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機関投資家もメタバースに関心か、27億円規模の仮想通貨関連ファンドが誕生

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨関連ファンドを設立

暗号資産(仮想通貨)業界のベンチャーキャピタル「OP Crypto Capital Management(以下、OP Crypto)」は6日、2,500万ドル規模(約27億円)のファンドを立ち上げたことを発表した。

このファンドは、中央集権型金融(CeFi)と分散型金融(DeFi)だけでなく、メタバース(Metaverse)を含めた3つ技術の架け橋になるプロジェクトや開発者を経済的にサポートするという。OP Cryptoは大手仮想通貨企業に出資を受けているため、今回のファンドは、機関投資家がメタバースに注目し始めたことを表しているとの見方がある。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。

▶️仮想通貨用語集

OP Cryptoは2021年6月に設立されたばかりのベンチャーキャピタル。設立者は、大手Huobi Capitalでシニア・インベストメント・ディレクターを務めたDavid Gan氏だ。まだ創業から間もないが、Galaxy DigitalやDigital Currency Group(DCG)、Huobi Ventures、Bybitなどの大手仮想通貨関連企業から出資を受けている。

Gan氏は以前、初期事業をサポートするため、Huobi Labsでマネージングディレクターも務めていた。OP Cryptoでも、仮想通貨業界でゲームチェンジャーとなるような事業の創設者に投資をしていきたいとしている。メタバースについては、仮想通貨のエコシステムに世界規模で多くのユーザーをもたらすことができると期待を示した。

CoinPostの提携メディアThe Blockによると、OP Cryptoは、米国を拠点にする創業者とアジアの仮想通貨コミュニティをつなぐことで、他のファンドと差別化を図ろうとしているという。

Gan氏は2019年、『フォーブス』から「アジア経済で世界を変える30歳未満の30人」に選出された。今後は仮想通貨の上場や金融商品のローンチなどにも積極的に関わっていきたいとしている。

メタバースについて

メタバースは最近、仮想通貨業界でも急激に注目度を高めている。

7月には、NFT特化型プラットフォームとブロックチェーンゲームの開発で知られ、国内取引所にも上場しているEnjin(エンジン)が、ブロックチェーン・メタバースを開発する韓国の「Dvision Network」との提携を発表。

マルチチェーンプラットフォームとして拡大中のDvision Networkは、イーサリアム(ETH)やPolkadotなどの5つのブロックチェーンで動作する最初のメタバースとなることを目指すという

関連Enjin(エンジン)、メタバース開発企業のDvision Network(DVI)と提携

また8月には、仮想通貨取引所OKExが、GameFiプロジェクトに投資する1,000万ドル(約11億円)規模のファンドを立ち上げると発表。メタバースをテーマとしたハッカソンを開催し、ワークショップやデモデイなどの開催を通して、プロジェクトの支援にも取り組むとした。

関連仮想通貨取引所OKEx、GameFi・メタバースで11億円ファンドを設立

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