CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン一時65000ドル割れも反発、ソラナは時価総額4位に浮上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末15日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比190.8ドル(0.49%)安、ナスダック指数は155.3ポイント(0.96%)安で取引を終えた。

一方、東京株式市場では、前場の日経平均株価は前日比円(0.%)高となった。

18〜19日にの金融政策決定会合で日銀がマイナス金利政策を解除する見通しとなっているが、金融緩和策を維持する意向が伝わったほか、円安進行が好感され、前週末にかけて大きく下げていた半導体関連銘柄などが買い戻された。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比3.71%高、マイクロストラテジーが6.29%高に。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比%高の1BTC=67,931ドルに。

BTC/USD日足

ビットコイン(BTC)は前週末にかけて一時65,000ドルを割り込み、その後反発した。

マーケットインテリジェンスプラットフォームのcoinglassのデータによれば、急反落した14〜16日の3日間で、暗号資産(仮想通貨)先物市場では12億ドル相当のロングポジションがロスカット(強制清算)された。

先物市場ロスカット推移(coinglass)

中でもバイナンスとOKXが顕著だった。

デジタル資産取引所Crypto.comの最高経営責任者(CEO)であるクリス・マーザレク氏は「20年12月〜21年1月の強気相場の初動と似ている」としつつ、「反落時のボラティリティ(価格変動性)は過去のサイクルと比較すると減少傾向にあり、オプション市場の発展および機関投資家の流入増により、市場がある程度成熟していることを示している」と強調した。

Rekt Capital氏は17日、ビットコイン(BTC)は3日以内に半減期前の大規模調整を経て“危険水域”に達する可能性があると指摘した。昨日時点で最高値からの調整幅は-11%に達した。

過去の歴史的には、ビットコインは半減期の14〜28日前に大規模調整を挟んでおり、前回の半減期にあたる2020年の調整幅は最高値から-20%、前々回の半減期にあたる2016年の調整幅は-40%に及んでいる。

ヘッジファンドの影響を指摘する声

Mechanism Capitalの創設者であるAndrew Kang氏は、Fred Krueger氏の見解を捕捉するTrading Viewの投稿で次のように述べた。

ある大規模ファンドがビットコインETF承認直前に、10億ドル相当のマイクロストラテジー株(MSTR)を空売りしながらビットコインを10億ドル相当購入するデルタニュートラル戦略をとっていたが、MSTRがビットコインを大きくアウトパフォームしたことで価格差を利用したスプレッド取引が破綻し、10億ドル以上の損失を出した。結果的にファンドは損失を抑えるためのカバー取引でビットコインの投げ売りを余儀なくされた。

一方、ヴァルキリー・インベストメンツの元調査責任者であるジョシュ・オルシェヴィッツ氏は、この見解に対し、そもそもの実現可能性に疑問を呈している。

関連:ビットコイン半減期とは?過去相場の価格変動から探る2024年の展望

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

アルトコイン相場

ビットコイン(BTC)が反落した一方、ソラナ(SOL)は逆行高を見せ、前週比33.7%高の200ドル台まで上昇した。暗号資産時価総額では第4位のBNBを上回った。

騰落率

また、1日あたりの取引高は36億ドルを超え、過去最高を更新している。

22年11月に経営破綻した大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXおよび姉妹会社のアラメダ・リサーチがソラナエコシステムに積極的に出資していたこともあり、一時は存続すら危ぶまれたが、ここへ来て急回復を遂げている。

ソラナの共同創設者であるAnatoly Yakovenko氏は、ソラナの日間出来高がイーサリアム(ETH)および全てのL2チェーンを上回る36.5億ドルまで上昇し、重要なマイルストーンを達成したことを伝えた。

関連:おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/08 日曜日
12:00
今週の仮想通貨市場 主要銘柄の注目材料まとめ|XRPL機能強化やSuiゲーム機先行販売
今週は雇用統計データを受けビットコインが続落した。他にも仮想通貨イーサリアムに関する分析や、ソラナ・SUI・XRPの銘柄情報があった。
11:36
今週のビットコインは下落 景気後退懸念でリスクオフムードが波及|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン相場を分析。リセッション(景気後退)懸念が強まり、今週の暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコイン(BTC)が大幅下落した。FOMCの注目度が高まっている。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|日本の仮想通貨税制に高い関心
今週は、金融庁による税制改正要望での仮想通貨取引への言及、国民民主党の玉木代表による自民総裁選への要望、ドナルド・トランプ前大統領による演説に関するニュースが最も関心を集めた。
09/07 土曜日
15:00
2026年までに米国企業が最大1.5兆円のビットコインを購入か=レポート
仮想通貨ビットコインを財務資産として購入する米企業が増加中。リバー社は、企業によるビットコイン保有量は2026年までに最大94万枚になると推算。
12:30
リップル共同創業者ら88名の実業家、米大統領選でハリス氏支持を表明
米リップル社のラーセン氏、著名投資家キューバン氏など88名の実業家が米大統領選でハリス氏支持を表明した。
11:15
予測市場KalshiがCFTCに勝訴、11月米国選挙で市場立ち上げへ
米予測市場KalshiがCFTCとの裁判に勝利。11月の米国選挙に向けて新たな予測市場の開設が可能になった。
07:50
ビットコイン、米雇用統計発表後に乱高下
仮想通貨ビットコインの価格は、米雇用統計発表後に乱高下し、現在は下落基調に。米国の景気後退への懸念が根強く、株式市場も下落している。
07:10
イーサリアム財団が主要ウォレットに約900億円相当の仮想通貨を保有、財務報告書発表へ
イーサリアム財団は、財団による仮想通貨ETHの運用透明性が欠けていると指摘される中、投資家やコミュニティメンバーの懸念を解消するために近いうちに財務報告書を発表する予定としている。
06:40
バイナンスとOKX、NEIROなどのミームコインの永久先物取引提供
大手仮想通貨取引所バイナンスおよびOKXは6日、ミームコインの永久先物取引を新たに提供開始した。一部のトークンは高騰していた。
09/06 金曜日
17:22
サイバー攻撃から暗号資産を守る「NordVPN」とは|市場トップシェアVPNの活用方法を解説
NordVPNは、市場トップシェアを誇るVPNサービスです。高速の通信速度と多くのユーザーから高い評価を得ているNordVPNの特徴と活用法を詳しく解説します。
16:26
ビットバンク、ポリゴンエコシステムトークン(POL)の取扱い開始
ビットバンクは、ポリゴン(MATIC)から新トークン「ポリゴンエコシステムトークン(POL)」への移行を完了し、POLの現物取引を開始。トークンの特徴と取引方法について解説。
14:30
テレグラムCEO、逮捕後初の声明でフランス当局の対応を批判
テレグラムCEOパベル・ドゥーロフ氏が逮捕後初めて声明を発表。フランス当局の対応は「誤ったアプローチだった」と強く非難した。
14:00
「知的財産権(IP)をWeb3でどう活用すべきか」講談社、サンリオ、手塚プロダクションの有識者が討論|WebX2024
WebX 2024で講談社、サンリオ、手塚プロダクションが、Web3を知的財産(IP)にどう活用するか徹底討論。二次創作、ライセンス管理、新たなビジネスモデルなどを議論した。
13:05
米上場仮想通貨マイニング企業Riot、保有ビットコインが1万BTC突破
米マイニング企業Riotが8月の採掘状況を報告。保有するビットコインが1万枚を突破。今後の成長戦略も明らかにしている。
11:42
ポリゴン(POL)の買い方|STEPN GOユーザー向けおすすめ取引所
STEPN GOで必要なポリゴン(POL)の買い方・使い方を解説。おすすめの取引所やPOLの送金方法も詳しく紹介しています。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア