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EigenLayer、8億円の仮想通貨EIGENが不正売却 公式側が調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

EIGENトークンの不正売却

暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのリステーキングプロジェクト「EigenLayer(エイゲンレイヤー)」は4日、約550万ドル(約8.2億円)に相当するおよそ167万枚のEIGENトークンが不正流出したと発表した。

ある投資家の、トークンをカストディ(保管先)へ移そうとすることに関するメールが悪意のある攻撃者によって侵入されたと説明している。EigenLayerは、次のように状況を伝えた。

攻撃者は、盗んだEIGENトークンを分散型スワップ・プラットフォーム経由で売却し、ステーブルコインを中央集権型取引所に転送した。

私たちは、これらのプラットフォームや法執行機関と連絡を取っているところだ。資金の一部はすでに凍結されている。

なお、今回の投資家メールへの侵害は、より広いEigenLayerのエコシステムには影響していないと続けた。Eigenのプロトコルや、トークンのスマートコントラクトに脆弱性は見付かっておらず、そうした機能の部分が原因になったわけではないとしている。

EigenLayerは当初、今回のトークン売却は、従業員、元従業員、または初期投資家が、EIGENトークンのロックアップ期間に違反してそれを売却したものと疑っていた。しかしその後、資産が盗まれたものだと判明した模様だ。追って、詳細をまた通知するとしている。

EigenLayerはイーサリアムベースのプロトコル。「リステーキング」と呼ばれるモデルの先駆けとなるプロジェクトの一つである。

関連: EigenやAltlayer、仮想通貨領域で注目度高まる「リステーキング」とは|特徴や将来性を解説

リステーキングとは

ステーキングを発展させた新しい仕組み。文字通り、一度ステーキングされたPoSブロックチェーンのデリバティブ(派生的な金融商品)を再度ステーキングする仕組みや機能を指す。

▶️仮想通貨用語集

EIGENトークンのロックアップ期間

EigenLayerは、独自トークン「EIGEN」をローンチし、5月10日から初期供給量16.7億枚のうち合計15%を、エコシステム参加者にエアドロップ(配布)開始していた。

この際、現従業員や元従業員が Eigen Labsから受け取ったEIGENをステーキングすることを少なくとも2025年9月30日まで禁止していた。また、EIGENトークン売却についても、来年まで禁じていたところだ。

公式のスケジュールによると、2025年9月から、各人が受け取ったEIGENトークンの4%ずつが毎月ロック解除される。2027年9月には、従業員や投資家の持つすべてのトークンがロック解除される見込みだ。

なお、EIGENは、現在バイナンスやOKX、HTXなどに上場しており、115位の時価総額ランクに位置している。

関連EIGEN、バイナンス上場へ イーサリアムのステーキング再利用プロトコルとは

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