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今週の主要仮想通貨材料まとめ、個人マイナーのBTC採掘成功や企業のETH・XRP・SOL購入など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(1日〜7土)

  • ビットコイン(BTC):104,449ドル +0.4%
  • イーサリアム(ETH):2,476ドル -2%
  • XRP(XRP):2.16ドル +1.1%
  • ソラナ(SOL):148.35ドル -5.2%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

スタンダード・チャータード銀行は3日、上場企業のビットコイ保有が急増する一方で、価格下落時に強制売却の波が発生する可能性があると警告。同行のデジタル資産担当トップアナリスト、ジェフ・ケンドリック氏は、企業の平均購入価格から22%下回る水準を「強制清算の潜在的レベル」と分析している。

関連:上場企業のビットコイン保有急増も、価格下落で清算の懸念=スタンダード・チャータード分析

また、仮想通貨オンチェーン分析会社Cryptoquantの登録アナリストonchainedが4日に発表した分析によると、1,000BTC以上を保有し平均保有期間6カ月未満の新興クジラ群(大口投資家)が記録的なペースでBTC買い占めを継続。3月1日から6月4日にかけて保有量は約50万BTCから110万BTCへ倍増し、60万BTCの増加を記録したという。

関連:ビットコインの新規クジラが3カ月で60万BTC買い占め、古参は売却継続=アナリスト

他には、ソロ(個人)のビットコインマイナーが5日、ビットコインの#ブロック899,826を単独で採掘し、3.15BTCの報酬を獲得。CKpoolのソロマイニング環境を使用したこのマイナーは、新しく発行されたコインとして3.125BTCの固定報酬に加え、2,760ドル分の取引手数料も得ているという。

関連:個人マイナーがビットコインブロック採掘に成功、3.15BTC獲得

さらに、Cryptoquantの登録アナリストCrypto Danが5日、現在のビットコイン強気サイクルが過去の動向と大きく異なる特徴を示していると発表。2024-25年サイクルでは強い上昇後に急激な下落が2回発生し、従来パターンからの逸脱が顕著だという。

関連:ビットコイン強気サイクルに異変、今回は長期化の可能性=アナリスト

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

DeFi(分散型金融)の流動性プロトコル「Aave」の創設者であるスタニー・クレチョフ氏は5月29日、イーサリアム財団が、Aaveの米ドルステーブルコイン「GHO」を借入しているとXに投稿。Aaveにイーサリアムを供給するだけでなく、借入も行っていて資金を循環させていると指摘した。

関連:イーサリアム財団、ETH売却からDeFi運用へと資金繰り手段を本格シフトか

また、米ナスダック上場のスポーツゲーミング・アフィリエイト企業SharpLink Gamingが5月30日、米証券取引委員会(SEC)に最大10億ドル規模の株式発行に関するForm S-3 ASRを提出。同社は調達資金の大部分をイーサリアムの購入に充当する計画を明らかにしている。

関連:米シャープリンク、1400億円調達でイーサリアム大量購入へ

他には、イーサリアム財団が4日、運営の財務管理方針を発表。今後は長期的に、さらに強固な財務管理方針が必要だと主張し、これまでは長期に渡ってイーサリアムをただ保有するだけであったが、現在はステーキングやDeFiで運用を行い、財務の持続可能性を強化したり、重要なアプリのカテゴリーをサポートしたりしていると述べている。

関連:ETHの売却や運用などの財務管理方針、イーサリアム財団が発表

さらに、オンチェーン分析プラットフォームArkhamが4日明らかにしたところによると、Consensys関連のクジラウォレットがGalaxy Digitalから約3.2億ドル相当のイーサリアムを購入した。取得したETHは新規作成のアドレスに移管され、うちの約1.2億ドル分が既にLiquid Collectiveを通じてステーキング運用に回されているという。

関連:Consensys関連ウォレット、460億円相当イーサリアムを大量購入か=アーカム

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額4位:XRP

米国の大手仮想通貨カストディ企業BitGoは2日、XRPに特化した財務戦略を行うVivoPower Internationalとの提携を発表した。VivoPowerはナスダック上場の再生可能エネルギー企業。5月末に、XRP財務戦略を開始するために1億2,100万ドルを調達したと表明していたところだ。

関連:カストディ大手BitGo、XRP財務戦略でVivoPower社と提携

また、AI駆動モビリティソリューション提供企業のWebus Internationalが3日、米SECに3億ドル規模のXRP準備金設立計画を記載したForm 6-Kを提出。公開された書類によると、非希薄化資金調達や信用枠を通じた資金調達戦略を明確化した。

関連:米上場Webus、430億円規模のXRP準備金計画をSECに報告

他には、コインベースが5日、XRPをラップしたトークン「cbXRP」がBase上でローンチしたことを発表した。ラップとは、特定の仮想通貨を別のブロックチェーン上で活用できるようにするために代替トークンを発行すること。今回のローンチにより、XRPの相互運用性や実用性が向上する。

関連:XRPとドージコインの代替資産「cbXRP」と「cbDOGE」、Baseでローンチ

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

ナスダック上場の教育テクノロジー企業Classover Holdingsは2日、Solana Growth Ventures LLCと最大5億ドルの資金調達契約を締結したと発表。調達資金の最大80%をソラナトークンの購入に充当し、ステーキングによる運用益を目指す。

同社は2025年5月にSolana Strategies Holdings LLCと4億ドルの株式購入契約を既に締結しており、今回の5億ドルと合わせて総額9億ドルの調達枠を確保した。

関連:教育テック企業Classover、ソラナ(SOL)投資で最大5億ドル調達

関連:ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

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