はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

インドの仮想通貨法案、予算委員会の議題に挙がらず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インド下院、仮想通貨の講習会を開催

インド下院議会は1月31日、暗号資産(仮想通貨)についての講習会を開催することを発表した。また、仮想通貨法案は、予算委員会の議事日程には挙がっていない。

下院の日程は、講習会について次のように掲載した。議会メンバーに是非出席してほしいとしている。

下院事務局のPRIDE(民主主義のための研究講習センター)は、「仮想通貨と、それがインドの経済に与えるインパクトについて理解するためのレクチャー」を開催。ハイブリッドモード(オンラインとオフラインの両方)で、2月2日に行われる。

なお、5月まで続く予定の予算委員会の議題一覧に、仮想通貨法案は挙げられていなかった。

これまでの経緯

インドでは一時、ビットコイン(BTC)など民間の仮想通貨を禁止する法案も起草されたが、その後「仮想通貨についてはより慎重に考慮すべき」とする姿勢が強まっている模様だ。

21年12月には、政府関係者が地元メディアに対して、次のように語っている。

インド政府の最高レベルで議論を重ねた結果、仮想通貨についての法律は、グローバルな枠組みと連動していなければならないと考えられた。だが、こうした枠組みがまだ発展途上であるため、しばらく世界の状況を観察しつつ、課税や消費者保護などの面で検討を進めていくこともできる。

関連インド仮想通貨規制法案、審議は2022年に持ち越しか

インドのモディ首相も様々な場面で、仮想通貨に対しては「世界で統一したアプローチ」を採用する必要があると、繰り返し呼びかけているところだ。

モディ首相は1月17日にも、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で講演し、仮想通貨がもたらす課題には世界的な取り組みが不可欠だと唱えている。

関連インド首相「仮想通貨の課題解決には世界的な協調が必須」

ダボス会議とは

ダボス会議とは、世界経済フォーラムがスイスの保養地ダボスで開催する年次総会。世界各国から、国家元首をはじめ、政治家や企業経営者、学術関係者などが参加し、グローバルな課題について議論する場となっている。

▶️仮想通貨用語集

こうした姿勢について、インドの大手銀ICICI銀行の法務責任者Pramod Rao氏は、「政府が仮想通貨法案の提出を見送ったことは、よいことだ。しばらく状況を見ながら、新たな専門の規制当局が必要かどうかを判断することができる」と話している。

一方で、法律事務所Cyril Amarchand MangaldasのパートナーであるAnu Tiwari氏は、スローペース過ぎてはいけないの見解を示した。「新たな規制当局などを準備する場合には数年かかるだろう。仮想通貨にとっては長過ぎる」として、インド証券取引委員会(SEBI)が当面規制を担当するのが現実的な選択肢だと意見した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/11 木曜日
14:58
仮想通貨業界トップ、米CFTC新設諮問会議に参加へ
米CFTCが「CEOイノベーション評議会」を設立し、クラーケンやジェミナイなど仮想通貨業界トップが参加。デリバティブ市場の構造変化やトークン化について議論。仮想通貨担保のパイロットプログラムも開始。
14:06
レイヤーゼロ(ZRO)とは?スターゲートの使い方・バイバックの仕組みを解説
レイヤーゼロ(LayerZero)の仕組みやZROトークンのバイバック、スターゲートを使ったブリッジ方法を初心者向けに解説。Stargate買収の背景やリスクまでわかりやすく紹介します。
12:05
イーロンのスペースX、146億円相当のビットコイン移動 IPO関連か?
イーロン・マスク氏率いるスペースXが約146億円相当のビットコインを移動した。10月から毎週大規模な送金を継続しており、IPO計画との関連が注目されている。
11:49
トム・リー氏、「イーサリアムは既に底打ち」 先週690億円相当を購入
ビットマイン会長トム·リー氏が、イーサリアムは既に底入れしたと発言。同社は先週、約4億6,000万ドル相当のETHを購入し、10月以来最大規模の買い増しを実施。今後10~15年間、ビットコインよりもイーサリアムの将来性に期待を寄せている。
11:49
FRBの慎重姿勢でビットコイン反落 2026年の利下げは限定的か
FRBは25bpの利下げを決定したが、パウエル議長の慎重姿勢を受けビットコインは下落した。2026年の追加利下げは1回との見方が広がる中、グラスノードのデータは実現損失が1日5.5億ドルとFTX崩壊時並みの高水準を示す。機関投資家の本格参入で4年サイクル終焉論も加速。
11:04
米大手9行が仮想通貨企業を排除 通貨監督庁が是正へ
米通貨監督庁(OCC)は、JPモルガンなど大手9行が2020-23年に仮想通貨企業を含む合法事業者へのサービスを業種理由で制限していたと発表。「金融の武器化」と批判し、違法行為には司法省照会も検討。トランプ政権下で「デバンキング」問題の是正が加速。
11:00
ビットコイン9.4万ドル急騰からの反落、FOMC利下げ後に軟調な動き|仮想NISHI
FRBの25bp利下げを受け、ビットコインは一時9万4000ドルまで上昇したものの、その後反落。X-Bankアナリストの仮想NISHI氏によると、デリバティブ市場でのロング解消による売り圧力が現物買いを上回っている。欧米機関投資家のクリスマス休暇入りを控え、年末にかけて軟調基調となるリスクを指摘。
09:19
ストラテジー社、ビットコイン保有企業の扱いめぐり書簡 MSCI指数除外案に反対表明
ビットコインを蓄積するストラテジー社がMSCIの指数除外案に反対意見を提出。仮想通貨保有50%以上の企業を除外する提案に対して、様々な観点から異論を唱えている。
09:11
Superstate、株トークン化の新サービスをローンチへ
Superstateは、株式をトークン化する新サービスを発表。上場企業が仮想通貨イーサリアムやソラナのブロックチェーン上で株式を新たにトークン化して、投資家に直接発行することができる。
07:40
ビットコインの買い増しなどを計画 米Strive、最大約780億円を調達へ
米Striveは、最大約780億円相当の株式を発行・販売する契約を締結。調達資金は仮想通貨ビットコインの買い増しやビットコイン関連商品への投資などに使用すると説明した。
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧