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Slash Vaultsベータ版公開、NFTにウォレット機能を付加するソリューション

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Slash Vaultsベータ版公開

暗号資産(仮想通貨)決済「Slash Payment」を手掛ける「Slash Fintech Limited」は28日、相互運用性プロトコル「Slash Vaults」のベータ版を開始した。これはNFT(非代替性トークン)にウォレット機能を付与するもので、各NFTをアクセスキーとしてステーブルコインなどの資産管理が可能になる。

出典:Slash Fintech Limited(以下全て同じ)

これにより、ユーザーは各NFTのウォレット機能に各種トークンを預ける(Deposit)、または引き出す(Withdraw)ことができる。さらに時間制限による預入(TimeLock)という機能も使用可能だ。

具体的な活用例としては、Slash Vaultsで設置されたユーザーのNFTウォレットを対象に、NFTプロジェクト側がエアドロップキャンペーンを実施することが可能になる。エアドロップを受け取ったユーザーは、そのNFTを通じて受け取ったトークンを引き出すことが可能となる。

また、ユーザーはSlash Vaultsに各ブロックチェーンのネイティブトークンや4種類のステーブルコインを預けることができる。預けられたトークンはSlash Vaults上で保管され、NFTを保有するユーザーだけがそれらを引き出すことができるというのが特長だ。

リリース初日には、Slash Vaultはイーサリアムのテストネット『Ethereum Goerli』で利用可能。。そして、2023年の第3四半期(7-9月)にはパブリックリリース、及びPolygonに対応する予定とのことだ。

Slash Vaultsには、各ブロックチェーンのネイティブトークン、ステーブルコイン4種類を預入することができます。 預入したトークンはSlash Vaults上に保管され、NFT保有者しか引出しする事ができないのが特徴だ。

リリース当初、Slash Vault(β)はイーサリアムをサポート。※現在はTestnetで、Ethereum Goerliで利用が可能となっている。2023年Q3(7-9月)中にPolygonに対応予定だ。

「Slash Vaults」は、保有や売買を基本としていたNFTに相互運用性プロトコルといった新しい概念とユーティリティを組み込むことを目的とする。ブロックチェーン技術の相互運用性を探求する革新的なソリューションとして、Slashにおける第2の主力事業に位置づけられている。

関連:「Slash Vaults」ベータ版リリース、NFTのユースケース拡大図る

Slash Vaultsロードマップ

「Slash Vaults」の時間制限預入機能「TimeLock」は、ユーザーがトークンを預ける際に設定すると、指定した日時までトークンがロックされる。これにより、トークンを保有することによるインセンティブ設計が可能になる。期限前のロック解除は、NFTを保有しているユーザーであっても不可能となり、NFTが譲渡されたとしても、ロックは新たな所有者に引き継がれる。

さらに、2023年の第4四半期(10月から12月)には、NFTをアクセスキーとして使用し、預けたトークンを用いて行う「Investment」機能と、ガスレス決済「Slash Vaults Pay」の提供が予定されている。「Investment」機能は、NFTを通じて、さまざまな投資ポートフォリオを構築することができる。これにより得られた利回りは「Slash Vaults」に還元される。

また、「Slash Vaults」を利用した「ガスレスPay」は、ユーザーがウォレットで保有しているNFTをアクセスキーとした新しい暗号資産決済の実現により、トランザクションのためのネイティブトークンを必要としない。ユーザーエクスペリエンスの向上と、トランザクションコストの削減につながる。

関連:仮想通貨決済の「Slash」、国内仮想通貨取引所Zaifと提携

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