CoinPostで今最も読まれています

イエレン財務長官、金融庁とステーブルコインの規制方針で合意

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁長官と仮想通貨規制について対談

米国のジャネット・イエレン財務長官は13日、金融庁の中島淳一長官との面談を実施。暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインに関する議論を行なった。

会談では、持続可能性のあるサステナブル・ファイナンスの推進、並びに仮想通貨関連の法的枠組みなどにおける課題について意見を交わした。主要国を代表する両国として、国際的な場面における連携を継続する姿勢を表明した。

バイデン政権の発足に伴い、財務長官就任後のイエレン氏が来日するのは今回が初。日本政府の財務省や金融庁幹部とは4月に会談を行なっている。

また、イエレン氏はこれまでステーブルコインの規制については年内に法整備を整えるべきだとコメント。仮想通貨相場を大きく左右したテラ(LUNC)・USTのディペッグ騒動が投資家保護の必要性を強調したと述べていた。

ただ、仮想通貨市場が既存金融にネガティブなリスクを与える規模には達していないとの見解を示しており、一般的な金融商品と同等の規制基準を設けるべきとの方針を訴えている。

関連:米イエレン財務長官「ステーブルコインの規制は22年末までに法制化すべき」

パブリックコメントの募集を開始

なお、米財務省は12日、バイデン大統領が3月に発令した仮想通貨に関する大統領令に基づき、仮想通貨の導入および開発がもたらす機会とリスクに係るパブリック・コメントの募集を開始した。

同大統領令では、財務省を筆頭とした多数の政府機関へ仮想通貨に関する調査を指示。8月頃から各省庁からレポートが提出されていく見込みだ。

関連:米財務省、仮想通貨関連の大統領令でパブコメ募集

鈴木大臣とも対談

イエレン長官は今週末16日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議に先駆けての来日訪問。金融庁の他にも、12日には財務省の鈴木俊一財務大臣とも共同声明を発表していた。

声明では世界経済で続く食糧やエネルギー価格の高騰などの課題に連携して取り組んでいく姿勢を表明。ロシアの侵攻が続くウクライナへの支援継続、そしてパンデミックの感染防止対策における体制強化、気候変動やアジア太平洋地域におけるインフラ投資、など多数の方面で二国間関係を継続して強化していく方針を示した。

なお、日米の財務大臣が共同声明を発表するのは異例な出来事だという。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア