野村とLaserが主導するラウンド
zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは、新たなシードおよびプライベートファイナンスで、500万ドル(7.7億円)を調達した。zkSync Eraはイーサリアムのzkロールアップ基盤のレイヤー2ブロックチェーンだ。
今回の調達を主導したのは、野村グループ傘下のLaser Digitalで、Hashkey Capital、Fenbushi Capital、Matter Labs(zkSync開発企業)、Draper Dragon、Crypto.com Capital、Cogitent Ventures、Faculty Group、DWF Labs、Morningstar Venturesなども参加している。
Laser Digitalは、デジタル資産のセカンダリートレーディング、ベンチャーキャピタル、投資商品の3つの主要領域を手掛ける、野村ホールディングスのデジタル資産子会社だ。これまで、Pyth Networkと提携し仮想通貨の価格データを供給することや、RWAトークン化のオンボーディング、ポリゴン(MATIC)のファンド販売などで、幅広くWeb3業界に関わってきた。
今回の投資先である「Tevaera」とは、マルチプレイヤー機能とUXに焦点を当てたゲームエコシステムで、zkStackをもとにするレイヤー3・ゲームチェーンおよび複数のゲームを開発している。
現在、ファンタジー戦略ゲーム「Guardian Islands」や多人数参加型レースゲーム「Teva Run」などのWeb3ゲームや、NFTマーケットプレイスおよび分散型取引所を運営している。同社のウェブサイトによると、Tevaeraは85万人以上のゲーマーを有しており、250万近くのユーティリティNFTを発行した。
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
なお、独自の仮想通貨「Teva」のエアドロップが期待されているところだ。
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