はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ジャック・ドーシー氏、ビットコインマイニング分散化を推進する「OCEAN」に投資 シードラウンドをリード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

採掘報酬を直接配布

米国のムーモリン(Mummolin)社は28日、ビットコインマイニング(採掘)の分散化を目指すプロジェクト「OCEAN」について、620万ドル(約9.1億円)の資金調達を行ったと発表した。

このラウンドのリード投資家には、ジャック・ドーシー氏が名を連ねており、Accomplice、Barefoot Bitcoin Fund、MoonKite、NewLayer Capital、Bitcoin Opportunity Fundなどの戦略的パートナーも参加した。

ムーモリンが提唱するビットコインのマイニング分散化プロジェクト「OCEAN」は、ブロック報酬をマイナーに直接配分することが特徴である。

従来のマイニングプールでは、マイナーへの分配前にブロック報酬とトランザクション手数料を独占的に預かることが一般的だった。その結果、運営者の意向や法的要件により、個々のマイナーへの支払いを保留することが可能となっていた。

しかし、OCEANの非カストディアルプールは、ブロック報酬を直接マイナーに支払うことにより、このリスクを排除し、プールがマイナーに対して持つ不当な影響力を取り除く。OCEANのアプローチは、仲介者を極力排除し、マイナーが直接ブロック報酬を受け取ることが可能な非管理型のプールとして位置づけられている。

ジャック・ドーシー氏は、「OCEANは多くのビットコイナーが直面している課題、すなわちマイニングプールの集中化に対処し、ビットコインにとって重要な属性を守ることを目指している」とコメントしている。

OCEANは10月後半に稼働を開始し、執筆時点117マイナーを有す。総マイニング量は348,326 BTCに達している。このプロジェクトは、サウスカロライナ州にある水力発電ダムの余剰エネルギーをビットコインマイニングに転用している。2024年にはビットコインのさらなる分散化とアップグレードの次の段階を発表する予定だ。

関連:ジャック・ドーシー氏、アップルペイのビットコイン対応をティム・クックCEOに要求

ジャック・ドーシー氏の取り組み

ドーシー氏はビットコイン(BTC)推進派としても知られ、自身の事業や個人的な活動を通じて、ビットコインの普及や発展に貢献してきた経緯がある。ドーシー氏はビットコインを「インターネットのネイティブ通貨」と呼び、ビットコインが世界をよりオープンで自由にすると公言している。

同氏がCEOを務める米フィンテック企業であるブロック社が運営する送金アプリ「Cash App」は、数年前からユーザーに対してビットコインの購入機能を提供してきた。ビットコインを利用した支払いオプションや、ライトニングネットワークを通じたコイン受け取りオプションも提供している。最近のビットコイン価格の上昇を受けて、23年第3四半期に、ブロック社のビットコイン販売手数料収益は22%増加した。

関連:GBTCのマイナス乖離が一桁に、アークのビットコイン戦略も奏功

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/10 月曜日
19:00
Analog、独自仮想通貨を4つの取引所に同時上場へ
独自仮想通貨を4つの取引所に同時上場することを、ブロックチェーンの相互運用レイヤーAnalogが発表。ブロックチェーン接続の再構築やトークンのリーチ拡大に向け、大胆な一歩を踏み出すとした。
18:00
シバイヌトリート(TREAT)とは?特徴・買い方・将来性を解説
Shiba Inu TREATを安全に購入する方法を初心者向けに解説します。国内取引所でのETH調達からShibaSwap接続、ウォレット管理まで、DEX取引のメリット・注意点も詳しく紹介します。
17:13
「競合チェーンとの激しい競争に直面」JPモルガンがイーサリアム価格が奮わない理由を分析
JPモルガンの最新レポートによると、イーサリアムは競合ブロックチェーンとの激しい競争に直面し、時価総額シェアが4年ぶりの低水準となった。一方でステーブルコインやDeFi、トークン化分野での優位性は維持しており、機関投資家によるイーサリアムの採用を促進するプロジェクトも誕生している。
16:52
gumi、10億円規模のビットコイン購入を決議 Babylonステーキングで収益化へ
国内上場企業のgumiが取締役会で10億円規模の仮想通貨ビットコイン購入を決議した。Babylonプロトコルのバリデータとして、価格上昇益とステーキング報酬の獲得を目指す。BTC保有でマイクロストラテジーやメタプラネットに追従しつつ、国内上場企業による暗号資産運用の新たなモデルケースとして注目される。
11:53
米オースティン大学、7億円規模のビットコイン寄付基金立ち上げへ
米国のオースティン大学がビットコイン寄付基金を設立した。Unchainedと提携し仮想通貨ビットコインを5年以上、長期運用することを計画している。
11:40
追加のトランプ関税で仮想通貨市場に下押し圧力、警戒感広がる
トランプ大統領による鉄鋼・アルミニウムへの25%関税方針を受け、市場は警戒感を強める。インフレ圧力への懸念からFRBの金融緩和転換が遅れる可能性も。Fear & Greed指数は43まで低下し、「恐怖」圏内で推移。来週の米CPI発表とパウエルFRB議長の議会証言が焦点に。
11:05
トヨタ、グループ初のブロックチェーン活用した社債(トヨタウォレットST債)を発行へ
トヨタファイナンスが初のセキュリティトークン社債を発行。総額10億円、1口10万円で個人投資家向けに2025年2月20日から募集する。
09:24
「政府支出のブロックチェーン化で監査容易に」米コインベースCEOがイーロン・マスクを支持
米コインベースCEOが政府支出のブロックチェーン化でマスク氏に賛同した。透明性向上や支出の監査効率化に期待している。
08:19
金融庁、仮想通貨の有価証券並「金融商品」の扱い検討か 税率引き下げやETF見据え=日経新聞
金融庁が、仮想通貨を有価証券並みの扱いにするための制度設計に着手すると日経新聞が報じた。2026年の法改正を目指し、現行最大55%の税率を金融所得課税と同じ20%へ引き下げる方針。ビットコイン現物ETFの解禁も視野に、投資家保護と市場活性化の両立を図る。
02/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン急落やXRP・LTCのETF申請で進展など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
今週のビットコイン乱高下で推移、米中貿易摩擦が重石に|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストの長谷川氏が2月第1週のビットコイン相場を分析。米加墨の関税問題や日銀の追加利上げ観測による円高進行で上値が重い展開に。一方で、バイデン政権下のFDIC規制見直し方針が下支えとなり、今後は米雇用統計と中国の対米関税発動が焦点に。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|App Storeの海外取引所アプリの使用制限に高い関心
今週は、米仮想通貨特命官の会見、App Storeにおける複数の海外取引所アプリに対する新規インストール制限、アーサー・ヘイズ氏によるビットコイン相場分析に関するニュースが最も関心を集めた。
02/08 土曜日
13:45
仮想通貨関連のAIエージェント市場、ピークから2兆円の時価総額消失
仮想通貨・ブロックチェーンにおけるAIエージェント市場はここ3週間で2.1兆円の時価総額を失い、急激な下落が続いている。
12:55
SBI、仮想通貨事業で過去最高収益 取り扱い銘柄も拡充へ
SBIホールディングスの第3四半期決算で仮想通貨事業が過去最高益を達成。DMM Bitcoin統合や日本初のUSDC取扱いなど事業拡大を加速している。
11:10
ソニーのソニューム、初の音楽NFTコレクション販売開始
ソニーブランドのソニュームは7日、Web3レーベルCoop Recordsと提携し、東京を拠点とするプロデューサーNUU$HIの未発表楽曲を含む初の音楽NFTコレクションを公開した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧