はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

SBI北尾会長、「Web3時代に向けたグループの取り組み」について講演|WebX2024

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBI北尾会長の基調講演

CoinPost株式会社が企画・運営し、一般社団法人WebX実行委員会が主催する国際Web3カンファレンス「WebX」において、SBIホールディングスの北尾吉孝取締役会長が登壇。基調講演を行った。

北尾会長は講演の冒頭、「SBIグループは、顧客中心主義の徹底を掲げ、金融機関として急激な成長を遂げてきた」と言及し、顧客基盤や売上高の成長の軌跡を紹介した。

インターネット革命については、データ集中による不公正な競走の下で、ビッグテックが巨万の富を築いたと指摘。その点において、非中央集権型のWeb3のテクノロジーが出てきたと評価。Web3時代では、リアル(現実世界)と融合しつつ進化していくとした。

新しいビジネスチャンスが生まれると強調し、DAOの概念の金融における活用例としてDeFi(分散型金融)の市場規模にも触れた。

ブロックチェーン技術で実物の資産価値をトークン化するデジタル証券に関するトークンエコノミーの活用例についても紹介。

さらに、AI(人工知能)の発展については、より透明性・民主化していくだろうとの見解を示し、メタバース(仮想空間)市場は2022年に8兆円規模だが、2030年には123兆円規模になるとの情報通信白書の予測を引用した。

北尾会長は、「そうなれば、ブロックチェーン技術との融合で、製造業の在り方を根本から変える。格段に効率が良くなるはずだ。」との見方を示した。

ただ、新しいイノベーション普及のためには、制度改革や規制面を含めた事業環境の整備が必要不可欠とも言及。欧米諸国など世界各国でWeb3拡大に向けて体制整備が進められている中で、日本の立ち位置にも言及。

ビットコイン(BTC)および暗号資産(仮想通貨)関連政策の推進を表明する「ドナルド・トランプ氏の大統領復帰を望む」とした。

関連:トランプ前米大統領、ビットコインを「国家戦略準備金」に充てる方針示す ゲンスラーSEC委員長の解任にも言及

Web3時代に向けたSBIの取り組み

SBIの取り組みについては、ベンチャーキャピタル(VC)投資基本戦略のプロセスについては、ずっと貫いてきたと主張。事業展開については、最大手マーケットメイカー(B2C2)が、グループに大きな収益をもたらしたと評価。

売却するとしたら1000億円も見込める。10倍以上の評価は下らないとの見解を示した。SBIは、このようにして優良な顧客基盤の拡大と商品拡充に注力してきた。

さらに、リップル社との提携については、さまざまな事例を紹介。米SEC(証券取引委員会)との裁判も終結に向かっているとの認識を示したほか、ステーブルコインUSDCを発行する米サークル社との提携についても、国内で唯一無二の3つのライセンスを保有していると主張した。いずれは日本円にも対応させたいとした。

デジタル証券(ST)については、大阪デジタルエクスチェンジについては、最初からグローバル規模を想定しているとしたほか、新たに提携発表した国内発のブロックチェーンゲーム特化型チェーンOasys(OAS)については、大きなプラットフォームを目指すとした。

関連:Oasys(オアシス)の特徴や将来性|仮想通貨OASの買い方・取引所比較

2025年4月から10月にかけて開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、SBIホールディングス株式会社が万博のオリジナルNFTの「ミャクーン!」を提供するほか、「EXPO2025デジタルウォレットサービス」を運用する。

EXPO2025デジタルウォレットサービスは、サーバー管理型のWeb2、ブロックチェーンのWeb3の管理手法を用いたデュアル方式のアプリ。SBT(ソウルバウンドトークン)型のNFTを活用して、万博機運醸成に資するパビリオン、外部事業者との連携を図るWeb3サービスを展開予定。

小会社で暗号資産交換業を営むSBI VCトレード株式会社とSBINFT株式会社と共同で提供する「ミャクーン!」は、万博公式キャラクターであるミャクミャクをモチーフとしたNFT(非代替性トークン)だ。リアル・バーチャル万博に参加することで、獲得できるNFTなどが用意される。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/19 水曜日
11:40
イオス(EOS)が「Vaulta」へ名称変更 Web3バンキング展開へ 価格32%上昇
仮想通貨EOSが「Vaulta」へと名称変更し、ステーブルコインとRWAを活用したWeb3バンキングサービスを提供していく。発表を受け価格は32%上昇した。5月から新トークンを交換開始予定だ。
10:20
トランプ政権下で仮想通貨企業の銀行免許申請が増加 ロイター報道
フィンテック企業や仮想通貨企業がトランプ政権の産業友好的な姿勢を受け、銀行免許取得を目指している。OCCによる仮想通貨関連業務の規制緩和も追い風となり、コスト削減や信頼性向上を狙う動きが加速する。
10:02
ブラックロックBUIDLなど、MakerDAO(Sky)のRWAコンテストで勝利 合計1500億円受け取りへ
ブラックロック、スーパーステート、セントリフュージの3社がSkyのRWAトークン化コンテストで勝利。米国債トークン化ファンドに合計10億ドルを受け取る予定だ。
09:45
ソラナスマホ「Solana Seeker」、2025年夏に出荷開始予定
仮想通貨ソラナのスマートフォンを開発するソラナ・モバイルは、ソラナスマホ二代目の機種ソラナシーカーの出荷を2025年夏に開始する予定だと発表。現在テスト段階に入っている。
09:10
トロンが近日中にソラナでローンチか、ジャスティン・サン氏が発表
TRONブロックチェーン創設者サン氏がTRXトークンとソラナエコシステムの統合を発表し。両ネットワーク間のクロスチェーン互換性実現により、取引コストの実現が期待される。
08:20
ビットコイン50万円下落、FOMC控え市場はリスク回避へ|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で50万円超の下落となった。明日に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)や、経済・政策金利見通しの発表を見極めたいとの思惑から、ポジションを減らす動きが目立っている。
07:35
米ミネソタ州議員、ビットコイン投資の法案を提出 
米ミネソタ州でビットコイン法案が提出され、州の投資、退職金制度、税金支払いに仮想通貨を活用する先駆的な取り組みが進行中。全米各州でも広がる仮想通貨導入の動きに加え、トランプ政権の戦略的ビットコイン準備金政策も法制化に向けて前進している。
07:05
米国のビットコイン現物ETF、17日に410億円の資金が純流入
米国の仮想通貨ビットコインの現物ETFは17日、約410億円の資金が純流入した。この純流入額は2月5日以降で最大規模。アナリストが背景を分析している。
06:45
トランプ政権、予算中立のビットコイン取得計画進行中か 高官発言
トランプ政権のデジタル資産顧問会議ディレクターが米国政府によるビットコイン積極取得計画を明らかにした。納税者負担なしの方法を模索し、ビットコインを商品として位置づける戦略を推進している。
06:20
バリュークリエーション、1億円分ビットコイン購入完了 株価は最高値更新
日本のバリュークリエーション株式会社が1億円の暗号資産投資を実施。次の事業投資までの期間における余剰資金の運用手段として約8.02ビットコインを平均取得単価1,246万円で購入したことを発表した。
06:05
メタプラネット、150BTCを追加購入
株式会社メタプラネットは18日、仮想通貨ビットコイン(BTC)を新たに150BTC追加購入したと発表した。同社のビットコイン保有量は3,200 BTCに到達。
05:50
ストラテジー社、ビットコイン追加購入のため500万株の永久優先株発行を計画
仮想通貨ビットコイン保有大手ストラテジー社は年率10%固定配当の永久優先株「STRF」発行を計画。調達資金で現在約50万BTCの保有をさらに拡大する方針で、モルガン・スタンレーなど大手金融機関が主幹事を務める公募形式で実施予定だ。
03/18 火曜日
17:00
仮想通貨投資で世界との情報格差解消へ AI多言語プラットフォーム「CoinPost Terminal」アルファ版ローンチ
国内最大のWeb3メディアCoinPostは、ビットコインなど仮想通貨市場における世界との情報格差の解消を目指すAI活用プラットフォーム「CoinPost Terminal」α版を公開した。海外の投資関連情報をリアルタイムで収集・翻訳・要約し、「CP-Selected List」と呼ばれる信頼性の高いソースから情報を一元提供する。
13:45
ソラナ5周年 実績振り返りと今後の展望
ローンチから5周年を迎えたソラナの実績と歩みを振り返る。大型支援者FTXの崩壊で、一時は存続の危機に瀕したソラナの復活の要因や、今後の展望について詳説した。
13:15
仮想通貨スイ(SUI)のETF申請 カナリー・キャピタルが米国で提出
カナリー・キャピタルが仮想通貨スイ(SUI)を対象としたETFを米SECに申請した。SUIのETF申請は米国で初めて。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧