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スクエニ年頭所感「ブロックチェーン、Web3、AI・クラウドに取り組む」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

3つの新事業分野へ取り組み

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの桐生隆司社長は1日、年頭所感を発表。ブロックチェーン・エンターテインメント、Web3、AI・クラウドの3つの新事業分野に取り組んでいると述べた。

2023年にはこれら3つの分野に対する包括的な目標を新たに設定したが、2024年頭の現在は3分野に対応するために組織構造を見直し、リソース配分を最適化しているところだと話している。

2023年を振り返り、桐生社長は、新興テクノロジーの分野で目を引く製品やサービスがリリースされ、その可能性に注目が集まったと指摘した。

例えば、建築セクターが現実世界の建築構造をデータに変換できる拡張現実(XR)のテクノロジーを採用することが増えたことや、デジタルエンターテインメントの分野で、仮想現実(VR)を活用した、臨場感あふれる体験を実現するデバイスが登場したことなどを挙げている。

その上で、次のステップは、XRやVRの技術を、現実世界と仮想世界を融合した新しい形のコンテンツに適用することだとも続けた。

さらに、ChatGPTの導入により、生成AIが急速に普及し、生成AIを画像、ビデオ、音楽などデジタルエンターテイメントと親近性のある領域に拡張する取り組みも見られ、「我々のモノづくりの在り方すら抜本的に変えてしまう可能性」があるとも話している。

さらに、桐生社長は新興技術をチャンスとして活用していきたいとして、次のように続けている。

AIをはじめとした先端技術をコンテンツ開発、パブリッシング両面で積極的に活用し、短期的には、開発プロセスの生産性向上やマーケティング活動の高度化、中長期的には、技術革新をビジネスチャンスと捉えた新たなコンテンツづくりへとつなげていきたいと考えています。

関連「ビットコインは金融界のゴジラ」、ソラナの復活やDePIN・AIの普及も=Messariの2024年レポート

スクエニ初のNFTゲーム

スクウェア・エニックスは12月21日、初のNFT(非代替性トークン)コレクティブルアートプロジェクト「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」を正式に開始したところだ。

シンビオジェネシスは、ユーザー同士が情報を交換し合いながら物語を進めたり、隠されたアイテムを探したりするファンタジーアドベンチャーゲームとなっている。ユーザーが、物語の舞台となる浮遊大陸を突如襲ってきた竜と戦うため、謎解きを進めていくという内容だ。

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)とポリゴン(MATIC)のブロックチェーンに対応している。

関連スクエニのNFTプロジェクト「シンビオジェネシス」、21日から正式開始

スクウェア・エニックスは昨年9月、Web3ウォレットアドレス基盤のメッセージ送受信ツール「DMTP」を提供するシンガポール企業Highphen Pteに出資している。

この際、スクウェア・エニックスの植原英明・事業開発ディレクターは、DMTPについて「Web3マーケティングにおいて革新的なソリューションを提供できるサービスと考え、出資を決定した」と話しており、同社もこのツールを活用していく姿勢を示した。

関連スクエニなどが出資、Web3通信プロトコル「DMTP」の資金調達で

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

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