CoinPostで今最も読まれています

リップル(XRP)最高値50円台を記録/高騰の理由は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル(XRP)が最高値50円台を記録
価格上昇の理由としては、リップル社の技術を活用した日韓国際送金の実験開始と、リップル社David Schwartz氏による大きな企業との提携に関する言及が挙げられます。

リップル(XRP)が本日前日比70%近い上昇を記録しました。

ビットコインなど多くの通貨が最高値を更新し続けていた中、リップル(XRP)は長い間価格を停滞させていました。

多くのニュースに恵まれていた中、思ったような価格上昇が見込めないことから、価格が操られているのでは?などの憶測を生む結果となっていました。

しかし、リップル社にとって2017年は準備の年と捉えることができるほど、その時期に他の仮想通貨、ブロックチェーンスタートアップ企業とは一線を画した企業との提携、またそれに伴って2018年から徐々に実用化プロジェクトが始動し始めることで、多くの投資家を期待させているのも間違いありません

よって価格が停滞している時期でもホールドし、逆に買い増しをされていた方も多いのではないでしょうか。

そのような多くのリップル投資者にとって待ちに待った日、また年が始まったのかもしれません。

では高騰の理由について考察したいと思います。

大きな理由として、2つあるのではないかと思います。

目次
  1. リップル社の技術を活用した日韓国際送金の実験開始
  2. リップル社David Schwartz氏による大きな企業との提携に関する言及

リップル社の技術を活用した日韓国際送金の実験開始

SBIホールディングス傘下のSBI Ripple Asiaを中心として活動する、内外為替一元化コンソーシアムが、先日リップル社技術を利用する準備が整ったことを発表しました。

内外為替一元化コンソーシアムがRippleNetを利用する準備が整った事を発表
次世代送金インフラ整備を目的とし、三井住友銀行やゆうちょ銀行等61行が参加する内外為替一元化コンソーシアムで、RippleNetを使用する準備が整ったことが発表されました。

この発表に続く形で、日韓のブロックチェーン利用国際送金の実験開始が発表されました。

内外為替一元化コンソーシアムについて

2017年7月には参加銀行が61行に及び、三井住友銀行やゆうちょ銀行等メガバンクも参加しているプロジェクトです。

ブロックチェーンや分散台帳技術などの技術を活用することで内国為替と外国為替を一元化、更には24時間リアルタイムでの送金インフラの構築を目標に掲げています。

内外為替一元化コンソーシアムのRCクラウドで構築されているのは、「xCurrent」と呼ばれるシステムです。

三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行を含む日本国内銀行がリップル社の「xCurrent」を通じて「RippleNet」に統合されています。

日韓国際送金

この内外為替一元化コンソーシアムが主導となり、ブロックチェーン技術などを提供する韓国企業、デイリーインテリジェンスと提携し、同企業が韓国側の銀行をとりまとめています。

実験は1月31日まで行われ、実験が成功に終われば来春実際に国際送金に利用される運びです。

この「xCurrent」自体はリップル社が提供するXRPの利用はされないが、この送金でのJPY/KRW為替ペッグを考えて、最終的にはXRPを利用する可能性も言及しています。

「xCurrent」の活用の時点で30%のコストカットや即日送金も可能にしますが、XRPの送金が実現すると、為替と送金の更なるコストカットを可能にするため、60%の削減が可能とのことです。

   

価格上昇に認知度が関係か?

このニュースは本日12月13日の日経新聞の紙面にも掲載された上、リップルの名前が記載されていることで、知名度や投資にも影響が出ている可能性はあります。

最近ではビットコインが新聞に掲載されることが日常的になっていますが、仮想通貨に関する世間の認知度や好奇心が向上していることは間違い無いでしょう。

リップル社David Schwartz氏による大きな企業との提携に関する言及

David Schwartz氏(以下David氏)がこのような発言をしたのは、XRP CHATと呼ばれるリップルに関する情報掲示板です。

David氏は、リップル社のChief Cryptographerであり、度々この掲示板で重要な内容に関して言及し、話題となっている人物です。

※現在は消去されている可能性もあり、情報として確実なものでは無い可能性があることを踏まえて、これらの情報がSNSや海外掲示板で話題になっているので取り上げます。 あくまでも未確定情報となります。ご了承ください。

David氏が記載した内容は以下の2点 (David氏はこの画像の@JoelKatz)

Hoodboss:いつ価格が月に行くぐらい高騰しますか?

JoelKatz:次の金曜日、5PM(PST)です。

Hoodboss:@JoelKatz 今期のXrapidパートナーシップについてです。パートナシップが一社ではないそうですが、何社と提携をするのでしょうか?XRPについては発表があるのでしょうか?

Sunburntsuzy:@JoelKatz 特定の名前を公開できないことは知っています。ですので、注目度の高いパートナーシップがあるのかをお答えできますか?

JoelKatz:名前を発表したいほどの、大きなパートナーシップが二つあります。銀行ではありませんが、よく知られている名前です。

注目の日付は今週金曜日5PM(PST)?

この金曜日5PMという内容は、情報が公開されていないことから多くの憶測を読んでいます。

価格上昇に関しての回答なので、多くの人が注目していることも事実となります。

金曜日5PMは、日本時間土曜日10AMになります。

情報が定かではありませんが、この日時が注目されることは間違い無いでしょう。

※追記

しかし、あるツイッターへの回答で、本人が金曜日5PMはいつムーンするの?という話に対する冗談だという言及もしています。

大きな2つの提携とは?

この二つの大きな提携がどこの会社を意味しているのかわかりませんが、掲示板で議論されている中で、一般投資家の意見を参考に記載します。

多くの企業の中で、注目されていたのはAmazon社とUber社です。

Amazonのマーチャント(商人)は恐らく大いに得するでしょう。数年のAmazon社経験から言うと、キャッシュフローと在庫融資問題のためにセラー(売手)が一週間おきに支払われる点は問題でした。

複数の国で売買をするとなると、さらに問題は悪化します。

Amazon社は何年も海外セラーへの支払いを改善しようとしてきました。

例えば、米国のセラーがヨーロッパに販売した場合、Amazon社口座にあるユーロ売り上げを米国ドルに換えるため多額の手数料が発生します。

XRPはこの問題を解決できる可能性があります。

Amazonの利益の半分はマーチャントによるものですので、市場サイズは巨大です。

もしXRPが流動性を上げ、Amazonマーチャントへの支払いがより頻繁にできるように手数料を下げれば、流通がよくなりマーチャントが再投資し易くなります。

Airbnb社のグローバルペイメントはもちろん、アップルも同じことが言えるでしょう。このように両社にも通貨リスクがあるため、低コストかつ迅速な送金を求めています。

Uber社の赤字(コスト面の負担)を見ると、手数料が低くなる手段があれば、Uberに大変革を起こすでしょう。

リップル(Ripple)ニュースまとめ : 価格変動に関する最新情報を随時更新
仮想通貨リップル(Ripple)のニュースをまとめた特集記事です。価格変動に関わる最新ニュースや取り扱い取引所、ウォレットについての最新情報を更新していきます。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア