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米Coinbase、正式に仮想通貨XRP(リップル)の全取引サービスを開始 4つの上場プロセスが完了

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米Coinbaseが正式にXRPの全取引開始を発表
米Coinbaseは27日、仮想通貨XRPの上場プロセスを全て完了、正式に取引を開始したことをツイッター上で報告した。正式取引開始まで4つのプロセスがあり、時間を要するとの見方もあったが、上場発表から1日で正式なサービス提供開始に至った。

米Coinbaseが正式にXRPの全取引開始を発表

米Coinbaseは27日、仮想通貨XRPの上場プロセスを全て完了、正式に取引を開始したことをツイッター上で報告した。

これにより、NY州を除く米国、EU、イギリス、カナダ、シンガポール、オーストラリアの国民へ取引の提供を行う。日本に関しては、まだCoinbaseの日本サービスが開始されていないため、現時点でのサポート国には入っていないが、「今後も対応国・地域は追加される可能性がある」との記載がある点から期待感は高まっている状況にある。

今回のXRPの上場プロセスには、以下の4つが設定されていたが、1つ目にあたるTransfer only modeに移行してから16分で全てのプロセスを完了、正式に取引(指値、成行、逆指値)が開始されたことを報告している。

  1. Transfer only(入金のみ)
  2. Post only(指値注文は可能に、取引成立はまだ不可)
  3. Limit only(指値取引が可能に、成行注文は不可)
  4. Full trading(指値、成行、逆指値の全ての取引提供が開始)

今回の取引開始による注目トピックとしてあがる「有価証券問題」も、これによって米国規制下における正式な懸念払拭に至った訳ではないが、米弁護士Jake氏の「上場のメリットが法的リスクを含むコストよりも大きいと考えている」との発言や、調査会社Diarによる「通貨発行企業のトークン保有比率が異例(過半数を超える状況は初)」との見解を踏まえると、米Coinbaseが規制下における取引でも、XRP上場へのメリットを優先したことが推察される。

なお、XRP価格は、サプライズ上場発表によって一時急騰したものの、昨年10月より続くレジスタンスラインの上抜けができずにいる状況にある。実際にCoinbaseへの上場で出来高や流動性面でどのような変化が見られるかが、次の焦点となりそうだ。

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