ドル・コスト平均法で成功
8年間にわたり、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の積立投資を実践してきたトレーダー”Rego”氏は、Xの投稿でポートフォリオの進捗状況をアップデートし、約900%のリターンを達成したことを報告した。
UPDATE: BITCOIN DCA JOURNEY
— rego • (@regothetrader) November 9, 2024
It has now been nine months since I've last updated our progress on my personal daily Bitcoin buys. We are approaching the 8 year anniversary of consistently buying Bitcoin every single day, at the same exact time, regardless of the price it trades… https://t.co/2S1GRLpF3f pic.twitter.com/gdyhZqclBE
Rego氏は、2016年からビットコインの投資を始めたが、その投資戦略はドル・コスト平均法に基づいており、「毎日、12時間ごとに、一回あたり15ドル」のビットコインを購入。ほぼ8年後の11月9日時点で、投資総額8万6,250ドル(約1,318万円)は、86万1,411ドル(約1億3,172万円)のポートフォリオへと大きく成長した。
なおビットコイン価格はその後も上昇を続け、執筆時点で9日の価格を20%上回っている。
Rego氏は22歳の時、「やっと信じられるものを見つけた」と確信を持ったビットコインに投資を始める。14〜16時間というシフトで長時間働き、生活費を必要最小限に抑え、投資資金を捻出したという。
2019年に破産したカナダの取引所クアドリガ(QuadrigaCX)や2022年に経営破綻した米大手取引所のFTXなど、「あらゆる落とし穴」を見てきたが、同氏は「数学的に確実だと信じて、前進し続け」、毎日同じ時間にビットコインを購入するという自身の投資戦略を貫いてきた。
耳にはホワイトノイズが絶えず鳴り響き、自分の決断は正しかったのだろうかと疑問に思う日が何日もあった。今日、私は正しい決断をしたと宣言できる。
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専門家の意見
Rego氏が自身の決断を正しかったと言えるまでは、何年もの月日が必要だった。
同氏の投資戦略は、銀行家、ファイナンシャルアドバイザー、リスク管理のプロなど、「専門家」と呼ばれる人々の考えとは対立するものだった。そのため、その間ずっと「君のビットコインの購入方法は非効率で、戦略は効果的ではない。最終的には損して売ることになるだろう」と言われ続けたという。
今日、私はここで彼らが間違っていたと伝えたい。
Rego氏は「ビットコインはリスクではなく、理解の問題だ」と主張。ビットコインについて学べば学ぶほどその事実が明白になると述べている。
最初の4年間はビットコインがリスクではないということは、「誰にも明らかではなかった」が、今日、ビットコインは「真剣に受け止めるべきもの」として、大企業やヘッジファンド、国によっても認識されるに至ったと、同氏はまとめた。
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マイクロストラテジーの戦略
Rego氏は、今後も価格に関係なく、ビットコインの購入を継続すると述べている。
この姿勢は、ビットコインの可能性に多大な信頼を寄せ、「ビットコイン財務企業」としての戦略を実践している米マイクロストラテジー社に通じるものがある。
同社のマイケル・セイラー会長は26日、投資家からの売却観測に対し、きっぱりと「私は売らない」と断言。マイクロストラテジー社の強固なビットコイン(BTC)投資戦略を改めて強調した。
I'm not selling.
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) November 26, 2024
同社は25日、55,500 BTCを追加購入し、現在の保有数は386,700 BTC(執筆時価格で5兆4,734億円)となり、ビットコイン総供給量(21,000,000 BTC)の約1.8%に達し、2%に近づいている。
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