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ビットコイン現物ETFに2日間で1,000億円以上流入 ブラックロックが首位

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブラックロックに700億円超流入

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物ETFは、最初の2日間で約1,160億円(約8億ドル)の流入額を記録した。ブルームバーグのアナリストを務める、エリック・バルチュナス氏が13日に暫定データを示している。

流入額ではブラックロックのiShares ETFが首位にあり、2日間で約725億円(5億ドル)近くに達した。ブラックロックの手数料は承認されたETFの中ではキャンペーン価格で当初0.20%と比較的安く設定されている。

2位はフィデリティで、約580億円(約4億ドル)を集めた。3位はビットワイズの約290億円(約2億ドル)、4位はARKの約145億円(約1億ドル)と続く。

一方で、グレイスケールのGBTCからは約870億円(約6億ドル)が流出した。GBTCは以前よりビットコイン投資信託として運営していたものをETFに転換したものだが、手数料は1.5%に設定されている。

グレイスケールのGBTC投資信託は競合がいなかったため2%と高い手数料を設定していたが、ETFへの変換にともない引き下げた形だ。しかしそれでも、今回承認された11社の中では一番高い水準である。

グレイスケールを除いた各社ETFの流入額合計は約2,032億円(約14億ドル)となったが、グレイスケールからの流出額を相殺すると、全体で約1,160億円(約8億ドル)の流入となる格好だ。

販売された各社のビットコイン現物ETFを合計すると、50万件の取引が行われ取引高は約5,224億円(36億ドル)に達した。また、平均プレミアムは0.20%だった。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

ブラックロックCEOの見解

ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、ETF承認後に米Fox businessに出演し、ビットコインは法定通貨が価値下落する場合のヘッジになるとの見解を示していた。

フィンク氏はビットコインに対して懐疑的な姿勢を取っていたこともあるが、現在は見方を変えている。ビットコインETFの出現は、それがより法に沿ったものに成ろうとしていることを示す一例だと述べた。

関連: ブラックロックCEO、イーサリアム現物ETFやビットコインを語る

フィンク氏は、仮想通貨は金(ゴールド)のように、地政学的リスクから資産を守る資産クラスだと考えるとも話している。

また、仮想通貨ETF発行の流れは、様々な資産のトークン化にもつながると指摘。取引がデジタル台帳で記録されるトークン化システムを使用することで、様々な腐敗を排除することも可能だと述べた。

関連: ビットコインETF承認で事実売り、材料出尽くし感も|bitbankアナリスト寄稿

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