はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、「リキッドステーキング活動は有価証券に該当せず」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーキングETFにも追い風か

米証券取引委員会(SEC)は8月5日、特定のリキッドステーキング活動は有価証券に該当しないとする新ガイダンスを発表した。仮想通貨に友好的な姿勢への転換を示す重要な政策変更として、業界から注目を集めている。

新ガイダンスでは、リキッドステーキング参加者は証券法に基づく登録義務を負わないと明記している。リド(LIDO)、マリネード・ファイナンス、ジト・ソル、ステークワイズなどのサービスが証券法適用除外の対象に含まれる見通しだ。

SECは「ステーキング受領トークンの提供・販売は、預託された仮想通貨が投資契約の一部でない限り、証券法上の証券に該当しない」と判断した。この見解により、プロトコルベースまたはサードパーティー経由でのリキッドステーキングが明確に規制対象外となる。

トランプ政権下でSECは仮想通貨により歓迎的な姿勢に転換している。ポール・アトキンス委員長は先週「プロジェクト・クリプト」を発表し、仮想通貨の配布・保管・取引に関する規則更新を進めている。

関連:米SECが「プロジェクト・クリプト」始動、米金融市場のオンチェーン移行目指す

アトキンス委員長は今回の声明で「リキッドステーキングに関する今回の職員声明は、SECの管轄外となる仮想通貨活動に関する職員見解を明確化する重要な前進」と評価し、プロジェクト・クリプトが既に成果を生み出していると強調している。

ノバディウス・ウェルスのネイト・ジェラシ代表は、このガイダンスがイーサリアム現物ETFでのステーキング承認への最後のハードルを取り除いた可能性があると分析した。リキッドステーキングトークンがETF内の流動性管理に使用されることで、SECの懸念が解消されるという。

関連:ソラナのリキッドステーキングとは?始め方、JitoやバイナンスSOLなど注目動向

関連:イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/06 水曜日
17:20
SBI、仮想通貨ETFの国内上場を計画 金融庁の制度検討で実現に前進
SBIホールディングスが仮想通貨を組み入れたETF商品の開発を発表した。金融庁の制度検証開始を受け、ゴールドとの混合型とビットコイン、リップル社のエックスアールピー(XRP)を含めた直接投資型の2つの商品案を検討中。日本の仮想通貨投資環境の大きな転換点となる可能性が期待される。
14:30
12年間にわたる8000BTC回収戦略に新展開、英男性 失われたビットコインの所有権をトークン化
2013年に8000ビットコイン(約1344億円相当)を保存したハードディスクを誤って廃棄した英国人男性が、12年に及ぶ回収戦略を新たな方向へ転換。ハードディスクの物理的な回収は諦める一方で、保存されたビットコインの法的所有権をトークン化する計画を発表した。
13:55
バウンスビット、F・テンプルトンのトークン化マネーファンドをBBプライムに統合
CeDeFiプラットフォームのバウンスビットがフランクリン・テンプルトンのトークン化米国債ファンドBENJIをBBプライムに統合。米国債利回り4.5%と仮想通貨戦略を組み合わせた構造化商品を提供開始。
13:18
ヒューマファイナンス創設者「日本円ステーブルコインは米ドルと相互補完的」、PayFiで貿易決済革新目指す
世界初PayFiネットワークのヒューマファイナンス創設者カラマン氏が日本円ステーブルコインの役割を語る。米ドルとの相互補完で貿易決済やサプライチェーンファイナンス革新を目指す。8月末のWebXカンファレンスへ参加予定。
11:50
ギャラクシーデジタル、自社株GLXYのトークン化を検討 ビットコイントレジャリーにも見解
米ギャラクシーデジタルがSECに提出した書類でGLXY株のトークン化を検討中だと明かした。ノボグラッツCEOは、ビットコイン財務戦略市場の今後についても見解を示している。
10:55
メタマスク、ステーブルコイン『mmUSD』発行計画 
メタマスクが米ストライプと提携し、新ステーブルコインmmUSD発行を発表。イーサリアムとリネアでアーベv3統合を提案。GENIUS法案成立後の米国ステーブルコイン市場参入事例として注目。
10:30
米SECパース委員「政府は仮想通貨技術によるプライバシーを保護すべき」
米SECへスター・パース委員が、仮想通貨・ブロックチェーン技術によるプライバシー保護の重要性を強調した。米国ではトルネード・キャッシュ創設者の裁判が進められているところだ。
10:12
インドネシア、ビットコイン準備金の創設を検討
インドネシア政府が、仮想通貨ビットコインの準備金創設を検討していることがわかった。マイニングを行う案が上がっていることなど、政府にプレゼンを行ったコミュニティ団体が明かしている。
08:20
CEAインダストリーズが5億ドル調達完了、世界最大のBNB財務会社へ
米ニコチン製品企業CEAインダストリーズが8月に5億ドル(約740億円)の私募増資を完了。バイナンス創設者チャオ氏のYZiラボが主導し、世界最大規模のBNB仮想通貨財務会社設立へ。株価は先週の高騰から50%下落。
07:02
二代目ソラナスマホのSeeker、50超の国へ出荷を開始
仮想通貨ソラナのスマートフォンを開発するソラナ・モバイルは、二代目の機種シーカーの出荷を開始。50超の国に出荷を行っており、これから数週間かけて手元に届いていくと説明している。
06:40
ブラジル下院、ビットコイン準備金法案の公式討論会を8月20日開催
ブラジル下院が8月20日に戦略的ビットコイン準備金に関する初の公式討論会を開催。5%の外貨準備にあたる約170億ドルをBTC保有する法案を審議予定。
06:20
米シャープリンク、イーサリアム保有量を52万ETHに拡大
ナスダック上場のシャープリンクゲーミングが8月5日、7月28日-8月3日に8.3万ETHを平均3634ドルで購入し総保有量52.1万ETHに拡大と発表。ETHトレジャリー企業で世界2位。
05:50
コインベース、約3000億円の転換社債発行を発表
米仮想通貨取引所コインベースが8月5日、10億ドルずつ2029年・2032年満期の転換社債20億ドル発行計画を発表。
05:30
米SEC、「リキッドステーキング活動は有価証券に該当せず」
米証券取引委員会が8月5日、仮想通貨リキッドステーキング活動と受領トークンは証券法の適用外とする新ガイダンスを発表。リド(LIDO)等の登録義務を免除。
08/05 火曜日
17:10
メルカリアプリでコインチェックの口座開設・取引が可能に、2026年上半期開始予定
コインチェックとメルコインが業務提携を締結。2026年上半期にメルカリアプリからCoincheckの多様な暗号資産(仮想通貨)取引が可能に。現在3銘柄のみの取り扱いから大幅拡大予定。両社合計で顧客預かり資産1兆円、利用者数300万人超の実績を活かし国内市場の本格拡大を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧