はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ゴールドマン・サックスら3社、2000億円のビットコイン現物ETF購入 4~6月期で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トップ3社が合計約2,000億円購入

暗号資産(仮想通貨)投資会社CoinShares(コインシェアーズ)リサーチ責任者を務めるジェームズ・バターフィル氏は15日、機関投資家による第2四半期(4~6月)のビットコインETFの購入状況を分析した。

資産運用大手ゴールドマン・サックス、Capula Management(カプラ・マネジメント)、Avenir Tech(アベニール・テク)の3社が合計でビットコインETFに約13億ドル(1,920億円)相当投資しており、最大の購入者となっている。

第2四半期(4~6月)分の13-F報告書によると、カプラ・マネジメントはそのポートフォリオの2.6%にあたる4億7,000万ドル(694億円)を、香港のアベニール・テクは50%にも相当する3億8,800万ドル(573億円)を新たに投資した。

また、ゴールドマン・サックスはすでに伝えられたように4~6月に4億1,900万ドル(619億円)を購入している。バターフィル氏は、投資顧問として顧客のために保有し運用している可能性が高いとコメントした。

関連: ゴールドマン・サックス、600億円超の「ビットコイン現物ETF」保有が判明

金融大手モルガン・スタンレーは、第1四半期(1~3月)時点で2.7億ドル(399億円)のビットコインETFを保有していたが、第2四半期(4~6月)には、ポジションを8,700万ドル(128億円)減らした。

それでも、ビットコインETFの運用資産総額として2億300万ドル(300億円)を維持しており、ビットコイン資産を保有する最大の銀行機関の1つであり続けている。

関連: モルガン・スタンレー、ビットコインETF売り込みを許可

機関投資家が米証券取引委員会(SEC)に提出する13-F報告書は、投資管理会社が保有する株式、オプション、転換社債、債券などを開示するものだ。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

保有額の多い機関投資家は?

バターフィル氏は、どのような種類の機関投資家が多く投資しているのかにも着目。ビットコインETFの運用資産額トップは投資顧問会社で47億ドル(6,940億円)、ヘッジファンドが38億ドル(5,611億円)、ブローカーが15億ドル(2,215億円)、持ち株会社が11億ドル(1,624億円)だった。

ポートフォリオに占める割合でみると、ヘッジファンドが平均で2.2%、持ち株会社が2.4%と、ビットコインETFへの割り当てが他よりも高い。

米ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者も先日、13-F報告書を分析していた。

ホーガン氏は、ビットコインETFを保有する機関投資家が増えており、また4~6月で、66%が保有量を増やすか維持していたと指摘。予想よりも「安定的」に保有していると述べた。

関連: 米ビットワイズ最高投資責任者「4〜6月は機関投資家のビットコインETF参入が加速した」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧