はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)が過去最高値更新、アルトシーズンの様相呈す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨相場の動向

3日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+2.95%の720万円(63,030ドル)で推移している。

BTC/USD日足

64,000ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)で揉み合ってはいるものの、調整局面で買われ下値を切り上げている。少なくとも昨今のオンチェーンデータや地合いの良さから伸び代はあるように見受けられ、日柄調整が済めば、過去最高値67,000ドルの更新も見えてくるか。

関連:ビットコインとイーサリアムのオンチェーン取引量、10月は歴代2位を記録

アルトシーズンの様相に

時価総額TOP10のラージキャップアルトで、本日にかけて過去最高値を更新したのは2銘柄。イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)がそれぞれ最高値を更新した。SOLは時価総額でカルダノ(ADA)を上回り、推定時価総額は640億ドル(7.3兆円)を超えた。

Messari:時価総額TOP10

ここ数週間では、SHIBなどの犬系コインや、MANAやSANDなどメタバース関連銘柄の高騰と循環物色が続いた。今年5月以来となるアルトシーズン再来フェーズにおいて、大口投資家の資金流入や投資家のトレンド感度の高さは、日増しに強まっている。

関連:ソフトバンク、メタバースNFTゲーム「The Sandbox」で100億円規模の資金調達主導か

イーサリアム上昇の背景としては、米大手デリバティブ取引所CME(シカゴマーカンタイル取引所)が、最少ロットを従来の1/10まで下げ、大口のホールセールのみならず、リテール投資家の間口を広げたマイクロ・イーサリアム(ETH)先物取引のローンチ予定を発表したことが好感されたことなどが挙げられる。

関連:米CME、個人投資家向けのイーサリアム先物取引を来月ローンチ予定

イーサリアム(ETH)は、7日間連続で新たに採掘された量をバーン(焼却)量が上回った。DeFi(分散型金融)とNFT(非代替性トークン)市場の需要増から来るトランザクション手数料(ガス代)高騰に伴うものだ。今年8月のロンドン・ハードフォークで、従来のオークション形式から新たなメカニズムに変更される改善提案「EIP-1559」が導入されて以降、「base fee(ベースフィー)」がマイナーに渡らず、バーンされる仕組みとなった。

その結果、11月までに3500億円相当の724,400ETHがバーンされ、市場供給数から消滅。希少価値をより高めている。

ただし、ガス代の高止まりは、「レイヤー2」と呼ばれる互換性のあるチェーンの発展を促す一方、dApps(分散型アプリケーション)やNFTゲームの一般利用者のユーザビリティーを著しく損ね、「イーサリアムキラー」と称される複数の代替チェーンにシェアを奪われやすくなることを意味する。

関連:イーサリアム3年ぶりの過去最高値更新、高騰要因に4つの理由

機関投資家の動向

機関投資家は、ビットコインのみならず、主要なアルトコインにも目を向け始めている。

CoinSharesの最新レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)金融商品に対する先週の流入額は2億8,800万ドルに。これまでの総流入額は過去最高の87億ドルに達した。

先々週まで米SEC(証券取引委員会)が「ビットコイン先物ETF」を認可したことで膨らんでいたビットコイン関連の金融商品への流入は落ち着いた。10月第3週には、1週間で14億ドル以上がビットコインETFなどに流れ込んでいたが、翌週は2.9億ドルに留まる。一方で、イーサリアムをはじめ、ソラナ、ポルカドット、カルダノへの資金流入は増加した。

2日には、オーストラリア最大手銀Commonwealth Bankが、2022年から暗号資産(仮想通貨)のサービスを始める予定があることについて、同国メディアAFRが報じた。Commonwealth Bankの2020年度総資産は、115兆円に及ぶ。

関連:豪州最大手銀、仮想通貨売買を提供計画か

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧