はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米議員候補、「米政府はビットコインを保有すべき」 中国の動向に活路

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「米国政府はビットコインを保有すべき」

米アリゾナ州の上院議員に立候補しているBlake Masters氏は28日、米国政府が暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を戦略的に保有するべきだと主張した。他にもPat Toomey上院議員が中国の仮想通貨禁止令に米国のチャンスを見出している。

中国のさらなる仮想通貨取り締まり強化を受けたものであり、Masters氏は次のようにツイートした。

先週、中国は仮想通貨を禁止した。

我々はその反対のことをしよう。米政府はビットコインを戦略的な蓄えとして購入すべきだ。

さらに、選挙資金の寄付をビットコインでも受け付けると続けた。

Masters氏は7月上旬に上院選への出馬を表明し、共和党の予備選挙にアリゾナ州から立候補。Paypalの共同創設者Peter Thiel氏が設立したベンチャーキャピタル「Thiel Capital」の最高執行責任者(COO)を務めている。

Thiel氏も21年4月、米保守派の非営利団体「リチャードニクソン財団」が主催したカンファレンスにて、中国政府がビットコインなどの仮想通貨をある種の金融兵器として用いる可能性があると警鐘を鳴らしていた経緯がある。

関連:PayPal創業者、デジタル通貨戦略で先行する中国に警戒感

Toomey上院議員の発言

中国の仮想通貨禁止令に米国のチャンスを見る者は、Masters氏以外にも存在している。

共和党のPat Toomey上院議員は24日、次のようにツイートした。

中国のビットコインなど仮想通貨に対する、権威主義的な取り締まりは、米国にとっての大きなチャンスだ。米国が、中国に対して大きな構造的優位性を持っていることを思い出させるものでもある。

さらに、Toomey氏は、中国政府は経済的自由を好まず「ここ数十年において、金融セクターのイノベーションで一番エキサイティングと考えられるもの(仮想通貨)」に、人々が参加することを寛容できないでいると続けた。

「経済的自由は成長を促進し、すべての人にとっての生活水準向上にもつながる」とも述べている。

関連:米上院議員、SEC委員長に明確な仮想通貨規制を求める

「米国の反応は2パターン」サークル社CEO

ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を運営する米サークル社のJeremy Allaire CEOは、中国の仮想通貨禁止令に対する米国での反応について、2つの種類があると指摘した。

中国の取り締まりに対しては2種類の反応がある。まず羨望の念と、米国も、中国のように強力な執行力を持てるようになるべきだという考えがある。

一方で、オープンなインターネットへの信念がある。歴史の正しい側に立ち、価値あるオープンなインターネットを享受していこう。

また「西欧ではルールに基づいた、オープンな自由市場や民主的価値観が強力な政治経済システムを築いてきた」として「オープンなブロックチェーンやデジタル資産」によって、この方向性がさらに発展していくことを期待するとしている。

USDCとは

18年9月に初めて発行されたステーブルコイン。米ドル価格と1:1の価値となるように設定されており、コインベースとサークルの共同事業体「Centre」が発行。ステーブルコインの中では、テザー(USDT)に次いで2番目に多い流通量を誇る。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
20:05
Bybit、日本居住者向けサービス終了へ 2026年1月が最終期限
Bybitが日本居住者へのサービス終了を発表。2026年1月22日がKYC2完了の最終期限となり、未完了者は制限対象に。金融庁の規制強化を背景に、10月の新規登録停止に続く措置。世界第2位の取引量を持つ同社の撤退により、多くのユーザーへの影響が予想される。
18:00
Digital Space Conference 2026 無料チケット受付開始
ユーザーがメタディスクリプションを100文字程度で作成するよう依頼しています。DSC2026の記事内容に基づいて、SEOに適したメタディスクリプションを作成します。2026年2月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Digital Space Conference 2026」を開催。日本デジタル空間経済連盟主催、CoinPost企画・運営。AI、Web3、メタバース等を横断し次の社会像を議論。参加無料、チケット受付開始。
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧