はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

テザー社、持続可能なビットコイン採掘を推進へ ウルグアイにリソースを投資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイニングを持続可能に

米ドルステーブルコイン「USDT」などを発行するテザー社は30日、南米のウルグアイでリソースを投資し、エネルギー生産と持続可能なビットコイン(BTC)マイニングに取り組むことを発表した。

「再生エネルギー大国」として知られる同国でエネルギー分野に事業を拡大し、技術で世界を主導することが最終的な目的。今回の投資を通して、エネルギーのイノベーションと暗号資産(仮想通貨)の未来に注力するとした。

ウルグアイでは、現地でライセンスを持つ「ある企業」と協業すると説明。仮想通貨メディア「CoinDesk」によれば、テザー社の担当者は「2023年3Q(7月から9月)までにマイニング施設の運用を開始する予定である」と明かしたという。

テザー社は、再生可能エネルギーに投資を行い、持続可能なビットコインマイニングを支援・推進する。このプロジェクトのためにエネルギー業界の専門家を雇用し、現在はチームを強化しているとした。

同社のPaolo Ardoino最高技術責任者(CTO)は、今回の発表で以下のようにコメントしている。

ビットコインの力と、ウルグアイの再生エネルギー能力を利用して、テザー社は持続可能で責任あるマイニングを主導していく。

最先端の技術と持続可能性、金融イノベーションを組み合わせ、今回のような取り組みの先頭に立つことを誇りに思っている。

マイニング(採掘)とは

コンセンサスの仕組みにプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用する仮想通貨の取引を検証・承認する作業を指す。マイニングに成功すれば報酬を得ることが可能。取引の検証には大量の電力を消費するため、マイニングには批判の声も上がっている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかる、ビットコインのマイニング(採掘)とは 3種類の方法を解説

ウルグアイの再生エネルギー

今回の発表でテザー社は、ウルグアイは電力の94%を再生可能エネルギーで賄っているというデータを引用。同国が再生可能エネルギー大国であることは、日本でもよく知られている。独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)は昨年6月、同国について「風力、太陽光発電の適地である」と伝えていた

テザー社は、ウルグアイはエネルギーインフラに多額の出資を行っており、電力のシステムが強靭であると指摘。同社が効率性と持続可能性が高いマイニングを行うのに、ウルグアイは最高の場所であると考えたと説明している。

同社は、今年1Q(1月から3月)の純利益が史上最高額を記録。今月には、正味実現営業利益の最大15%を、規則的にビットコインの購入に使用していくとも発表していた。

関連テザー社「今月から規則的にビットコインを購入していく」

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。
06:15
Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安
Bybitハッキング犯による40億規模のイーサリアム大量売却が仮想通貨に影響。ETHが前日比-6.3%。
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧