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「ゲームストップ騒動」映画化検討、ウィンクルボス兄弟が米MGMと共同で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゲームストップ騒動の映画化権を取得

暗号資産(仮想通貨)取引所Geminiを運営するWinklevoss兄弟と、米国の巨大メディア企業メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)がゲームストップ事件を描く映画を製作する可能性があることが分かった。

映画は、米ベストセラー作家Ben Mezrich氏の「The Antisocial Network」というタイトルの著作に基づく。映像作品の製作・供給を行っているMGMは、この作品の映画化権を獲得したという。

製作総指揮を行うのが、Winklevoss兄弟が設立したウィンクルボス・ピクチャーズである。

Ben Mezrich氏は「Bitcoin Billionaires(日本語版:世紀の大博打 仮想通貨に賭けた怪人たち)」というWinklevoss兄弟を主人公とした実話を出版しており、Winklevoss兄弟とは以前から関わりがあった。

ゲームストップ株パンプ事件とは

新作「The Antisocial Network」は、1月後半に世間を騒がせたゲームストップ株式パンプの件を題材とするもの。

海外の大手掲示板サイトRedditで「wallstreetbets」(以下、WSB)というページに集まった個人投資家のグループが、業績低迷していたゲーム小売り企業ゲームストップ(GME)の買い注文を呼びかけた。

GMEの株式が下落する方向に賭けてショートを積み重ねていたヘッジファンドに対抗して、WSBは同社の株式とストックオプションを購入する動きを結託して行った。

この結果、GMEの市場価格は12月以来1,700%以上に急騰。1月20日時点の39ドル台から27日には一時347ドルの高値をつけている。

最終的に、ヘッジファンドMelvin Capital Managementが、27億5000ドル(約2860億円)の救済資金措置を受けるなど、ウォール街の機関投資家に数十億ドル規模の損失をもたらす結果となった。

米SEC(証券取引委員会)も1月29日、この件について声明を発表。「投資家の利益を守り公正で秩序ある効率的な市場を維持するために、現在市場の急激な変動を緊密に監視しており、不正取引があった場合、投資家を保護するために行動する」という方針を示している。

関連:未曾有の踏み上げ相場で米ゲームストップ株暴騰、仮想通貨にポジティブとの評も

この件については、空売りファンドに業を煮やしていた個人投資家から歓迎する向きがある一方、ある意味無秩序な素人集団と機関投資家とのパワーバランス変容は、市場の不確実性を極端に高めるリスクもあり議論を巻き起こしている。

いずれにせよ個人投資家グループが機関投資家に挑戦する図式となったこの事件は、早速映画化される方向に進んでいる。

2月1日にはリップル(XRP)パンプも

このゲームストップの株式パンプと似た構造を持っていたのは、2月1日に起きたリップル(XRP)パンプである。

WSBのクリプト版として注目されたRedditのページ「r/SatoshiStreetBets」で、仮想通貨XRPのパンプが呼びかけられた。同コミュニティー及びSNS上で、XRPを「2月1日22時半」(日本時間)に購入と保有(≒パンプ)するようメッセージが拡散。

これを受けてXRPは一時、高値77円台まで大幅反発していたが、呼びかけ時刻よりも早い日本時間20時に下落に転じ、数時間で50%安を超えて急落する結果となった。

Redditや、人気取引アプリ「ロビンフッド」のユーザー(ロビンフッダーとも称される)の一部が、こうしたパンプに参加したことが知られており、ロビンフッドは1月28日、取引が集中する一部銘柄の新規買い注文を停止するなどの対処をしている。

このような市場乱高下の不利益を被らないためには、市場急伸が観察される銘柄は、パンプ関連銘柄か情報を調べることが必要だ。また、取引集中時は、スプレッドによる損失拡大や、取引停止による機会損失の可能性もあるため、販売所形式の取引サービスに頼らないことも対策の一つである。

関連:XRP(リップル)の価格乱高下事例に見る、個人投資家の警戒ポイント

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