はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米大統領選と仮想通貨、有権者の間で高まるビットコイン政策への関心=Grayscale調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米大統領選と仮想通貨

米国の暗号資産運用会社Grayscaleが発表したアンケート調査「2024 Election: The Role of Crypto(2024年の米大統領選挙における暗号の役割)」によると、暗号資産(仮想通貨)政策が選挙において重要な役割を果たす可能性があると示された。特に若年層の間でその傾向が顕著だ。

回答者の約5分の1がすでに暗号資産を所有している。特にミレニアル世代(現在26歳~42歳)の40%は、暗号資産を将来のポートフォリオに含めることに前向きであり、若い有権者の中には株式よりも暗号資産の保有率が高い傾向がある。さらに、有権者の46%は、暗号資産への投資を考慮する前に規制上の追加政策の策定を待っており、多くが選挙前に暗号資産に関する候補者の立場を考慮している。

この調査は、2024年の大統領選挙に投票予定の成人1,759人を対象に、2022年11月27日から29日に実施された。

12月に開催されたイベントでは、大統領候補の3人が仮想通貨エコシステムの再起動を主張した。このイベントはコインベースが支援するスタンド・ウィズ・クリプト・アライアンスが主催したものである。起業家ヴィヴェク・ラマスワミ氏、元アーカンソー州知事エイサ・ハッチンソン氏、そして民主党の下院議員ディーン・フィリップス氏は、デジタル資産に対する明確で一貫した規制の枠組みを作ることについて同じ方針を共有した。

コインベースは9月に、アメリカ人の5000万人以上が暗号資産を所有しているとするキャンペーンを開始した。同社は、これが大きな有権者層を形成しており、政策立案者がこの事実に対応すべきだと強調している。また、同社は、暗号資産を所有する人口の15%に対して、暗号資産を取り締まる専制的な法律や政策に対抗するよう呼びかけている。

関連:米コインベース、中間選挙に向け有権者登録ツールをローンチ

インフレヘッジとしてのBTC

出典:Grayscale

Grayscaleの調査結果では、回答者の26%がインフレを最も懸念していることが判明。暗号資産に詳しい回答者ほど、インフレやその他のマクロ経済的な出来事によってビットコインに興味を持つ傾向が強いことが明らかになった。一方でGrayscaleは、ビットコインに対する理解を深めるためには、「さらなる教育が必要」であるとも指摘している。

なお、世界有数の投資会社ジェフリーズは、通貨価値の低下とインフレの再来に対する「重要なヘッジ」として、ビットコインを金と同等に位置づけている。10月4日の投資家向けメモでは、年金基金を含む米ドルベースの長期世界投資家にビットコインに10%を割り当てることを推奨していた。

関連:アルゼンチンの新政権、ビットコインの契約書利用を許可

ブロックチェーンに対する期待

Grayscaleの調査では、有権者の46%が暗号政策の追加を待っており、規制の明確化を望んでいることがわかった。Z世代とミレニアル世代は、株式よりも暗号資産を多く所有しており、それぞれの世代の有権者の過半数が「暗号とブロックチェーン技術は金融の未来である」と考えている。

18〜34歳の有権者の大多数は、明確な政策および/または規制があれば暗号資産への投資意欲が「大いに」または「ある程度」高まると回答している。

Grayscaleは、2024年のビットコイン半減期、米国でのビットコイン現物ETFの上場承認の可能性、米国連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの可能性などを背景に、ビットコインが追い風に直面する可能性が高いと締めくくった。

関連:「2024年1月末にビットコイン5万ドル突破」Matrixport予測、年末商戦と仮想通貨関連株の盛り上がりを背景に

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 火曜日
17:49
ソラナで採用されているDAOガバナンスの種類を解説
Superteam Japanの大木悠氏が、ソラナで採用される主要なDAOガバナンスの仕組みを徹底解説。従来型のトークンガバナンスから、クアドラティックやフタルキーなど新しいモデルまで、実例を交えて紹介する。
17:25
ビットフライヤー、仮想通貨「定期貸付」を開始 第1弾はビットコイン最大年利3.05%
暗号資産取引所大手のビットフライヤーが、新サービス「定期貸しコイン」を開始。第1弾はビットコインを対象に年利最大3.05%を提供。価格変動に左右されにくい収益機会として注目され、最小1.4万円相当から投資可能。12月6日から募集開始。
15:10
リミックスポイント、仮想通貨投資で7.9億円評価益 XRPなど6銘柄保有
リミックスポイントが仮想通貨投資で7.9億円の評価益を計上。ビットコインを中心に6銘柄で35億円を投資し、23%のリターンを達成。新たに15億円の追加投資を決議し、投資総額は50億円規模に拡大へ。
13:10
「CZ氏にも恩赦を」バイデン大統領のハンター氏恩赦受け
バイナンス前CEOであるCZ氏の恩赦を求める声が仮想通貨業界の一部から上がった。トランプ氏は「シルクロード」設立者の減刑に言及していたところだ。
12:31
XRP400円突破、2018年1月以来の過去最高値(円建て)更新
XRP(リップル)市場価格がおよそ7年ぶりに400円を突破し、2018年1月に記録した円建ての過去最高値を更新した。データ分析によれば、韓国の投機筋ではなくコインベースの大口投資家による取引が主な原動力となっている。
10:55
イーサリアムETF、ステーキング利回り承認の可能性 バーンスタイン予測
米国のイーサリアム上場投資信託では、近い将来ステーキングによる利回りが組み込まれる可能性があると、投資銀行バーンスタインが12月2日のレポートで述べた。トランプ政権2.0が追い風になる見解だ。
10:30
石破総理、仮想通貨の申告分離課税適用に慎重姿勢
自民党の石破総理は国会答弁で、仮想通貨の分離課税20%適用やビットコインなどのETF承認に消極的な姿勢を示した。国民民主党からの代表質問に回答した。
09:30
イーサリアム現物ETFの日次資金流入、初のビットコインETF超え
米国のイーサリアム現物ETFが初めてビットコイン現物ETFを上回る日次流入を記録。機関投資家からの注目が高まっている可能性がある。
08:00
米MARA、ビットコイン追加購入のためにさらに1200億円調達へ
米上場の大手仮想通貨マイニング企業マラソン・デジタル(MARA)は2日、ビットコイン買い増しのために1,200億円分の転換社債の発行を通じて資金調達を行うと発表した。
07:30
マイクロストラテジー会長、マイクロソフトにBTC投資を提案
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、マイクロソフトのCEOと取締役会に対し、仮想通貨ビットコインに関するプレゼンを実施。マイクロソフトがビットコインに投資すべき理由を説明した。
07:15
XRP現物ETFの上場申請に大きな進展 米WisdomTreeがS1書類を提出
米資産管理会社WisdomTree(ウィズダムツリー)は2日に仮想通貨XRP現物ETFに関連するS-1書類をSECへ提出し申請プロセスを加速させた。XRPの価格は3ドル手前まで高騰した。
06:35
ナイキ傘下のRTFKT、事業を完全停止へ
ナイキ傘下のNFTプロジェクトのRTFKTが3日、2025年1月末までに事業を完全に停止すると発表した。CloneXへの影響はまだ明確ではない。
06:15
ミームコインMOODENG(ムーデン)が60%急騰、コインベースの上場発表受け
コインベースが3日、仮想通貨ミームコイン「ムーデン(MOODENG)」を新たに上場する意向を示した。価格が大幅に急騰した。
05:55
今週もビットコイン追加購入、2200億円相当 米マイクロストラテジー 
新たな買い増しにより、米マイクロストラテジーの仮想通貨ビットコイン保有額はさらに15,400 BTC増加し、総保有量が402,100 BTCとなった。
05:40
米政府、1400億円相当のビットコインをコインベースへ送金 売圧懸念高まる
米国政府が月曜日深夜一時半ごろ、「シルクロード」から押収された約19,800 BTCのビットコイン(2,900億円相当)を新たなアドレスへ移動させた。ビットコイン価格はこのニュースに影響され一時急落した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧