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30億円調達の新イーサリアムレイヤー2「Blast」、早期アクセス開始 自動利回り機能で注目集める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

利回付きのレイヤー2

開発段階のイーサリアム・レイヤー2ブロックチェーン「Blast」が20日、ParadigmやStandard Cryptoなど、暗号資産(仮想通貨)業界で著名な投資会社から2,000万ドル(30億円)を調達したことを発表した。

Blastは、イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性があり、Optimistic Rollup技術を採用している。このプラットフォームは、イーサリアム(ETH)およびステーブルコインに対し、自動的に利回りを提供するという特長を持っている。

ETHに関しては、ステーキングを通じてユーザーと開発者に利回りを提供し、資産の価値を自動的に増やす機能を備えている。Blastのウォレットに保管された1ETHが、時間の経過と共に1.04ETH、1.08ETH、1.12ETHへと成長する仕組みだ。

また、BlastプラットフォームにUSDCoin(USDC)、テザー(USDT)、ダイ(DAI)などのステーブルコインを移行すると、新しいステーブルコイン「USDB」へと自動で変換される。USDBは、MakerDAOなどの米国債連動プロトコルに連携し、米国債による金利収益を自動的にUSDB保有者に還元する機能を持っている。

これらの仕組みにより、Blastユーザーは自動的に安定した利益を得ることができる。

レイヤー2は、ブロックチェーンの基礎層(レイヤー1)から独立して機能し、取引やスマートコントラクトの処理をブロックチェーン外で行い、取引速度と効率の向上を目指すソリューション。

Optimistic Rollupsはその代表的な実装例で、取引バッチの有効性を基本的には前提とし、通常、有効性の証明データを公開しない。一方、不正が発生に備え待機期間があり、レイヤー1とレイヤー2間の資産移動には最大7日間の時間が必要になることがある。

関連:ブロックチェーンのレイヤー2とは|種類や注目点、代表的なネットワークを解説

出金機能は24年2月に利用可能に

現在、Blastは招待制の早期アクセスフェーズを実施中であり、参加者はETHに対して年4%、ステーブルコインに対して年5%の利回りとBlastポイントを獲得する機会が提供されている。アーリーアクセスメンバーは、ブリッジした資産の量や招待した人数に応じて、さらに多くのポイントを獲得できる。

Blastプラットフォームでは、2024年2月にメインネットが立ち上げられる予定。このタイミングで、プラットフォーム上での分散型アプリケーション(dApps)の稼働や資金の引き出しが可能になる。 メインネットが立ち上がるまで、Blastに預けられた資金は引き出すことができないため、資金をプラットフォームに保持し続ける必要がある。

Blastは、プロトレーダー向けのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスBlurの創設者であるPacman氏によって立ち上げられた。Pacman氏は、Blast上で独自のレイヤー2アプリケーションをデプロイする計画を明かしている。投資会社Egirl Capitalの関係者によれば、BlurはBlast上でNFTの無期限先物取引を展開する可能性があるとの見方が示されている。

関連:イーサリアムの新レイヤー2『Astar zkEVM』発表、Polygonと協業へ

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