5/31(火)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,042ドル -0.1%
- ナスダック:13,017ドル +0.3%
- 日経平均:31,328円 +0.3%
- 米ドル/円:139.7 -0.4%
- 米ドル指数:104 -0.1%
- 米国債10年:年利回り3.69 -3.3%
- 金先物:1,977ドル -0.01%
- ビットコイン:27,731ドル +0.1%
- イーサリアム:1,904ドル +0.7%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウ・ナスダック
本日のNYダウは−50.5ドルと小幅に下落。ナスダックは+41.7ドルで取引を終えた。米債務上限の交渉について先週末バイデン大統領とマッカーシー下院議長の間で合意したことが市場に好感されていたものの、議会での採決におけるリスクは依然残っている格好だ。
米債務上限交渉で合意
米時間27日夜、バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長は連邦政府の債務上限引き上げで最終合意に達した。懸念されていた米国政府によるデフォルト(債務不履行)は回避できそうだ。
これから議会審議に移り、米時間31日に議会下院で法案の採決を行う予定だ。法案を批判する一部の民主党の急進派や共和党の保守的議員(自由議員連盟)もいるが、バイデン大統領は昨日「6月5日(Xデー)までに成立できない理由は無い。両院で可決する自信がある」と自信を示した。
一方、法案が採決されれば、一部の政府支出が抑制されることになり、近年の高金利や銀行問題から生じた信用供与の減少によって既に圧迫されている米経済に下降リスクを高めてしまう恐れがある見方が出ている。
ブルームバーグによると、KPMGのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は「金融政策が景気抑制的で、さらにその傾向が強まる公算が大きい中、財政政策もやや抑制的となる可能性がある」と述べたという。
なお、先週発表のGDP改定値やPCEデフレーターなど最近の経済指標が依然として経済の底堅さを示していることから、市場は6月14日のFOMCでの0.25ポイント追加利上げ確率を66%程度まで上げている。
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米国債
上述の合意案が可決されることへの期待から、3-10年債を中心に利回りが低下した。
ドル円は続落。米国債利回りの低下を背景に売りが強まり、一時139.58円まで値を下げた。
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今週の経済指標
- 6月1日21時15分(木):米5月ADP雇用統計
- 6月1日22時45分(木):米5月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
- 6月1日23時(木):米5月ISM製造業景況指数
米国株 エヌビディアは時価総額1兆ドル突破
IT・ハイテク株は本日も堅調な展開となった。銘柄の前日比:NVIDIA+2.9%、AMD-1.3%、c3.ai+33.4%、テスラ+4.1%、マイクロソフト-0.5%、アルファベット-0.7%、アマゾン+1.2%、アップル+1%、メタ+0.1%。
エヌビディア
米大手GPUメーカーのエヌビディアの時価総額は半導体メーカーとして世界で初めて1兆ドルに到達した。人工知能(AI)関連の主導役として世界のAI関連株を押し上げた格好だ。
先週発表の同社の強気な5-7月期売上高見通しのほか、29日にAI向けのスーパーコンピューター「DGX GH200」などを発表したことも材料視されたようだ。
DGX GH200は、巨大な生成AIアプリケーションなどの開発を可能にするスーパーコンピューターで、年内に提供を開始する予定。Google Cloud、マイクロソフト、メタといった大手企業も活用する予定だという。
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新世代の人工知能関連製品市場を牽引する半導体のメーカーでは、エヌビディアが最大手。ライバルには米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やインテル、日本のアドバンテストなどがいる。
ANAグループ
ANAグループは30日、エアライングループとして世界初であるNFT(非代替性トークン)のマーケットプレイスを立ち上げた。
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エアライングループとして世界初🎉
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また、旅をテーマとするメタバース空間「ANA GranWhale」の開発を進めている。
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仮想通貨関連株連れ高
- コインベース|61.1ドル(+7.4%/+7.4%)
- マイクロストラテジー|299.2ドル(+4.9%/+4.9%)
- マラソン・デジタル|9.4ドル(+5.4%/+5.4%)
- ライオット・プラットフォームズ|12ドル(+10.1%/+10.2%)
マラソンやライオットといった仮想通貨マイニング株は、ホワイトハウスが提案した「デジタル資産マイニングエネルギー(DAME)消費税」が債務上限引き上げの合意内容から除かれたことを受けて大幅に上昇した。
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