- ビットコインの本質的なアイデアは世界No.1である。
- ビットコイン時価総額はアップルやアマゾンの時価総額と比較して一部でしかないが、アイデアとしては優っています
- 銀行業界の変化。銀行業界がビットコインに関心を寄せている。
- ウォール・ストリートの投資銀行から流れる資金が仮想通貨に投資された場合 さらに市場の価格上昇に大きな影響をもたらすでしょう。
ビットコインは本格的にメインストリームに乗って来ています。今回はPBSインタビューショーの最新版Charlie Roseから、 Wall Street JournalとBloombergの記者とともにArk Investment Managementのキャシー・ウッド(以下ウッド氏) CEOとCIOの「ビットコインの本質的価値」についての紹介です。
ビットコインはアップルそしてアマゾンよりも本質的なアイデア
この対談で話題となったことが、ウッド氏がビットコインとビットコインキャッシュを含めた時価総額とアップル、アマゾン社の時価総額の比較です。その中ウッド氏は以下のようにコメントしています。
「ビットコインとビットコインキャッシュを合わせた時価総額は11.9兆円(2017年10月23日)を超え、この時価総額は急速に伸び続けていますが、未だアップル(87.5兆円))やAmazon(50.7兆円)と比べると一部でしかありません。しかし、私たちはどちらの企業価値よりもビットコインの本質的価値の方が優っていると考えているのです。」
銀行と変化する金融界
インタビューではビットコインが銀行界を分裂させる話になりました。インタビューの3人の中では銀行業界の人々はビットコインに対しまだ、理解していないという意見に同意を示していましたが、ウッド氏は以下のように興味深いコメントを残しました。
「ビットコインに対する世間の関心は日々高まっています。中でもJPモルガンCEOダイモン氏がビットコインに対して否定的な意見を示しているけれど、一方、モルガン・スタンリーCEOスタンリー氏はビットコインに対して違うトーンで意見を発していました。私はこれはビットコインの取引を今後視野に入れている証拠ではないかと考えています。」
想像できなかったことが当たり前となるビットコイン社会
急激に変化する世界の金融業界市場では投資家や消費者が想像できないような新しい資産が生まれ引き継がれています。例えば、誰がVoIP(IPネットワーク上で音声を送受信する通信技術の総称)音声送信が無料でできると想像できたでしょうか?今では音声送信が無料でできるなんて当たり前のことと認識されています。
このことを考えると、最終的には「IP上のお金は無料」になるということも十分にありえます。つまり今後さらにビットコイン市場が大きくなり、いずれは送金にかかる金額や全てのIP上を使った仮想通貨機能はVoIPのように無料化されることになることが予想されるでしょう。
Bitcoin Bigger Idea Than Apple, Amazon Says Ark Investments CEO
Oct, 23, 2017 by Jon Buck
参考記事はこちらから
CoinPostの考察
ついにBitcoinハードフォークに伴い、ビットコインの価格が大幅に上昇し日本時価総額2位のソフトバンク社を抜きました。日本の企業では残すTOYOTA社のみとなります。前回10月14日に日本の時価総額ランキングと仮想通貨時価総額ランキングを比較した記事ではまだ、ソフトバンク社には劣る結果でしたが、1週間ほどで上回る結果出しました。下記の記事を参照にしていただければどれだけこの1週間で市場価格が上がったかが伺えるでしょう。
もしビットコインゴールド付与を目的にビットコインを保持している人が多い場合、ハードフォーク後ビットコイン価格は一時下落して行くと考えられますが、長期で見た場合、また、銀行からのウォール・ストリートの投資銀行から流れる資金が仮想通貨に投資された場合、今よりもさらに市場の価格上昇が見込まれるでしょう。
ビットコイン時価総額が日本企業2位のソフトバンクの時価総額を抜く!
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) October 23, 2017
日本企業残るはTOYOTA社のみビットコインの時価総額を上回っている現状です。日本・世界企業時価総額vs仮想通貨時価総額も合わせてどうぞ!(10月14日換算)https://t.co/PwUDIMO8vd pic.twitter.com/ObY3IxXKK8