CoinPostで今最も読まれています

韓国、仮想通貨取引所の金融庁(FIU)登録を制度化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国、取引所登録制に

韓国国会は5日、仮想通貨取引所の登録制に関する法案を可決。これまで具体的な規制がなかったが、今後取引所は同国の金融庁(FIU)に登録し、定期的に報告しなくてはならない。

「特定金融取引情報報告及び利用などに関する法」という本法律は、来年3月(1年後)より正式に施行予定だ。既存の仮想通貨(暗号通貨)取引所は2021年9月までに登録手続きを済ませる必要がある。

具体的に取引事業者は、①実名制入出金アカウントサービスと、②情報保護管理システム(ISMS)認証を導入した上で、FIUに申告を行うよう定められている。

韓国はすでに銀行口座の実名制入出金制度を施行しているが、法律に準拠し規制要項を満たす基準の設置は今回が初めてだ。

憲法裁判所では今年1月、2017年12月〜2018年1月に行われていた実名制KYC取引システム導入を含む、「政府の措置が違憲である」とする投資家の訴えに関する討論がなされた。実名制KYCなどの負担は、一部の中小規模取引所を廃業に追い込んだ要因と指摘されていた。

しかし今回、厳しい状況が軽減されるような法律ではないようだ。すでに一部の中小規模取引所は流動性低下を受け、多くの仮想通貨ペアを上場廃止していると、メディアLongHashは報じた。

一方、韓国の大手取引所UpbitやBithumbをはじめ、複数のハッキング事件が発生するなか、明確な規制が確立したことで、利用者の安心感につながる。要件を満たさない中小取引所の淘汰が進み、より健全な市場の整備が期待される。

参考:Coindesk韓国

CoinPostの注目記事

韓金融庁の専門家「仮想通貨ユースケースの欠如、規制のハードルに」
韓国金融庁に所属するブロックチェーンアドバイザーHong Ki-hoon氏は、仮想通貨(暗号資産)のユースケースが欠如していることが規制を策定する上で妨げになっていると指摘した。
インドでプチ仮想通貨バブル インド10億人市場の活性化期待で
中央銀行の仮想通貨関連禁止令の違憲判決を受け、インド10億人市場が活性化する期待感が高まっている。関連銘柄は、ビットコインが下落する中、逆行高を記録した。
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
19:46
「事業者向けのNFT活用法とは?」web3メディア経営者2名が動画解説|WebX STUDIO
動画コンテンツ紹介 新たにリブランディングした「WebX STUDIO(旧:CONNECTV)」。 「WebX STUDIO」第三弾では、CoinPost代表の各務貴仁と、あた…
18:25
ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出
ブラックロックとビットワイズが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFの修正申請をSECに提出。SECの一斉承認に向けた準備と憶測が広がる。新しい監視・マネーロンダリング防止措置など、類似点の指摘も。
16:27
イーサリアムベースのDigiFT、RWA市場展開に向けシンガポールでライセンス取得
イーサリアムブロックチェーン上で展開するDigiFTがシンガポールでCMSライセンスを取得。デジタル証券とRWAトークン化により、革新的かつ安全な金融サービスの提供を目指す。ブロックチェーンと金融の融合が深化する。
13:58
「証拠不十分で仮想通貨企業を提訴した疑い」米連邦判事、SECに理由開示命令を下す
米連邦地方裁判所のロバート・シェルビー判事は、米証券取引委員会に対し仮想通貨企業DEBT Boxの資産凍結について、誤解を招きかねない不十分な証拠提示で提訴に踏み切ったと指摘。理由を説明するよう命じた。
12:15
ブラジル最大手銀行イタウ、ビットコインなど仮想通貨取引サービス開始
ブラジル最大手銀行イタウ・ウニバンコは仮想通貨の取引サービスを開始した。まずビットコインとイーサリアムを取り扱うとしている。
11:59
仏ソシエテ銀、イーサリアム上でデジタル証券を発行 ESG戦略の透明性を強化
ソシエテ・ジェネラルがイーサリアムブロックチェーンでセキュリティトークンを発行。ESGへの取り組みと透明性の向上を目指し、カーボンフットプリント情報を含むデジタルグリーンボンドを活用する。
10:45
「ビットコインは米国の利益を守る最善の手段」コインベースCEO
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、ビットコインなど仮想通貨が、インフレを背景に米ドルの代替手段として注目される可能性があると発言した。
10:20
Bybit、仮想通貨投資に関するレポート公開
Bybitは、投資に関するレポートを公開。このレポートでは、各種類の投資家が仮想通貨ビットコインやイーサリアムなどに、どのように資金を配分しているかを調べている。
08:30
仮想通貨ビットコインマイニング株大幅高、NYダウ反落
主要仮想通貨関連株はビットコインが42,000ドルに復帰したことを受け、5日に続伸した。一方、本日のNYダウは小幅反落しエヌビディアなど大型IT株も売られた。
07:30
「2024年まで20もの仮想通貨ETPを提供へ」カナダValour
カナダの仮想通貨ETP発行会社Valourは新たに2024年まで欧州で20もの仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)を提供する目標を掲げた。機関投資家の資金流入が追い風になっている。
07:02
エルサルバドル、ビットコイン投資の含み益がプラスに
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、同国の仮想通貨ビットコイン投資の利益がプラスに転じたと公表。公表時点で約5.3億円の利益が出ている。
06:30
コインベース、仮想通貨ポリゴンなどの先物も提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは先週末、ポリゴン(MATIC)とビットコインキャッシュ(BCH)のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。COIN株価は5.5%高。
06:00
国際版バイナンス、銘柄新規上場
仮想通貨取引所大手バイナンスは新たなステーブルコイン「Anchored Coins EUR (AEUR)」新規上場を実施した。先月バイナンスに上場した「ORDI」は一ヶ月で約9倍も上昇した。
05:30
米Franklin TempletonのCEO、ビットコインやアルトコイン保有を明かす
米Franklin TempletonのCEOはFortune誌のインタビューで自身が仮想通貨ビットコイン(BTC)や一部のアルトコインを保有していると明かした。
12/04 月曜日
15:11
グレースケール、「GBTC」のビットコインETF転換についてブログで説明
米グレースケール・インベストメンツは公式ブログで、米国における現物ビットコインETFの承認は時間の問題であるとして、GBTCをビットコインETFとして、ニューヨーク証券取引所Arcaへ上場させることに注力していると強調した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア