SOL買い増しのために調達
カナダの投資持株会社Sol Strategies社は、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)ブロックチェーンへの戦略的投資を目的として、改定された2,500万カナダドルのクレジットファシリティから400万ドル(4,400億円)を引き出したことを発表した。この資金調達により、同社のSolanaエコシステムにおける存在感が大幅に強化される見込みだ。
2025年1月6日付で改定された無担保リボルビング型クレジットファシリティは、Sol Strategies社の会長兼取締役であるAntanas Guoga氏により提供された。この資金は、同社の事業運営とエコシステム投資を支援するためのSOL購入に活用される予定で、2027年1月6日を満期として年利5%の金利が発生する。
今回の4,400億円の資金は、大規模なトークン取得に向けられ、分散型金融プロトコル、バリデーター運営、新規Solanaプロジェクトへの流動性提供など、Solanaエコシステム全体にわたって展開される計画だ。
Sol Strategies社のCEOであるLeah Wald氏は、「当社のステーキング戦略は非常に成功しており、Solanaにおけるポジション拡大が株主に大きなリターンをもたらすと確信している」と述べ、今回の投資判断に強い自信を示した。
本件は、Guoga氏が同社の取締役かつ主要株主であることから、カナダ証券法上の「関連当事者取引」に該当する。しかし、同社は市場比較に基づき、取引条件が公正かつ合理的であると判断している。
なお、このファシリティの規模は同社の時価総額と比較して小規模であることから、カナダ法上の特定の報告義務および承認要件は免除されている。Sol Strategies社は、この資金調達をSolanaエコシステムの成長支援と株主価値の向上に活用していく方針だ。
関連:DAO議論が念頭に置くべきことと、ソラナMetaDAOの貢献|寄稿:大木悠
関連:ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び
-
24/10/18
-
24/09/20
-
24/12/04