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メタプラネット、40億円の社債発行 ビットコイン買い増しへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの追加購入へ

メタプラネットは10日、2月中に第6回普通社債を40億円分発行し、大半を暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入に充てると発表した。

この債券はケイマン諸島を拠点とするエボ・ファンドに当てて、2月13日に発行される予定で、8月12日までに償還手続きを計画している。額面で購入された各債券は、同額で償還され利子は付かない。

社債の償還に要する資金は、以前、エボ・ファンドに割り当てられた第13回~第17回新株予約権を、同ファンドが行使する際の資金により確保される予定だ。

なお、新株予約権は、投資家が決められた予約価格である会社の株式を購入できるようにする権利のことである。

メタプラネットは2024年4月よりビットコイン財務戦略を採用。これにより株主数は2024年に500%増加し5万人を突破。株式取引高は8,220億円と、2023年の430倍となった。

1月には、2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1,000 BTCまで蓄積し、世界最大規模のビットコイン保有企業になることを目指すと発表している。

関連: メタプラネット、ビットコイン保有2.1万BTCへ拡大計画 2026年末までに世界トップ級目指す

「事業継続の重大な不確実性」も解消へ

メタプラネットは10日、2024年12月期の決算も発表した。1,762 BTCを保有しており、世界の企業のビットコイン保有量ランキングで15位に浮上したと述べている。

出典:メタプラネット

2024年第4四半期時点で、ビットコインの含み益は約54.6億円に達した。

時価総額も1月20時点で10億ドル(約1,520億円)と、2024年4月から比較して約100倍に成長した。2024年の売上高は約11億円で、前年の約2.6億円から306%増加している。

2024年4月に、ホテル事業を中心としたビジネスから「ビットコイン・トレジャリー企業」へと変革しており、東京のホテルを「ビットコインホテル」へと改装中だ。また、ビットコインのボラティリティを活用し、オプションプレミアムを通じて収益を得る事業も開始した。

10日には「継続企業の前提に関する注記」も記載削除したと発表している。

この注記は、企業の財務状況が悪化し、将来的に事業を継続できなくなる可能性がある場合に、決算書に記載される注記のことだ。

メタプラネットは、ホテルの運営経費やコロナ禍による需要低下などで、2018年12月期から2023年12月期まで継続的に経常損失やキャッシュフローのマイナスを記録していた。しかしビットコイン戦略の採用により、好転した。

2024年12月期には、新株予約権などにより総額約208億円の資金を調達。財務基盤が大幅改善している。

また、ビットコイントレジャリー事業により売上高10.6億円、営業利益3.5億円、経常利益59.9億円を達成。このため、事業継続の重要な不確実性が解消された格好だ。

関連: 米国等が進めている「ビットコイン準備金」構想|世界・日本の状況は?

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