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ビットコインを評価
米国のAI(人工知能)・暗号資産(仮想通貨)特命官を務めるデビッド・サックス氏は5日、米CNBCの番組に出演し、ビットコイン(BTC)は優れた価値の保存手段であるとの認識を示した。
ビットコインは最初に誕生し、最も強固なデジタル通貨であると評価。そして、2009年の誕生以降、誰にもブロックチェーンをハッキングされておらず、セキュリティが高いと説明している。
サックス氏は今回、仮想通貨の規制、米中のAI競争、貿易摩擦について話すためにCNBCの番組に出演。インタビュアーの質問に答える形式で番組は進行した。
ビットコインについて上述した内容を発言したのは「仮想通貨やブロックチェーンの価値は何か?米政府が大きな関心を向けるのはなぜなのか」について聞かれた時である。
他にもサックス氏はブロックチェーン技術は多くのプロダクトを構築し、イノベーションを生むことができると評価。ビットコインはブロックチェーンを基盤に発行されていると改めて説明した。
また、もう1つ関心があるのはステーブルコインと発言。これまではステーブルコインの多くが米国外で発展しているが、法整備を進めて米国内での発行を推進していきたいと述べている。
ステーブルコインとは
価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。
▶️仮想通貨用語集
サックス氏は番組の冒頭で、イノベーションを米国で起こすためのデジタル資産の明確な規制を、6カ月で構築できる可能性があるとの見通しも示した。
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記者会見も開催
サックス氏は、運営するクラフト・ベンチャーズが投資会社のマルチコイン・キャピタルを通じてソラナ(SOL)に投資するなど、仮想通貨に精通した人物。特命官として、これから仮想通貨とAIの2つの分野で、米国が世界を主導できるように取り組んでいく。
4日には記者会見を開き、ビットコイン準備金の実現可能性の調査は、トランプ大統領から最初に取り組むよう指示されていることの1つであると語った。
また、この時もステーブルコインに言及。今回の番組でも説明しているが、サックス氏がステーブルコインに注目する理由は、デジタル上のドルの利用を増加させ、ドルの優位性の維持にも有益であると考えているからである。
他にも、ステーブルコインは裏付け資産の運用を通して米国債の需要につながるというメリットにも言及した。
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