はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコイン1億円予想」で知られるマカフィー、脱税で逮捕

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マカフィーを告発・逮捕

米SEC(証券取引委員会)が過去のICO販売プロモーションでジョン・マカフィーを告発したことがわかった。脱税の疑いでスペインで拘束(逮捕)され、米国への引き渡しが予定されている。

SECの文書によると、少なくとも2017年11月〜2018年2月の間、マカフィーは個人の知名度を利用し、ツイッターで7つのICO(トークン販売)のプロモーションを行い、計2300万ドル(約24億円)以上を稼いだ。「これらのICOはデジタル証券の販売に関わるもので、マカフィーの投資助言は投資家をミスリードしていた」と指摘している。

ミスリードした1つの重要なポイントとして、マカフィーは自身がICO発行側に雇われたことを投資家に公表していなかったことだとしている。また、それぞれのICOの「投資家」もしくは「技術アドバイザー」と謳い、持っていたICOトークンを投資家に売ることを隠蔽していたことなど、いくつかの違法行為を働いていたとされる。

また、マカフィーのボディガードを務めるJimmy Gale Watson, Jr.も、マカフィーに協力したことで告発。文書では、「マカフィーはビットコインとイーサリアムで合わせて1160万ドル、宣伝するICOトークンでは1150ドルを報酬として支払われていた。本人はボディガードに316,000ドルを支払った」としている。

マカフィーは2018年6月に、「SECの脅迫を受けている、今後ICOのプロモーションを行わない」、「ICOを行うものは逮捕される可能性が高い」とSNSで発言したことでも知られており、その当時から捜査の対象となっていた可能性が指摘されている。

SECは今回の告発で、不正利得の返金、民事罰のほか、マカフィーとWatson, Jr.氏が今後デジタル証券の発行・購入・発売に参加することを禁止することも裁判所に求めている。

スペインで逮捕

これらの発表に際し、米司法省はマカフィーが脱税した疑いで告発し、スペインで逮捕されることがわかった。米国に引き渡される予定だという。

こちらの告発は、SECにも関連したもので、ICOプロモーションで得た利益に係る税金を逃れたとしている。

脱税する目的で、マカフィーが所有する不動産や自動車、ヨットを他人名義に変更していたという。

仮に有罪判決となれば、1つの脱税起訴につき、5年の禁固刑が科せられ、また1つの税申告の故意的不履行に付き、1年の禁固刑が科せられると、司法省は説明している。

マカフィーは以前、ビットコインが100万ドルに到達する予想をし、然もなくば、自分のイチモツを食べるなど大口を叩いていたが、今年の6月には予想が冗談だったと発言を撤回していた。

関連司法省文書

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/07 木曜日
13:45
野村系レーザー・デジタル、ドバイで仮想通貨オプションOTC初の認可取得
野村證券子会社のレーザー・デジタルがドバイVARAから仮想通貨OTCオプション取引で世界初の規制認可を取得。機関投資家向けデリバティブサービスを本格開始。
13:20
トランプ関税、新税率発動で米ビットコインマイニング産業に深刻な影響か
米トランプ政権による新たな相互関税が8月7日に発動した。マイニング機器の大半を東南アジア諸国からの輸入に頼る米マイニング業界にとって、大きな痛手となると専門家は警告している。
11:35
中国当局、仮想通貨関連の虹彩認証を警戒
中国国家安全部が仮想通貨ワールドコイン(WLD)の虹彩認証について警告を発した。生体認証データ悪用リスクを挙げている。ケニアなども同プロジェクトの活動を停止している。  
10:40
仮想通貨財務企業ブーム、ピーク過ぎた可能性=ノボグラッツ指摘
ギャラクシー・デジタルのマイケル・ノボグラッツCEOが仮想通貨をバランスシートに保有する企業設立ブームの終焉を示唆。既存企業の成長に注目が移る段階と分析。
09:30
米SEC「プロジェクト・クリプト」で注目すべき3つの仮想通貨投資チャンス=Bitwise
米SECの「プロジェクト・クリプト」開始により期待できる投資機会をビットワイズCIOが分析した。SEC委員長のスピーチを背景にして3つの分野を特定している。
08:35
ビットコイン、年末に最大25万ドル到達の可能性=トム・リー予測
ファンドストラットのトム・リー氏がビットコイン価格25万ドル到達の予測を維持。機関投資家の関心高まりと市場懐疑論を根拠に強気見通しを示すが、アナリスト間で意見分かれる。
08:30
米Bakkt、多国籍ビットコイン財務戦略を展開へ 日本上場企業の株式取得
米仮想通貨プラットフォームのBakktがライザップから堀田丸正株式約30%を取得し、社名を「bitcoin.jp」に変更予定。日本を拠点とした多国籍ビットコイン財務戦略として注目。
07:40
中国、ステーブルコイン解禁を検討か=報道
中国が人民元の国際化とドル対抗を目的に、初のステーブルコイン発行を検討。香港でライセンス制導入も、資本流出への警戒から慎重な運用方針を採用。FTが報じた。
06:35
トランプ家支援のビットコインマイニング企業American Bitcoin、9月上場見込み 
グリフォンデジタルマイニング株主がトランプ家支援のアメリカンビットコインとの合併案採決を開始。9月初旬の取引完了後、ナスダック「ABTC」で上場予定。
06:05
スタンダードチャータード「イーサリアム財務企業がETFより優位」
スタンダードチャータードのアナリストがイーサリアム財務企業への投資を推奨。NAV倍率が1倍超で米国ETFよりステーキング報酬や規制裁定機会でメリットが大きいと分析。
08/06 水曜日
17:20
SBI、仮想通貨ETFの国内上場を計画 金融庁の制度検討で実現に前進
SBIホールディングスが仮想通貨を組み入れたETF商品の開発を発表した。金融庁の制度検証開始を受け、ゴールドとの混合型とビットコイン、リップル社のエックスアールピー(XRP)を含めた直接投資型の2つの商品案を検討中。日本の仮想通貨投資環境の大きな転換点となる可能性が期待される。
14:30
12年間にわたる8000BTC回収戦略に新展開、英男性 失われたビットコインの所有権をトークン化
2013年に8000ビットコイン(約1344億円相当)を保存したハードディスクを誤って廃棄した英国人男性が、12年に及ぶ回収戦略を新たな方向へ転換。ハードディスクの物理的な回収は諦める一方で、保存されたビットコインの法的所有権をトークン化する計画を発表した。
13:55
バウンスビット、F・テンプルトンのトークン化マネーファンドをBBプライムに統合
CeDeFiプラットフォームのバウンスビットがフランクリン・テンプルトンのトークン化米国債ファンドBENJIをBBプライムに統合。米国債利回り4.5%と仮想通貨戦略を組み合わせた構造化商品を提供開始。
13:18
ヒューマファイナンス創設者「日本円ステーブルコインは米ドルと相互補完的」、PayFiで貿易決済革新目指す
世界初PayFiネットワークのヒューマファイナンス創設者カラマン氏が日本円ステーブルコインの役割を語る。米ドルとの相互補完で貿易決済やサプライチェーンファイナンス革新を目指す。8月末のWebXカンファレンスへ参加予定。
11:50
ギャラクシーデジタル、自社株GLXYのトークン化を検討 ビットコイントレジャリーにも見解
米ギャラクシーデジタルがSECに提出した書類でGLXY株のトークン化を検討中だと明かした。ノボグラッツCEOは、ビットコイン財務戦略市場の今後についても見解を示している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧