2022年1月以来13カ月ぶりの高水準を付けた。1月の株市場好調で株式を保有する消費者の家計などが支えられ、楽観的な観測につながったようだ。一方、1年先の期待インフレ率は4.2%と1月の3.9%から上昇したが、昨年上半期の水準を大きく下振れたままだった。最近のガソリン価格の上昇が短期インフレ期待の上昇の原因と思われる。

  • 消費者態度指数:今回66.4 前回64.9 予想65.1

関連ナスダック・仮想通貨全面安 コインベース株大幅下落|10日

2月の重要な経済指標日程

  • 13日8時50分(月):日本10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
  • 14日22時30分(火):米1月 消費者物価指数(CPI)
  • 15日22時30分(水):米1月 小売売上高
  • 23日22時30分(木):米10-12月期 四半期GDP個人消費とコアPCE・改定値
  • 24日22時30分(金):米1月 個人消費支出(PCEデフレーター)
  • 24日24時(金):米ミシガン大学消費者態度指数2月・確報値

関連仮想通貨市場も注目のCPI(消費者物価指数)とは|わかりやすく解説

米国株

決済サービス大手PayPalは決算を受け上昇。アクティブ顧客アカウント数の伸びと総取扱高も予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。また、9日に発表した2023年通期の利益見通しは市場予想を上回っている。

PayPalの仮想通貨事業については、2022年12月31日付で2.9億ドル相当のビットコイン、2.5億ドルのイーサリアム、および約6,300万ドルのビットコインキャッシュとライトコインを保有。前四半期より少なくなった。PayPalはこれら4銘柄の売買サービスを提供しているため保有分は在庫となる。

一方、PayPalは当初計画していた独自のステーブルコインプロジェクトを中止。昨年のテラステーブルコイン崩壊などが影響したとみられる。

関連ビットコイン急落で調整局面入りか、ステーキング可能なPoS通貨に新たな試練

個別銘柄の前日比では、NVIDIA-4.8%、c3.ai+2.3%、ビッグベア.ai-0.2%、テスラ-5%、マイクロソフト-0.2%、アルファベット-0.4%、アマゾン-0.6%、アップル+0.25%、メタ-2.1%、コインベース-4.2%、ペイパル+3%。

関連仮想通貨投資家にもオススメ、お得な株主優待「10選」

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|57ドル(-4.2%/-24%)
  • マイクロストラテジー|243ドル(-2.2%/-15%)
  • アルゴ・ブロックチェーン|1.9ドル(+0.5%/-3.6%)

関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

次期日銀総裁

ドル円は1ドル=131.4円、前日比-0.08%。次期日銀総裁の人事が固められたことを受け、円は一時急上昇する場面が見られた。

出典:Yahoo!ファイナンス

次期日銀総裁について、岸田総理大臣は10日、4月で任期終了となる黒田総裁の後任に日銀の元審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する意向を固めたことが報じられた。学者出身の総裁は戦後初めてで、米ウォール・ストリート・ジャーナルは「学者としての経歴をもつ植田氏は、伝統的に財務省か日銀の出身者が就任している総裁としては異例だ」とコメントした。

植田氏の政策スタンスに関しては、日銀の審議委員として「ゼロ金利政策」や「量的緩和政策」の導入を理論面で支えた経緯があり、昨夜の会見では今の大規模な金融緩和について「金融緩和の継続が必要であると考えている」と話した。しかし、今後政策修正の可能性が高いとの声も上がっている。

昨年12月日銀は事実利上げとされる長期金利の許容変動幅引き上げ(プラスマイナス0.25%程度からプラスマイナス0.5%程度へ)を実施したことで今年はさらなる利上げが進むと一部から懸念されていたが、1月の金融政策決定会合では大規模金融緩和策が維持された。YCC(イールドカーブ・コントロール)の政策枠組みは継続しており、長期金利上限(10年金利の誘導上限)は0.5%程度にとどまっている。

関連日銀金融政策会合、緩和維持で「円安・ドル高」急伸 日経平均株価や円建てビットコインなど上昇

関連仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

今週のGMラヂオ

関連第5回「GM Radio」、クロスチェーンUX最適化目指すConnextが参加へ

第5回GM Radioは今週木曜日に開催された。ゲストのConnextの共同創設者Rahul Sethuram氏で、米VC関連の動向や、ConnextのパブリックローンチやxAppsのメリット、今後の計画などについて語った。

先週のGMラヂオ

先週金曜日には第4回GMラヂオを開催した。ゲストは2回目の参加となるLayerZero Labsの共同創設者や、DeFi Kingdomsの創設者ら4名で、「クロスチェーンゲームの可能性」や「ブロックチェーンゲームの課題点」などについて語り合った。

関連第4回「GM Radio」開催、ゲストはDeFi Kingdoms幹部ら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧