CoinPostで今最も読まれています

「バイナンスの地域仮想通貨ヴィーナスは規制遵守を最優先」共同創設者が説明|リブラの問題を回避か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「バイナンスの地域仮想通貨ヴィーナスは規制遵守を最優先」
バイナンス独自の地域版仮想通貨「ヴィーナス」について、同社共同創設者のHe Yi氏がインタビューで語った。フェイスブック社主導のリブラから教訓を得ながら、規制コンプライアンスを最優先とする姿勢を示した。

「バイナンスの地域仮想通貨ヴィーナスは規制遵守を最優先」

仮想通貨取引所バイナンスが8月に発表した独自の地域版仮想通貨「ヴィーナス(Venus)」について、バイナンス共同創設者のHe Yi氏が、Bloombergのインタビューで「ヴィーナスは規制遵守を最優先に」と話した。

ヴィーナスは、米フェイスブックが主導する仮想通貨リブラに類似したステーブルコインだ。バイナンスは、先にホワイトペーパー(事業計画書)を発表したリブラから貴重な教訓を得ているという。

関連ヴィーナスの発表

リブラとフェイスブック社に対しては、ホワイトペーパーが発表された直後から、各国の政府や規制機関らが一斉に懸念を示した。マネーロンダリングに悪用される可能性やフェイスブックのプライバシー保護対策等を問題視し、米国で公聴会が開催されたり、最近ではリブラプロジェクトから離脱を検討する企業が出るなど、先行きが不透明な状態だ。

バイナンスは、リブラと異なる、最初から法的コンプライアンスに力を注いでいくアプローチを採用し、順調にプロジェクトが進むように努めているという。技術開発と協会の結成よりも規制遵守を優先し、より保守的な方法を選択した計画だ。Yi氏は「ヴィーナスを発行する際は、必ずその国の規制に準じる」と説明している。

なおリブラとは違い、バイナンスはヴィーナスのホワイトペーパー発表前の現在から、世界各国の政府および企業に連携・協力を呼びかけている。Yi氏は、中国を引き合いに出し、ヴィーナスを「リブラの一帯一路版」だと名付けた。一帯一路とは、中国政府が形成を目指す経済圏構想のことで、国境をまたいで鉄道や港湾などのインフラ整備を支援ことを目的としたものだ。

ヴィーナスは最初、欧米以外の国で発行していくという。ローンチの時期は未定で、パートナシップなどの詳細を含め、次なる発表が待たれる。

参考資料 : Bloomberg

CoinPostの関連記事

バイナンス、開発者向けの新プラットフォーム「Binance X」を公開|仮想通貨の普及拡大を狙う
仮想通貨取引所バイナンスが「Binance X」という開発者向けの新たなプラットフォームを公開した。開発者を支援して経済圏構築を促進、仮想通貨の普及を高める狙いだ。
仮想通貨を保有するメリットを作る バイナンスCEOがAMAを実施|先物取引は9月を目処に開始
バイナンスCEOがAMAを実施。9月中にも先物商品の取引を開始することを発表したほか、仮想通貨を保有することにメリットを作る動きを拡大していく意向を示した。
コメントしてBTCを貰おう
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/24 金曜日
08:12
ヘデラ(HBAR)、国内初上場 CoinTrade
CoinTradeは23日、国内初の取扱いとなるヘデラおよびアバランチの新規取り扱い実施を発表した。
07:55
テラのDo Kwon氏、モンテネグロの空港で逮捕か
モンテネグロの内務大臣は、仮想通貨テラの開発を主導していたTerraform LabsのDo Kwon共同創設者と見られる人物を拘束したと発表。現在、身元確認が行われている。
07:30
米IT株・ナスダック反発 FOMC追加利上げから一夜明け|24日金融短観
3/24(金)朝の相場動向(前日比) 暗号資産 ビットコイン:28,259ドル +2.6% イーサリアム:1,818ドル +4.1% アービトラム:1.42ドル -71% 伝統…
03/23 木曜日
17:02
Bitrue、仮想通貨XRP関連トークン「COREUM」のエアドロップに対応
仮想通貨取引所のBitrueは、レイヤー1ブロックチェーン「COREUM」による、XRP(リップル)等の保有者向けエアドロップのサポートを発表した。スナップショットは3月24日13時(日本時間)から開始される。
16:05
Aavegotchi、ポリゴンでカスタムチェーン構築へ
メタバースゲーム「Aavegotchi」、独自ブロックチェーン「Gotchichain」の開発計画を発表した。カスタム可能なブロックチェーン構築ツール「Polygon Supernets」で専用のブロックチェーン「Gotchichain」が構築される。
13:15
Gala Games、公開プレイテスト開始
Gala Gamesが2タイトルで公開プレイテストを実施中。4X系のターン制RPG、「エターナル・パラドックス」とサバイバルMMOPRG「ウォーキング・デッド:エンパイア」で2週間限定で実施される。
13:00
アバランチ(AVAX)、アップデート後に1時間のダウンタイム発生
仮想通貨アバランチのブロックチェーンは、23日に実装されたアップデート「Banff 12」後に約1時間に渡って停止した。アバランチの「Contract(C)Chain」が影響を受け、一部取引所では入出金を停止する措置が取られた。
12:27
ビットコイン反落、FOMCパウエル発言やイエレン議会証言で楽観的な見方が後退
暗号資産(仮想通貨)市場では年初来高値を更新していたビットコインが急反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを行なったパウエルFRB議長の方針とイエレンの議会証言で、楽観的な見方が後退した。
11:28
メタマスク、機関投資家向けにステーキング機能を提供へ
米ConsenSysは、機関投資家向けの仮想通貨ウォレット「Metamask Institutional」にステーキング専用のマーケットプレイスを設置する計画を発表した。4つの仲介サービスを提供し、イーサリアムのワンクリック・ステーキングが可能になる。
11:15
ビットコインカストディのXapo Bank、USDC送金システム提供へ
ビットコインカストディ企業Xapo Bankは、ステーブルコインUSDCを発行する米サークル社と提携して送金システムを提供すると発表した。SWIFTと比べ低コストで迅速に送金できるものだとしている。
10:15
Bitrue、Arbitrum(ARB)上場予定
仮想通貨取引所Bitrueは、イーサリアムのL2「Arbitrum」の新規上場計画を発表した。同社は取扱い開始を記念して独自にARBトークンのエアドロップを実施予定。賞金として総額100,000 ARBが用意されている。
10:10
米SEC、トロン創設者ジャスティン・サン氏らを提訴
米証券取引委員会は、仮想通貨トロンの創設者であるジャスティン・サン氏に対して訴訟を起こした。未登録証券の提供や販売、ウォッシュトレードを行ったと申し立てている。
09:50
「GM Radio」 次回は分散型IDプロジェクト「Masa Finance」が参加
グローバル版CoinPostによる第15回GM Radioは、3月24日の12:00からツイッタースペースで配信予定。ゲストに、SBT活用の分散型IDプロジェクトMasa Financeを招待する。
09:20
米SEC、証券法違反の疑いでコインベースを調査
仮想通貨取引所コインベースは、米SECからウェルズ通知を受け取ったことを公表。SECが調査している内容やコインベースの考えを説明した。
08:20
コインベース、Arbitrum(ARB)上場予定
仮想通貨取引所大手コインベースは、「Arbitrum(アービトラム・ARB)」の新規上場を決定した。また、個人投資家向けのアルゴランド(ALGO)のステーキング報酬の付与中止する予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア