はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

オントロジー、分散型ID用の開発キットをオープンソース化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

無料でダウンロード可能に

Web3に向けた分散型IDソリューションを提供するOntology(オントロジー)は3日、分散型ID認証システムのソフトウェア開発キットである「Verifiable Credentials SDK」のコードをオープンソース化したと発表。

今回のオープンソース化により、GitHubにアクセスしてSDKをダウンロードすることで、オントロジーの分散型ID「ONT ID」用の開発キット「Verifiable Credentials SDK」を無料で使えるようになった。対応するプログラミング言語は、GoおよびJavaとなる。

分散型ID(DID)は、既存の中央集権的な個人情報管理の仕組みやプラットフォームへのログイン方法に対して新たな選択肢を提示するもので、Web3時代のインフラを担う主要プロダクトの一つとして注目されている。

関連:オントロジーが新たな分散型IDソリューションをリリース

あらゆるチェーン上に構築可能

オントロジーが提供するVC SDKsは、特定の識別子にとらわれないことが特徴の一つとなっている。

具体的にはW3C(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)によるDIDの仕様書で定義された方式だけでなく、イーサリアム・ネームサービス(ENS)を始めとする他のドメイン命名システムなど、さまざまな識別子をサポートしている。

W3Cとは

World Wide Web Consortium(W3C)は、Webに関する技術の標準化を目的とした国際的な非営利団体。

仮想通貨用語集

また、このVC SDKを使用することにより、dApps開発者はVC(Verifiable Credentials:検証可能なクレデンシャル)関連のWeb3アプリケーションを実装したり、VC機能を既存のWeb2アプリケーションに埋め込むことも可能だ。

関連:ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)と分散型IDの違いとは

VC(Verifiable Credentials)について

VCは、分散型IDと並び、分散型台帳技術や暗号学を活用することにより、単一の組織に頼ることなく、様々な証明書の発行およびその管理を主権的かつ分散的に可能にする認証システムのことを指す。VCを用いることで、デジタル空間でも安全かつ即座に「検証可能なクレデンシャル(認証・資格情報)」を提示することができる。

そのユースケースの代表的な例としては、KYC(本人確認)手続きにおける身分証明書に代わる利用や、ある商品のサプライチェーンにおけるトレーサビリティの確認などだ。

関連:検証可能な資格情報(クレデンシャル)のユースケースとは=XSL Labs寄稿

またユーザーの主権性にも重きが置かれているため、何かを証明する際には、ユーザー自身が開示したい情報の内容を選択することができる。例えば成人していることを証明するために生年月日ではなく生まれ年のみを提示するなど、個人情報の開示を最小限に抑えることも可能だ。

関連:自己主権型アイデンティティガイド|オントロジー(Ontology)寄稿

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/19 金曜日
07:50
リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンとRWA領域で提携
リップル社は、DBSとフランクリン・テンプルトンとRWA領域でパートナーシップを締結。適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することが目的である。
07:15
コインベース、USDC貸出サービスで10%以上の高年利を提供開始
コインベースが仮想通貨USDCの貸出サービスを開始し、年10.8%の高利回りを提供すると発表した。モルフォプロトコルとの連携により、従来の4.1%を大幅に上回る収益機会を提供する。
06:40
ソルメイト、443億円調達でソラナ特化企業に転換 Arkなどが出資
米上場企業ブレラホールディングスがソルメイトに社名変更し、アーク・インベストらから3億ドルを調達してソラナ特化のDAT企業に転換すると発表した。
06:15
エヌビディア、インテルに7400億円投資でAIチップ共同開発へ 株価22%高騰
エヌビディアがインテルに50億ドルを投資し、データセンター向けAIチップとPC向けチップの共同開発を発表した。インテル株は22%急騰し38年ぶりの上昇幅を記録した。
05:55
米国初のドージコイン現物ETF、上場初日の出来高が専門家予想上回る
米レックス・オスプレイが米国初のドージコインETF「DOJE」とXRP ETF「XRPR」を木曜日夜上場開始。初日のドージコインETFは約600万ドルの出来高を記録した。
09/18 木曜日
16:50
「社会のジレンマを突破する」日本初のステーブルコイン発行ライセンス取得、JPYC岡部典孝氏が語る|独占インタビュー
JPYC株式会社が日本初の日本円建てステーブルコイン発行ライセンスを金融庁から取得。代表の岡部典孝氏が語る100万円制限の実態、3年後10兆円の発行目標、プログラマブルマネーがもたらす金融革命とは。
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧