はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

韓国大手仮想通貨取引所Upbit、KYC義務違反で新規ユーザー登録を制限へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨事業を一部制限か

韓国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所Upbitは、同国規制当局の金融情報分析院(FIU)から9日に、規制違反の処罰に関する通知を受け取ったことがわかった。現地メディアが16日に報じた

同社の本人確認手続き(KYC)などにおいてマネーロンダリング対策(AML)に不備があったことは以前から報じられている。今回の通知では20日までに意見書を提出するようUpbitに要請しており、それをもとに最終的に処罰の内容が決められるという。

マネーロンダリングとは

犯罪によって得られた収益金の出所などを隠蔽する行為のこと。

▶️仮想通貨用語集

Upbitを巡っては昨年11月、今回と同じメディアが顧客確認義務違反の疑いを報じていた。韓国の規制にもとづいてUpbitのライセンス更新に関する現場検査を8月末から実施する中で、顧客確認義務違反の疑いが浮上。今回の報道はこの時の続報である。

関連韓国仮想通貨取引所大手Upbitに50万件超のKYC違反疑惑=報道

現場調査では、約70万件の顧客確認義務違反があったと今回は報じられた。前回の報道では50万件から60万件と伝えられていたため、件数が増加している。

具体的には、身分証明書上の名前や登録番号が不鮮明で本人確認が適切に行われていないにもかかわらず、口座が開設されていたケースなどが確認されているようだ。

UpbitはFIUの通知に対し20日までに意見書を提出し、21日には処罰の内容が決定される予定。現時点では、新規ユーザーに対する最大3カ月間の業務制限などが科される可能性があるという(最大6カ月との報道もあり)。

また、韓国の法律では顧客確認義務違反1件につき最大1億ウォン(約1,065万円)の罰金が科せられる可能性もあり、Upbitの事業継続にも影響を及ぼす可能性が指摘されている。

他にもFIUは、韓国以外の投資家へのサービス提供についても調査を行った模様。本来、韓国の仮想通貨取引所は、実名が確認された韓国国民にしかサービス提供が認められていない。

Upbitのライセンス更新手続きは現在も審査中だ。

Upbitについて

Upbitは2017年に創設された仮想通貨取引所。仮想通貨投資家が多い韓国で、約70%のマーケットシェアを誇る。

また、各種データを見ると、世界的にも出来高は多い。「The Block」のデータによれば、12月のUpbitの出来高は世界3位で、2,830億ドル(約44兆円)相当の取引が行われた。

「Messari」によると、本記事執筆時点における過去24時間の出来高も世界3位である。

出典:Messari

関連仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/31 金曜日
11:00
米SEC、初のビットコイン&イーサリアム複合型現物ETFを承認
米証券取引委員会(SEC)が、暗号資産ビットコインとイーサリアムを組み合わせた初の現物ETFを承認。Bitwise社が開発した革新的な投資商品で、時価総額比率に応じた資産配分となる。
10:32
エルサルバドル、国際通貨基金の融資条件を受けビットコイン法改正へ
エルサルバドルがIMFの融資条件に基づきビットコイン法を改正した。民間部門の仮想通貨受け入れ義務を任意に変更している。
10:02
ノルウェー政府系ファンド、550億円相当のBTCを間接保有
550億円相当の仮想通貨ビットコインをノルウェー政府系ファンドが間接保有していることがわかった。間接保有とは、マイクロストラテジーなどの株を保有しているという意味である。
01/30 木曜日
19:00
トランプ一家のWLFI(ワールドリバティ)とは?トークンセールなど注目のDeFiプロジェクトを解説
「World Liberty Financial (WLF)」の特徴、トークンセール情報、購入方法、リスクを解説。トランプ一族が支援するDeFiプロジェクトの最新動向と今後の展望を詳しく紹介。
14:15
米商務長官候補ラトニック氏「AIとブロックチェーンでUSDTの悪用を防止」
米商務長官候補のハワード・ラトニック氏は承認に向けた公聴会で、AIとブロックチェーン技術を活用してステーブルコイン、テザーの悪用を防止する方法について語り、1~2年以内に違法行為を排除することも可能だと主張した。
13:50
トランプ氏ミームコインなど「PolitiFi」トークンが選挙で果たす役割 研究者ら分析
研究者らがトランプ氏ミームコインなど「PolitiFi」トークンの選挙への影響を分析した。若年層などへのアピールや資金調達に役立つとしている。
13:20
米インディアナ州議員、退職基金からビットコインETF投資を可能にする法案を提出
インディアナ州のジェイク・テシュカ議員が、州の年金基金などがビットコインETFに投資することを可能にする法案を提出した。法案が可決されれば2025年7月1日から施行される見通しだ。
12:30
FOMC通過で仮想通貨相場など反発、米国州ではビットコイン準備金をめぐる動きが本格化
FOMCでパウエルFRB議長の発言を受けてビットコイン価格が上昇する中、テキサス州が優先法案にビットコイン準備金を含めるなど、複数の州で暗号資産への取り組みが本格化。フロリダ州やペンシルベニア州なども同様の動きを見せている。
11:30
トランプ政権のBTC相場4年サイクルへの影響、Bitwise幹部が分析
Bitwiseの最高投資責任者は、米トランプ政権が仮想通貨ビットコイン相場の4年サイクルに与える影響を考察。2026年にビットコイン相場が下落する可能性を分析している。
10:20
仮想通貨カルダノ(ADA)が完全分散化へ Plominアップグレードを完了
仮想通貨カルダノがPlominアップグレードを完了し、ADA保有者による分散型ガバナンスへ移行した。ADA保有者は投票で意志決定に参加できるようになる。
09:40
XRPやSOL、DOGE含む銘柄の総合的パフォーマンスを追う指数、GMCIが提供開始
米GMCIは新たに、主に米国を拠点とする仮想通貨銘柄の価格パフォーマンスを追跡する新たな指数「USA Select Index」を立ち上げた。この指数は、米国市場に焦点を当てた仮想通貨戦略の標準的なベンチマークを提供することを目的としており投資家にとって重要な指標ととなる。
08:35
FOMC後のビットコイン価格と投資家心理の変化|仮想NISHI
仮想通貨市場は、米連邦公開市場委員会後の記者会見で、パウエルFRB議長が「銀行は暗号資産の顧客に完全に対応できる」と発言したことで上昇。さらにチェコ中銀が外貨準備でビットコイン保有を検討していることが伝えられ上昇を後押しした。
07:35
米SEC、ライトコインETF上場申請について意見公募の手続きを開始
米国証券取引委員会は30日より、Canary社のライトコインETF提案に関して一般からのコメントを募集し始めた。認識された最初のアルトコインETFである。
07:00
チェコの中銀総裁、準備金5%のBTC保有を提案へ
チェコ中銀総裁は、準備金を多様化するために仮想通貨ビットコインを購入する計画を提出することがわかった。この計画が承認されれば、準備金1,400億ユーロの5%をビットコインで保有することになるという。
06:50
イーロン・マスク氏のテスラ、ビットコイン保有継続 1600億円相当
米電気自動車大手テスラは30日の決算発表で、9,720ビットコインの保有を継続していることを明らかにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧