- リップル役員に、仮想通貨重要人物が就任
- ビットライセンスの設計に携わった Ben Lawsky氏が 新たにリップル社の役員に迎えられました。彼は、仮想通貨界隈の規制を始め、その業界でのアドバイザリー業務でも活躍しており、リップルの今後の躍進が期待されます。
ビットコインライセンス規制の枠組みを作り上げた、前ニューヨーク金融機関監視官であるBen Lawsky氏(以下、Lawsky氏)が、スタートアップ企業であるリップル社の役員の一員になりました。
ビットコインライセンスは、世界でビットコインの禁止や規制を次々と行う中、政府がビットコインを技術として受け入れ、なおかつ取り締まるための規制を敷く制度です。
11月21日の発表によると 、Lawsky氏はリップル社の支払いプラットフォーム及び、組織内デジタル資産である XRP のさらなる発展を促進すると言及されています。
文中で彼は「この企業(リップル社)及び、従業員達は既存の国際的な金融システムをより効率的で、より安全に、そして、より公平にすることに対して情熱を持って取り組んでいる」と述べています。
Lawsky氏は、2013年から2014年にかけて枠組みが作成され、2015年に施行されたビットライセンスの第一人者として有名です。それ以降は、ほんの一握りのライセンスしか認められず、ビットコインライセンスを無くす裁判は未だ続けられています。
そして、2015年に設立された新しいコンサルティング会社を通して、Lawsky氏は一度自身で規制しようとした仮想通貨業界のアドバイザリー業務を開始し、これに対し、前任の ニューヨーク州金融サービス局長は特に介入することはありませんでした。
しかし、2017年10月にラスベガスで行われたMoney2020会議にて、Lawsky氏は将来起こる可能性のある詐欺行為は ”ビットコイン及び、仮想通貨のエコシステム全体への逆風となり得る” として ICO(イニシャル・コイン・オファーリング)に対しての規制の可能性を示唆しています。
BitLicense Architect Ben Lawsky Joins Ripple Board
Nov 21, 2017 by Nikhilesh De
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CoinPostの考察
仮想通貨のライセンス整備を行うニューヨーク金融機関監視官だった人物が、リップルに加入したことは大きな意味を持つことであると言えるでしょう。
リップル社は、仮想通貨の法に反するのではなく、法と共に歩んでいくことを名言しており、金融企業の間に入って決済システムを提供する企業として、着実に歩んでいることがわかります。