WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Sui財団、米資産運用大手Franklin Templetonと戦略的パートナーシップを締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Suiの技術に期待

レイヤー1ブロックチェーンSuiの開発を支援するSui財団は22日、米大手資産運用会社Franklin Templetonと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

Franklin Templetonのデジタル資産部門(FTDA)は、これまでにもSuiエコシステムに投資してきたが、新たな提携により、Sui開発者へのサポートとSuiプロトコルを活用した新技術の導入が推進されると期待されている。

Suiエコシステム開発責任者のJameel Khalfan氏は、「Suiはもともと、FTDAが解決しようとしている課題、特に今日の分散型金融(DeFi)に存在する課題からインスピレーションを得た」と述べた。

Franklin Templetonが高く評価したSuiエコシステムのプロジェクトには次のようなものがある。

  • Deepbook: DeFiの中央指値注文簿(CLOB)
  • Karrier One:Karrier One DePin(分散型物理インフラネットワーク)を支える分散型モバイル通信サービス
  • Ika: シームレスで安全なクロスチェーンのやり取りを可能にする並列MPCネットワーク

Franklin Templetonの上級副社長でデジタル資産管理ディレクターのTony Pecore氏は、今回の提携について、次のように語った。

この10年間、ブロックチェーン技術は技術者や経済専門家から注目を集めてきたが、技術的な限界に直面することが多々あった。私たちはSuiチームが構築しているものに期待している。

Suiとは

SuiはMetaの元メンバーによって開発された次世代のレイヤー1ブロックチェーンで、2023年4月にメインネットがローンチされた。特にDeFiやゲームでの利用が期待されており、高いスケーラビリティ(拡張性)とセキュリティを提供する点で評価されている。

技術面では、メインネット上で大規模なコンセンサスアップグレード「Mysticeti」を今年8月に導入。Mysticetiは、取引の最終確認を390ミリ秒で行うことで、取引速度と効率を大幅に向上させるもの。直近では1秒あたり1,000件を超える処理を3日連続で達成している。

関連:コンセンサスの待ち時間を約80%短縮、Suiの「Mysticeti」メインネット稼働開始

9月には、Suiブロックチェーンのコア開発を担うMysten Labs(ミステンラボ)が、業界初のWeb3ゲーム対応ポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」の先行予約販売を開始。SuiPlay0x1はソラナのSagaスマホに続くDePin(分散型物理ネットワーク)の製品として期待されている。

また同月末、シンガポールで開催されたSui Builder Houseイベントで、分散型ストレージおよびデータ可用性プロトコル「Walrus」を発表した。

関連:Sui、分散型ストレージ「Walrus」発表 仮想通貨WAL導入予定も

Suiの躍進と投資機会

Suiは、複数のトランザクションを同時に処理可能な分散型スマートコントラクトプラットフォームとして注目を集めている。

Suiはメインネットのローンチ以来、DeFi部門で急速に成長。特に今年に入ってからの成長が著しい。

Suiの1日あたりのトランザクション数は、2024年10月3日から5日にかけて10倍以上急増し、5日には約5,800万件と初めて『ソラナ(Solana)』ネットワークのトランザクション数(約3,500万件)を上回った。

また、同ネットワーク上の預かり資産(TVL)総額は過去1年間で675%増加。またDeFi取引量は 956%増加した。現在、SuiネットワークのTVLは15億7,300万ドル(約2,420億円)で、DeFiランキングの8位にランクインしている。

米資産運用会社グレースケールは8月、SUIを組み込んだ投資信託「Grayscale SUI Trust」を発表。機関投資家への投資機会の提供を開始した。

また、米大手資産管理会社VanEck(ヴァンエック)は今月、SUIトークンに連動する新たな上場投資証券(ETN)を発表した。このETNはユーロネクスト・アムステルダムとユーロネクスト・パリで取引が開始され、欧州15カ国以上の投資家がSUIトークンを直接保有することなく、その価格変動への投資が可能になるものだ。

VanEckは、Suiを高速で使いやすく、一般的なインターネットユーザーにとって親しみやすいプラットフォームと評価。その高いパフォーマンスとユーザーフレンドリーな設計を、ETNに採用した理由として挙げた。

SUIの価格はこの1年で約6倍上昇し、11月17日には過去最高の3.92ドル(602円)を記録した。

11月21日には、コードに含まれていたバグの影響で、およそ2時間半ネットワークが停止する事態が発生したが、修正版をリリースし、バリデータが協力して迅速に対応し復旧。この影響でSUI価格は一時5%超下落した。

関連:仮想通貨SUIが最高値更新継続、VanEckのETN立ち上げなどを材料視

関連:約2.5時間停止していたSuiのブロックチェーンが復旧 原因や対策を公表

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/09 金曜日
16:18
ビットコイン、利益確定が年内2番目の規模に 1日約10.3億ドル=サンティメント
オンチェーン分析企業サンティメントによると、ビットコインの実現利益が1日で約10.3億ドルに達し、2026年で2番目の規模となった。8万7000ドル超えまでの上昇を受けた利益確定の集中が、短期的な売り圧力として意識される。
15:42
シトリニ・リサーチ、伝統金融と仮想通貨の「壁」が崩れ始めたと指摘
米調査会社シトリニ・リサーチは8日、伝統金融と仮想通貨を隔てる壁が崩れ始めたとするレポートを公開した。AIエージェントの普及と株式・国債のトークン化を契機に挙げ、SEC特例やハイパーリキッドの事例から投資家の論点を整理する。
14:40
公開鍵露出のビットコイン、供給の31.2%に 量子リスクで移行論=グラスノード
グラスノード共同創業者は8日、公開鍵がオンチェーンで露出したビットコインが626万BTC(供給の31.2%)に上ると集計した。量子コンピューターへの備えとして資産移行を求める声が出るなか、取引所や政府保有分ごとの露出割合も示した。
14:30
トークン化株式の保有者は何を持つか Backpack共同創業者らが解説
トークン化株式の保有者は何を持つのか。ApyxとBackpackがThe Great Rotationで登壇し、米国法の下での権利の中身や原株への交換、24時間取引といった利点を語った。
13:45
JPYC、公取委に情報提供──「決済導入店の割引は消費者利益」
JPYCは9日、ステーブルコイン決済の登場を踏まえ、9月14日に公正取引委員会へキャッシュレス決済市場の競争環境を情報提供したことを明らかにした。導入店の割引・送料無料と加盟店規約の関係についての考え方も公表した。
13:30
ネットフリックス、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編公開 
Netflixは10月8日、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編を公開した。FTXの元CEO、サム・バンクマン=フリード氏とキャロライン・エリソンの関係を軸にした全8話で、配信は11月19日に予定されている。
12:55
「量子コンピュータは脅威だが仮想通貨業界は対処可能」ユーロポールが予防策提示
ユーロポールは仮想通貨の量子脅威に関するレポートを発表。主なリスクはブロックチェーン自体ではなくウォレットの公開鍵暗号にあると指摘。耐量子暗号への段階的な移行を提言した。
12:06
金融庁、書類画像の漏えい受けIC読取前倒しを要請 暗号資産交換業者も
金融庁は9日、本人確認書類の画像を含む顧客情報の漏えいが相次いでいることを受け、金融機関等に対策の点検を要請した。2027年4月の画像送信方式廃止を待たず、ICチップ読取への移行を前倒しするよう求めた。暗号資産取引所の口座開設にも影響する。
11:45
ビットコインコア、送信元を隠す機能の修正を次期版に反映|現行版は未反映
ビットコインコアは、オプション機能のプライベートブロードキャストの接続が通常の接続と関連付けられうる問題の修正を、10月1日に32.x系へ反映した。31.x系向けの反映は未了で、リリース日は決まっていない。
11:35
バイナンス、ブラジルで22の仮想通貨銘柄取引を終了|規制対応で8サービスも制限
バイナンスは9日、ブラジル中央銀行の新たな仮想通貨規制に対応するため、10月27日からブラジルサービスでXVGを含む22銘柄の取引を終了し、ローンを含む8サービスを制限すると発表した。対象ユーザーは10月29日までに現地法人へ移行される。
11:08
トークン化株式取引の約8割が1株未満、IMFが拡大条件を分析
国際通貨基金(IMF)は8日、資産トークン化の拡大に必要な条件を分析した。法的確実性や規制の明確化、相互運用性、決済資産の4点を挙げ、レポ中心の市場規模やトークン化株式の取引実態、拡大に伴うリスクを示した。
10:16
財務省、国債オンチェーン化の3類型を提示 新形態の国債発行も類型に
財務省は8日、国債のオンチェーン対応に関する研究会の初会合で国債トークン化の3類型を示した。MMF受益権の授受から日銀の振替口座簿の対応、制度外での新形態の国債発行まで含む。BUIDLなど海外事例も整理した。
10:05
ビットコイン採掘事業者による売り圧力は緩和傾向=クリプトクアント
クリプトクアントは8日、仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコイン・マイナーをめぐる収益などの状況が回復し売り圧力が和らいだと分析している。
09:38
AI銘柄NEAR、7〜9月に約3倍上昇 ビットワイズCIOが事業性を評価
米ビットワイズのホーガンCIOは7日、AI向けブロックチェーンを掲げるNEARを分析した。クロスチェーン取引基盤Intentsの累計取引高は300億ドルを超え、今年の手数料収入は約4,500万ドルの見込み。AI以外の事業性を評価する理由を読む。
09:32
アプトス財団、2.1億APTトークンを売却せず永久ステーキング
アプトス財団は9日、2022年のメインネット開始時に保有していた量の約37%にあたる2.1億APTのアプトスを永久にロックし、売却せずステーキングし続けると発表した。流通量の18%近くに相当する量だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧