ブロックチェーンの量子脅威に備え
米大手仮想通貨取引所コインベースは22日、量子コンピューターがビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのブロックチェーンネットワークに与える潜在的リスクを評価するため、独立諮問委員会を設立したと発表した。
委員会のメンバーには、テキサス大学量子情報センター所長のスコット・アーロンソン教授、スタンフォード大学暗号学者のダン・ボネ教授、イーサリアム財団研究者のジャスティン・ドレイク氏、EigenLayer創設者のスリーラム・カナン教授、コインベース暗号学責任者のイェフダ・リンデル教授らが名を連ねている。
ビットコインやイーサリアムを含む主要なブロックチェーンは、楕円曲線暗号に依存している。現在のところこれらのシステムは安全だが、大規模な量子コンピューターが実現すれば、これらの暗号を破る可能性がある。
コインベースの暗号学責任者リンデル氏は声明で「量子コンピューターは技術的な機会であると同時にセキュリティ上の課題でもある。世界最高峰の専門家を集めることで、コインベースはブロックチェーンエコシステムが後手に回るのではなく、準備を整えることを保証する」と述べた。
委員会は、量子コンピューターの現状とブロックチェーンセキュリティへの影響を評価する立場論文を発表し、個人や組織が長期的な量子脅威に備えるための実践的な推奨事項を提供する。
また、量子研究における重大な進展があった際には、タイムリーな独立分析を提供する予定だ。最初の論文は今後1~2ヶ月以内に発表される見込みで、ブロックチェーンのコンセンサス層とトランザクション層に対する量子の影響に焦点を当てる。
現在の量子コンピューターは規模が小さく不安定で、ブロックチェーンネットワークを脅かすには至っていない。しかし、コインベースは「量子コンピューターは進歩しており、今日の仮想通貨に差し迫った脅威をもたらすとは考えていないが、現実には、グローバルなネットワークとセキュリティ基準のアップグレードには何年もかかる」と説明。
グーグルやIBMなどの企業が長年量子コンピューターを開発していることから、ブロックチェーン業界は事前の準備が必要だと強調している。
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