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コインチェックハッキング事件の記者会見内容まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインチェックが5億2千万NEM(約580億円)ハッキングされた事件での記者会見が開かれましたので、その発表内容をまとめました。

ハッキング事件の一連の流れについてはこちら↓

Coincheckが全通貨(JPY含む)の出金とアルトコイン売買を一時停止/騒動の一連の流れを掲載
Coincheck(コインチェック)が全通貨(JPY含む)の出金とアルトコイン売買を一時停止しました。この影響でコインチェックで120万円台を推移していたBTC価格は一時約100万円まで急落しました。

記者会見の発表まとめ

Q.被害総額は?
A.5億2千万NEM(約580億円)
Q.ネム以外の通貨のハッキングは?
A.確認されていない(ハッキングされていないと思われる)
Q.流出した顧客のネムの補償
A.現状検討中、ネムか円で補償するかも未定
Q.ネムはマルチシグ(秘密鍵が複数に分割されているセキュリティ強化の仕組み)対応していたか?
A.ロードマップにもあり、対応しようとはしていたが間に合わず未実装だった、さらにはホットウォレット(オンライン上のウォレット:リスク高)だった
Q.他の通貨は?
A.ビットコインはコールドウォレット(オフライン:リスク低)でマルチシグ対応、イーサリアムはコールドウォレット(オフライン:リスク低)でマルチシグ非対応
Q.ネムはハードフォークを行うか?(ハードフォークを行なってハッキングを無かったことにするのか?)
A.それはコインチェック側の判断ではない、ネム財団Lon Wong氏は「今回の件はNEMの脆弱性によって起きたものではないためハードフォークは行いません」と発表済み
Q.入出金や売買の一時停止はいつ解除される?
A.顧客の安全が確保されるまでは解除できない、なお現在はビットコイン売買以外の再開は全て未定
Q.ハッキング通信元は国内か海外か
A.現在調査中。盗まれた時刻などの記録は全て残っている
Q.対応しているビットコイン決済についてはどうなる?
A.今の所中止する予定はないが詳しくは未定
Q.金融庁の登録はいつになる?原因は?
A.登録が出来る前提で動いていたが、登録が出来るかどうかは金融庁の判断次第なのでコメント出来ない
Q.セキュリティー形成の努力を怠っていたのでは?
A.セキュリティーは可能な限り対応していた
Q.補償する資金力はあるのか?
A.まず補償するかどうかも決まっていない、コインチェックの資産状況を公表するかどうかも未定
Q.セキュリティや登録がしっかりしていない中で何故CMを放映して集客したのか?
A.セキュリティは最大限対応しており、金融庁の登録は出来る前提で動いていた、なお現在コインチェックのCMは全て放映停止にしている
Q.ネム所有者数などの明確なデータの公表は?
A.株主などとも相談して現在検討中
Q.株は和田氏と大塚氏で過半数を占めているのか?
A.過半数を占めている
Q.事業は継続出来るのか?(倒産しないのか?)
A.継続をしていく方法を検討中
Q.セキュリティは外注か?
A.全て内部開発、人数は全社員80名のうち約40名が開発でその人数でセキュリティも管理している
Q.昨年の6月になりすまし保証を発表していたが実施済みか?
A.未だ実施していない
Q.昨年の6月中に実施するとしていたが?
A.対応する予定だったが再度検討した方が良いと思われたため延期となった

CoinPostでは記者会見の生配信を実施していました。

録画はこちら↓

※急な会見だったために機材が整えられず、音声が聞き取りづらくなっております、申し訳ございません。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/29 水曜日
14:54
BitMEX創業者アーサー・ヘイズ「中国人民元の信用拡大はビットコインへの資本流入を促す」
仮想通貨取引所BitMEXの共同創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、中国における信用拡大が世界市場に波及し、結果的にビットコインなどのリスク資産全般への資本流入を促進するとの見解を披露した。
14:00
SNS連携のWeb3ウォレット「TIPWAVE」公開
NextmergeがX(旧Twitter)やDiscordユーザーに便利なWeb3ウォレット「TIPWAVE」を発表。SNSとの連携で暗号資産(仮想通貨)とNFTの利用が簡単に。ソーシャルメディアアカウントに対するNFT配布も可能になる。
12:40
ビットコイン投資商品9週連続の純流入、21年11月の「強気相場」以来最大規模に
暗号資産(仮想通貨)市場では、CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物OIがバイナンスを上回る規模を拡大。CoinSharesのデータではビットコインETPなどの投資商品に21年11月以来最大の資金流入を観測した。
11:30
Jドーシー氏、ビットコイン採掘分散化推進の「OCEAN」に投資
ムーモリン社のビットコインマイニングプロジェクト「OCEAN」が620万ドル調達。ジャック・ドーシーも支援し、ブロック報酬をマイナーに直接分配する革新的なアプローチを採用。暗号資産(仮想通貨)ビットコインの分散化と発展に寄与。
10:45
香港の行政長官、仮想通貨取引所Hounax詐欺事件について発言
香港の行政長官や規制当局責任者は、仮想通貨取引所Hounaxの詐欺事件について発言し今後の姿勢を示した。また香港警察が事件概要を説明している。
09:50
チェーンリンク、ステーキング機能をアップグレード
チェーンリンクは、ステーキングの新バージョンを仮想通貨イーサリアムのメインネットにローンチしたことを発表。特化する目標や移行スケジュールを説明している。
08:30
ドル円一時147.3円 コインベース株大幅高、米FOMC理事ハト派転換か
コインベースやビットコイン採掘関連株などはFOMC理事のハト派的な発言を受けて大幅に上昇した。今夜は米7-9月期四半期実質GDP改定値が発表される。
07:45
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香港のWeb3大手アニモカブランズは28日、TONのエコシステムに投資し、L1ブロックチェーン「TON」の最大のバリデータになったと発表した。
06:50
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仮想通貨取引所バイナンスの米国部門バイナンスUSは、CZ氏が同社の取締役会の会長を退任すると発表。退任はCZ氏が決断したという。
06:10
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米SECは新たに、Franklin TempletonとHashdexの仮想通貨現物ビットコインのETF上場申請について、パブリックコメントを募集すると発表した。承認が近いとの意見も。
05:45
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海外版仮想通貨取引所バイナンスは28日、新たに銘柄のパーペチュアル(無期限先物)取引を開始した。
11/28 火曜日
18:47
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三菱UFJ信託銀行、Progmat社、JPYC社がProgmat Coin基盤を活用した新しいステーブルコイン「JPYC(信託型)」の発行に関する共同検討を開始。JPYC社は、国内外のステーブルコイン交換業者としての新たな事業展開を目指す。新たな「JPYC(信託型)」は横展開可能なモデルであり、電子決済手段として機能する予定。
16:00
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イーサリアム共同創設者ブテリン「ステーキングメカニズムには大規模な刷新が必要」
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、トルコで開催されたDevconnectで、ステーキングを再設計し、パフォーマンスに影響を与える問題を解決する計画だと述べた。
13:28
オーディナル導入ゲームFarcana、アニモカから投資を獲得
UAEに拠点を置くゲームスタートアップ、FarcanaがAnimoca Brandsからの投資を受け、ビットコイン賞金プール付き戦略シューティングゲームの開発を加速。Web3ゲームの先駆者として、ビットコインオーディナルを導入予定。

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