- Sonyによる教育分野でのブロックチェーン利用が始動
- ブロックチェーン技術を生かし教育上のデータ共有システムを構築していくことに応用されます。
- ブロックチェーン技術を用いて車間通信システムも可能
- アプリケーションの乗り物への応用によりブロックチェーン技術を用いた車間通信システムが実現できることを作成者が発表しました。
今後、様々な場所でブロックチェーン技術は導入されていくでしょう。今回は、Sonyが開発中のブロックチェーンでの活用例をご紹介します。
Sonyが開発中ブロックチェーンにより、教育管理を変える未来
Sonyによる新たな特許の申請は、日本の巨大テクノロジー企業が教育プラットフォームの一部としてブロックチェーンを利用することに注目していることを示しています。
8月にSonyはIBMと協力し、教育分野で学生の情報(成績など)の保証や決められた関係者間のデータ共有システムを構築することを発表しました。
これはブロックチェーンの普遍性などを応用した実用例となる予定です。
先週、米国特許商標庁(USPTO)が発表したSonyのアプリケーションが発表されました。このアプリケーションは上記のシステムが実際にどのように機能するかを示しています。
例えば、教育ネットワーク上の「ノード」を先生や生徒、その他関係者が管理をすることができます。アプリケーションは適切なユーザーによってサインされた「教育の経験」をチェーンに結び付ける方法にもふれています。
以下はアプリケーションシステムの管理に関する説明です。
「この例では、ユーザーの教育経験や証明書などの情報を安全にそして改ざんされることなく保管するためにブロックチェーンを利用することが可能です。「情報」には受講科目及び取得証明書が含まれます。さらに、スマートコントラクト及びスマートプロパティーのような概念に基づき、知識も(所有物としてブロックチェーンを通して処理及び移動することで)交換することが可能です。」
ブロックチェーン技術を用いて車間通信システム
電子機器、電子機器と情報処理システムと名付けられたアプリケーションは技術を応用し(乗り物を共有ネットワーク上でつなぐ「Internet of Vehicle」など)も暗示しています。
アプリケーション作成者によると「Internet of Vehicle」ネットワークは「想定通り」、車間通信システムとして道路状況の報告を可能にします。
以下はアプリケーション作成者による発言です。
「本開示の電子機器を乗り物に適用(例えばノード)することでブロックチェーン技術を用いて相関がない物同士でも情報を交換することが可能になり、正確なリアルタイム道路状況情報が得られます。」と書きました。「このようにして分散化リアルタイム道路状況観察及びナビゲーションシステムの向上が見込めます。」
Sony Details Blockchain Use for Education Data
Dec. 4, 2017 by Nikhilesh De
参考記事はこちらから
CoinPostの考察
ブロックチェーン技術の開発がさらに進み、様々な分野でこの技術の実証実験が行われています。
今回は教育分野でのSonyブロックチェーンをご紹介しましたが、そのブロックチェーン技術が乗り物車間リアルタイム道路状況把握にも応用することができ、ブロックチェーンの技術は一つの分野のみならず、複数の分野で応用が可能となります。
前回も音楽業界でもブロックチェーン技術を紹介しましたが、今後もどの分野でブロックチェーン技術が応用されるか注目です。