はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム、次期アップグレード「Dencun」のテストを開始 まずはGoerliテストネットをアップグレード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムをテストへ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)は17日、次期アップグレード「Dencun」をテストネット「Goerli」で実施した。

17日に実施したことは当初の予定通りである。Dencunで最も注目を集めている「プロト・ダンクシャーディング(Proto-Danksharding)」の機能もGoerliに実装された。

アップグレードの際にクライアントに関する問題が発生したようだが、即座に修正。その後にバリデータがオンラインに戻り、チェーンがファイナライズを再開したことが報告されている。

プロト・ダンクシャーディングは、L2からL1へのデータ転送にかかるトランザクションコストを削減して、L2の取引手数料を大幅に低下させるための機能。これによりL2の取引手数料を最大で100分の1まで削減することが可能とされる。

L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待できる。

▶️仮想通貨用語集

関連ブロックチェーンのレイヤー2とは|種類や注目点、代表的なネットワークを解説

DencunをL1のイーサリアムのメインネットで実施する前に、これからさらに2つのテストネット「Sepolia」と「Holesky」でもテストを実施する計画。イーサリアム財団は今月10日にDencunについて発表を行い、Goerliで大きな問題が発生しなければ、その後数週間以内に上記2つのテストネットでもDencunを順次実施すると説明した。

メインネットでDencunを実施する時期は、現時点では今年の1Q(1月から3月)になるとの見方が上がっている。

Dencunの内容やプロト・ダンクシャーディング以外のアップグレードについては以下の記事にまとめた。

関連イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、重要性とメリットとは?

Dencunへの期待

米国で初めてビットコイン(BTC)の現物ETF(上場投資信託)が承認され、次はイーサリアムの現物ETFが承認されるのではとの思惑が最近は広がっているが、Dencunの注目度も高い。

現物ETF承認への期待を基にした相場予測が増えてきたが、米金融大手JPモルガンのアナリストは先月に、プロト・ダンクシャーディングの実装を基にした分析を行った。

関連「イーサリアムは中期的にビットコインの上昇率を上回る」QCPキャピタルが予測

アナリストは「プロト・ダンクシャーディングは、イーサリアムネットワーク活動の改善に向けた大きなステップになると考えている」と説明。その上で「2024年にイーサリアムがビットコインや主要な他の仮想通貨の上昇幅を上回る可能性が高い」との見解を示した。

関連「イーサリアム、ビットコインの上昇率を上回る見込み」JPモルガン来年予測

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/24 木曜日
21:00
プルーム・ネットワーク、元SEC幹部のサルマン・バナエイ氏を法務顧問に迎える
実物資産トークン化の大手プルーム・ネットワークが元米国証券取引委員会(SEC)上級特別顧問のサルマン・バナエイ氏を法務顧問に迎え入れることを発表した。アポロやKKRなど180社以上と提携する同社は、これまで避けてきた米国市場への本格進出を視野に入れ、TradFiとDeFiの架け橋となる取り組みを加速させる
17:04
XRPレジャー国内採用の促進へ、XRPL Japanが始動|TEAMZ WEB3 AI SUMMIT
TEAMZサミットで古川舞氏がXRPL Japanの設立を発表した。日本人NFTクリエイターの活躍支援や企業向けXRPレジャー導入を推進する。セッション後に実施したインタビューでは、XRP(リップル)に関連するRWA、NFT分野への注力も明らかに。
17:00
金価格高騰で急成長する金連動型トークン市場、テザーゴールドとパックスゴールドが牽引
金価格が史上最高値を更新する中、テザーゴールド(XAUT)とパックスゴールド(PAXG)を中心とした金連動型仮想通貨の市場規模が急拡大している。金の安定性とブロックチェーンの利便性を融合させたデジタル資産として注目されており、今後更なる成長が期待されている。
16:52
メタプラネット、ビットコイン保有5,000BTCに到達 20億円分の追加購入で
メタプラネットが新たに暗号資産(仮想通貨)ビットコインを20億円分追加購入し、累積保有数5,000BTC・総額641億円に到達。独自の財務戦略で2025年末目標1万BTCの半分を前倒し達成となる。
14:00
メルカリ、XRPを三つ目の取り扱い銘柄に 仮想通貨取引サービスで
メルカリ子会社のメルコインがXRP取引サービスを4月24日より開始。メルペイ残高やポイントで1円から購入可能。既存のBTC・ETH取引に加え第三の選択肢も提供。
13:47
バイナンス、ALPACAなど4銘柄を5月2日に上場廃止へ 価格急落
バイナンス(国際版)がALPACA、VIB、PDA、WINGの上場廃止を決定。対象銘柄は最大28%下落し、市場に影響を与えている。廃止理由や各通貨の概要も解説。
13:15
東電関連企業GGGとDEAが共創、Web3×地域観光×市民参加型ゲームでインフラ保守の未来を切り拓く
ゲーム関連のDEAと東電らの関連会社であるGGGが合弁会社「Growth Ring Grid」を設立。「インフラの民主化」をテーマに、ゲーミフィケーションとWeb3技術を活用した参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」の社会実装を拡大。
12:45
ライオット、コインベースとビットコイン担保で142億円の融資契約を締結
マイニング大手ライオット・プラットフォームズがコインベースと1億ドル上限のBTC担保融資契約を締結した。また、ビットコイン購入戦略も取っており、19,223BTCを保有している。
12:09
ビットコインETFに過去最大級の資金流入、純資産総額1000億ドルの大台に
トランプ関税ショックの懸念後退に伴い、ビットコイン現物ETFに過去最大級となる9.3億ドル/日が流入。純資産総額は1000億ドルの大台を突破した。コインベース幹部は『個人投資家が撤退する中、政府系ファンドや機関投資家がインフレヘッジとして積極採用』と市場構造の変化を指摘する。
11:20
ビットコインの比較的低ボラティリティが企業採用を促進=ブルームバーグ・インテリジェンス
ブルームバーグ・インテリジェンスは、株式市場より低いビットコインのボラティリティが企業によるBTC採用を促進する可能性を指摘。現在Strategyが53万以上のBTCを保有し企業保有量トップ。新会計ルール導入を前に企業の姿勢に注目が集まる。
10:05
ステーブルコインの普及狙い、ペイパルがPYUSDで年率3.7%の利回りサービス開始予定
決済大手ペイパルが、ステーブルコインPYUSDで年率3.7%(予定)の利回りプログラムを米国ユーザー向けに提供開始予定だ。PYUSDは加盟店での決済などにも使用できる。
09:35
Web3サッカーゲーム「FIFA Rivals」、6月に正式にローンチへ
Mythical Gamesは、Web3サッカーゲーム「FIFA Rivals」のローンチスケジュールを発表。5月に地域を限定してプレリリースを行い、6月に世界規模でローンチするとしている。
08:50
ビットコイン急反発、トランプの手のひら返しに反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、トランプ米大統領がFRBパウエル議長の解任発言を撤回したことや、対中関税に対しても緩和姿勢を示したことが市場に好感され、米株価指数と連動するかたちで上昇した。
08:25
イーサリアムの価格動向分析 潜在的売り圧水準やETF資金流入反転などに注目
仮想通貨イーサリアムの価格動向についてグラスノードが次の売り圧(供給壁)の可能性を指摘。機関投資家のETF資金流入再開と大口投資家の大量購入、さらにヴィタリックによる最大100倍の性能向上をもたらす「RISC-V」提案が注目を集めている。
07:45
イーロン、業績低迷でDOGE省の関与時間を大幅縮小 テスラはビットコイン保有を継続 
テスラは25年3月末時点で仮想通貨ビットコインを11,509BTC保有しており、これは1,550億円に相当する。同社のビットコイン保有戦略も投資家からの注目度が高い。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧