はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

NFTトレーディングカードゲーム「Gods Unchained」、Epic Gamesストアに上陸

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Gods Unchainedのリーチ拡大

Web3(分散型ウェブ)ゲーム開発企業Immutable Gamesは21日、ブロックチェーンベースのトレーディングカードゲーム「Gods Unchained」が大手PCゲーム配信プラットフォーム「Epic Games Store」に登録されたと発表した。

Epic Games Storeは全世界で2億3,000万人以上のPCユーザーにサービスを提供しており、Epic Gamesの自社タイトル以外にも無料ゲームの提供や、「Magic: The Gathering」や「FIFA 23」などの有名ゲームも取り扱う。

Epic Gamesとは

アクションRPG「ボーダーランズ3」などのゲーム開発で全世界で1,200万本以上の売上を記録している大手ゲーム開発企業である。また、Unreal Engineという3Dエンジン技術の開発・配信でも知られている。

これにより、一般ユーザーがより簡単にアクセスできる環境が整った。「Gods Unchained」のエグゼクティブ・プロデューサー、Daniel Paez氏は以下のように述べている。

PCゲーム愛好家やトレーディングカードゲーム(TCG)ファンといった、新たに幅広いオーディエンスに我々のゲームを紹介できることに喜びを感じている。これは我々の旅の一環であり、Gods Unchainedを新しい多様なプレイヤー層に提供し続けるという我々のコミュニティへの約束を果たすためのものだ。

「Gods Unchained」はプレイヤーにゲーム内アイテムの所有権を保証する、NFT(非代替性トークン)トレーディングカードゲームだ。プレイヤーはNFTカードを獲得、取引、販売、収集し、これらを用いて戦略的なデッキを構築し、スキルベースのマルチプレイヤーバトルを楽しむ。

同ゲームは、Magic The Gathering Arenaの元ゲームディレクターであるChris Clay氏が参画することで注目され、2019年にはGods Unchainedのプレセール限定パックが完売となり、6.5億円以上を売り上げた。その後、オンチェーン取引数(NFTトークン)はdAppsゲーム史上最高のトランザクション数を記録した。

関連:大型ブロックチェーンゲーム「Gods Unchained」、dAppsゲーム史上最高取引数を記録

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

ロードマップを発表

「Gods Unchained」の開発チームは最近、2023年向けの新たな開発ロードマップを発表した。その目標は、Web3ユーザーやブロックチェーン愛好家、コアなTCG/ストラテジーゲーマーに向けて、主要なメインストリームTCGとしての地位を確立することだ。

TCGで人気のゲームモード「Seald」を導入する計画もあり、ランダムに配布されたカードで戦うゲーム体験が楽しめるようになる。また、新しいコンテンツ・クリエイター・プログラムを実施し、コミュニティ活動の活性化を図る。このプログラムでは、プレイヤーは自分のゲーム体験のハイライトを動画にし、その共有を通じてトークン報酬を獲得できる。

Paez氏によると、Gods Unchainedは大規模で資金の潤沢な企業が運営する数少ないブロックチェーンゲームの1つだ。「Gods Unchained」を手掛けるImmutable Gamesは、NFTに特化したレイヤー2スケーリングソリューションImmutable Xを開発するImmutable社の子会社だ。Immutable社は昨年、シリーズCで2億ドル(280億円)の資金調達に成功し、その企業価値を25億ドル(3,500億円)とした。

Paez氏は今後の展望について、「Gods Unchained」のガバナンスと経済的変化を設計中であると明かしている。海外仮想通貨メディアThe Blockに対し、「現在は”Gods Unchained”の重要な転換点に位置しており、これからの6ヶ月間は我々のこれまでの歴史の中でも最もエキサイティングな時期になるだろう」と語った。

関連:ブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained」プレセール完売で6.5億円以上売り上げ

レイヤー2とは

「2層目」のブロックチェーンのこと。全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/16 水曜日
13:50
米司法省とCFTC、ポリマーケットへの調査打ち切り=報道
米司法省とCFTCが仮想通貨USDCで賭けに参加できるポリマーケットに対する調査を打ち切ったと伝えられる。米国ユーザーへのサービス提供疑惑を調査していた。
13:40
民主党幹部、審議中の仮想通貨法案めぐり「金融危機招くリスク」と警告
米民主党のマキシン・ウォーターズ議員が、仮想通貨法案CLARITY法・GENIUS法について「大規模詐欺と経済破綻につながる」と警鐘を鳴らした。またトランプ大統領とその家族の利益相反を強調し、「危険で意図的な欠点」があると批判した。
11:35
ビットコインATH更新後に利益確定売り急増か、クジラ活動でボラティリティ警戒
仮想通貨ビットコインが12万3000ドルの史上最高値を記録後、取引所への流入が急増し利益確定売りが活発化。14年間休眠していたウォレットが2万BTC売却開始、クジラ活動も活発化で市場調整の可能性。
10:10
トランプ大統領、GENIUS法案の採決動議で反対派議員と協議 再投票の見通し
トランプ大統領が16日、GENIUS法など仮想通貨関連法案の採決に必要な議員11名との合意を発表。同日の動議否決を受け、マイク・ジョンソン下院議長と連携して巻き返しを図る。
09:30
米マラソン、ビットコイン利回り戦略を拡大
米マイニング大手マラソンがTwo Primeの30億円調達を主導し、仮想通貨ビットコイン利回りサービスへの委託を2,000BTCまで拡大する。ビットコイン運用で収益多様化を図っている。
09:15
ProShares、XRPとソラナのレバレッジ型ETFを米国でローンチ
ProSharesは、仮想通貨XRPとソラナのレバレッジ型ETFをそれぞれ米国でローンチしたことを発表。これは先物で運用され、現物に投資する商品ではない。
08:45
ダイモンCEO、ステーブルコインに懐疑的も参入表明
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOがステーブルコイン事業への参入を表明。仮想通貨に懐疑的ながらも競争上の必要性を認める。シティグループやバンク・オブ・アメリカも検討中。
07:50
米フィデリティの子会社、メタプラネットの筆頭株主に
東京上場のメタプラネットにフィデリティ・インベストメンツ子会社が筆頭株主として12.9%出資。ビットコイン財務戦略を評価し海外投資家の関心高まる。
07:25
「米国の法整備で仮想通貨は主流化する」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、米政府による法整備実現で仮想通貨は新たな時代に突入するとの見方を示した。仮想通貨は主流化し、それが戻ることはないと主張している。
06:55
カンター・フィッツジェラルド、6000億円規模のビットコイン取引で合意間近=報道
ブランドン・ルットニック氏率いるカンター・フィッツジェラルドが、ビットコインOGであるアダム・バック氏との間で40億ドル規模のビットコイン取引で合意間近。BTC投資戦略を加速。
06:05
米下院、仮想通貨法案の採決手続き動議を否決 問題点は?
米下院で仮想通貨関連3法案の手続き投票が196対223で否決。共和党保守派が中央銀行デジタル通貨の禁止条項不備を理由に反対票を投じた。
05:30
米シャープリンク、世界最大のETH保有企業に
シャープリンクが世界最大の企業イーサリアム保有者となり、7月15日時点で約29万4000ETH保有。平均取得価格2695ドルで含み益約9200万ドルを記録。
07/15 火曜日
17:27
スタンダードチャータード、ビットコイン・イーサリアム現物取引を開始
英国系大手銀行スタンダードチャータードが7月15日、機関投資家向けビットコイン・イーサリアム現物取引サービスを開始。世界初のG-SIBsによる暗号資産現物取引として注目。FCA登録済みで安全な取引環境を提供する。
13:50
米議会で「仮想通貨週間」開始、GENIUS法案など3つの主要法案を集中審議
米議会で仮想通貨週間が始まり、GENIUS法案、CLARITY法案、反CBDC監視国家法案の3つの主要法案が審議される。ステーブルコイン規制や仮想通貨の監督体制確立に向けた重要な1週間となると期待されており、業界も支援に力を入れている。
13:25
古参ビットコイン大口保有者、3000億円相当売却開始か=オンチェーンデータ
2011年のソロマイナーとみられる8万BTC保有の大口投資家が、ギャラクシー・デジタル経由で約3000億円相当のビットコイン売却を開始。バイビットとバイナンスにも直接入金。ビットコインが3%急落。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧