メタバースの技術を活用
米プロバスケットボールリーグ「NBA」のチーム「ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)」は、メタバース(仮想空間)に関するサービスを提供するため、商標の申請を行ったことが分かった。
今回、米国特許商標庁(USPTO)に申請したのは、チーム名の「ネッツ」と「メタバース」を組み合わせた「ネタバース(Netaverse)」。メタバース上で試合のプレイを観ることができるサービス等の提供を計画している。
商標申請に関する今回の内容は、「Gerben Intellectual Property」の特許弁護士の話として、米メディア『Boardroom 』が24日に報道。Boardroomは、NBAの著名選手ケビン・デュラント氏らが創設したメディアである。
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一方、以前からブルックリン・ネッツがメタバース技術を活用することは明らかになっていた。ブルックリン・ネッツの放送権を持つ「YES Network」も、16日に以下のツイートを投稿している。
Welcome to the Netaverse! @Grady details a historic debut. #netaverse pic.twitter.com/dmrtn09xd6
— YES Network (@YESNetwork) January 16, 2022
上記ツイートの動画では、多くのカメラを使い、選手らをデジタルで表現。試合におけるプレイのライブ放送か、最低限リプレイの放送でメタバースを利用すると報じられている。
また、ブルックリン・ネッツは「ネタバース」について、グッズと技術に関する申請も行なったという。Boardroomは、「メジャーなプロスポーツチームがメタバース事業に参入するのは、ブルックリン・ネッツが初めてだ」とした。
メタバースとは
インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使ってゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスに参加できるなど、様々な領域で活用が期待されている。
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NBAの動向
NBAは、仮想通貨・ブロックチェーン業界と連携が進んでいるスポーツ組織でもある。昨年10月にNBAと米大手仮想通貨取引所のコインベースが提携を発表。コインベースはNBA傘下の全米女子バスケットボール協会(WNBA)らの組織とも提携し、これらのリーグが仮想通貨取引所とパートナーシップを結ぶのは初の事例ということで注目を集めた。
また、12月には、仮想通貨取引所FTX傘下のFTX.USが、NBAのゴールデンステート・ウォリアーズとパートナーシップを締結したことが分かった。
FTX.USは、チーム公式の仮想通貨プラットフォームになり、またNFT(非代替性トークン)のマーケットプレイスの役割も担うという。
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