はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

オントロジーによるマルチチェーン対応の分散型IDウォレット「ONTOウォレット」を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3への玄関口となるウォレット

オントロジーが開発・提供する暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ONTOウォレット」は、ビットコイン、イーサリアム、バイナンススマートチェーンやソラナなど、30を超える主要なパブリック・ブロックチェーンをサポートするマルチチェーン(異なる複数のチェーン)対応型ウォレットです。

出典:Ontology

オントロジーは仮想通貨ウォレットユーザーの幅広いニーズに対応できるONTOウォレットを通じて、ユーザーに高いプライバシーやセキュリティ、エアドロップ機能などシームレスなWeb3領域へのアクセスを提供し、「Web3へのポータル」としての役割を目指しています。

この記事では、ONTOウォレットに実装されているそれぞれの機能および役割、その活用法なども踏まえて詳しく解説します。

ONTOウォレットとは

出典:Ontology

2018年9月にローンチされたONTOウォレットは、156カ国・約100万人の登録ユーザーと31万人のコミュニティメンバーを抱える、分散型ID(DID)およびデータ、デジタル資産を安全に管理することのできるオールインワンアプリです。

コインやトークン、NFT(非代替性トークン)などのデジタル資産はもちろん、dApps(分散型アプリケーション)などその他のプロダクトとも互換性があり、後述の「ONT ID」や、オントロジー独自のWeb3信用スコアシステム「OScore」の管理および運用にも対応しています。

ONTOウォレット一つで、ユーザーは分散型ID、デジタル資産、dApps、NFT、分散型ドメインなど、モバイルとブラウザの双方でWeb3のエコシステムに参入できるようになります。

関連:フリーランサーも仮想通貨で報酬受け取りが可能に、オントロジーがウォレット統合を発表

特徴的な機能

現在、暗号資産業界には多くのウォレットアプリが提供されており、数多くの選択肢があります。ONTOウォレットの利点である多機能性を通じて、Web3ウォレットを選ぶ際に基準となるいくつかの要素を見ていきましょう。

分散型ID(DID)

Web2の世界において、インターネットは個人情報を収集・管理し、そのデータを元にハイテク企業が莫大な収益を生み出す構造が一般的でした。Web3では、そうした個人情報やデータの所有権をユーザーに返すことで、この仕組みを転換することがそのメリットの一つです。ONTOウォレットが提供する機能である「ONT ID」のような分散型ID(DID)ソリューションは、こうした場面で活躍します。

関連:自己主権型アイデンティティガイド|オントロジー(Ontology)寄稿

分散型ID(DID)は、既存の中央集権的な個人情報管理の仕組みやプラットフォームへのログイン方法に対して、別の新たな選択肢を提示するもので、Web3時代のインフラを担う主要プロダクトの一つとして注目されています。

ONT IDを使えば、オンチェーン資産をコントロールし、自分のIDデータを管理し、データのプライバシーをより強固に保護することができます。また、ONT IDはW3C(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の策定した分散型ID(DID)規格に基づいて開発されているため、今後はインターネットの標準となることが見込まれています。

こうした仕組みは、プライバシー保護への貢献が期待されており、1つのONT IDを作成することで、より広範なWeb3エコシステムの機能とともに、さまざまなdAppsにアクセスすることができるようになります。

W3Cとは

World Wide Web Consortium(W3C)は、Webに関する技術の標準化を目的とした国際的な非営利団体。

仮想通貨用語集

関連:Web3時代のIDソリューション、ONT IDとは

関連:オントロジー、分散型ID用の開発キットをオープンソース化

信用スコアシステム

ONTOウォレットは、ブロックチェーン上では初となる信用スコアシステムも搭載しています。「OScore」と呼ばれるこの信用スコアは、ブロックチェーンにおけるユーザー取引履歴やDID(ONT ID)に紐づけられた個人情報の連携、また過去の精算回数などに基づいて、スコアが上下します。

ユーザーがONTOウォレットを利用することで、チェーン上での行動に応じて内部アルゴリズムが信用スコアを生成します。ユーザーが所有するDIDは、ユーザーの社会的関係を表し、他のユーザーと取引・交流する際の基準として利用することが可能です。一方でOScoreは、従来の中央集権的な機関のクレジットスコアとは異なり、そのデータは常にユーザー自身によって管理・承認されます。

OScoreのポイントが高いユーザーは、ウォレットを通じてデポジットなしで車をレンタルすることなどもできるようになります。また、ユーザーの学歴や資格その他の重要なオフチェーンの個人情報もDIDと紐づけることができます。将来的には、OScoreによるクレデンシャルを送信することで自分の資産レベルを他者に証明したり、資産額を明かすことなく、一定の資産閾値の投資活動に参加することなどができるようになる予定です。

マルチチェーン対応とセキュリティ

出典:Ontology

ONTOウォレットは、独自のDIDや信用スコアシステムに加え、合計31のブロックチェーンが利用可能なマルチチェーンウォレットとしての機能も備えています。

異なるチェーンで資産を管理する場合、ユーザーがネットワークを切り替える必要がある単一チェーン対応型のウォレットとは異なり、ONTOウォレットでは1つのONT IDで31のブロックチェーンにまたがる資産を容易に管理することが可能です。

ユーザーは実際に、トークンからNFT、プライベートデータまで、すべてのデジタル資産をアプリ上で一元的に管理できます。

安全性とセキュリティは、すべての暗号資産ウォレットにとって最優先事項でなければなりません。ONTOウォレットは分散型ウォレットであるため、アプリ内にデータは一切保存されないため、外部の攻撃からウォレットの資産は守られます。

暗号資産領域で現在、NFTほど人気のあるものはほとんどありません。2020年に台頭して以来、NFTは世界を席巻しています。ONTOウォレットのNFTタブでは、NFTのマーケットプレイスに行かなくても、Collectiblesページに直接NFTを表示したり、NFTを送受信したり、NFTを取引することが可能です。NFTの購入機能も22年第4四半期に実装される予定です。

また、ONTOウォレットはCoinMarketCapのトークン価格と情報を統合しているため、リアルタイムでトークンと法定通貨の連動した値動きや、プロジェクトとトークンの詳細情報を簡単に調べることもできます。

ネイティブスワップ、ブリッジ、ステーキング

資産取引やステーキングに興味のあるユーザーのために、ONTOウォレットはアプリ内でスワップおよびブリッジ機能を提供します。ウォレットアプリ内にOpenOceanおよびPoly Networkの機能を統合していることから、瞬時に最適な為替レートで資産をスワップ(両替)することが可能です。

ONTOウォレットのアプリ内で利用できるステーキング機能としては、Ontology Network上のネイティブトークンであるONTをステーキングし、高いAPYでパッシブ収入を得ることも可能です。

エアドロップ機能

「ONTO Anydrop」は、トークンのエアドロップ(無料配布)を実施するためのツールです。コミュニティメンバーなどに対し、トークンを報酬として簡単に配布するソリューションとして、ONTOウォレットにはこの「Anydrop」ツールが備わっています。

Anydropを使ってエアドロップをしたい場合、対象となる各ユーザーにエアドロップを送る個別のトランザクション処理をするのではなく、複数のチェーン上で1つのトランザクションあたり最大400のアドレスにトークンを配布することができます。

これにより、エアドロップを行うために必要なガス代が大幅に削減されるため、エアドロップの配布を迅速かつ安価に行うことができます。また、ユーザーはエアドロップ処理を自由にアップロード、カスタマイズすることができ、エアドロップの保留や配布・受信状況を簡単に確認できます。

関連:オントロジー(Ontology)、2022年のロードマップを発表

「発見」機能

ONTOウォレットのアプリ内には「発見」タブがあり、仮想通貨・NFTのエアドロップキャンペーン情報などが記載されているほか、DeFi、NFT、ゲームなど数百ものdAppsにカテゴリー別に直接アクセスすることが可能です。

他にも「ニュース」タブでは、いくつかのソースからなる最新の仮想通貨関連ニュースを読むこともできます(現在は英語ニュースのみの対応)。

ONTOウォレットアプリ画面

まとめ

上述の機能を全て兼ね備えたONTOウォレットは、Web3における汎用的なウォレットとして活用することが可能です。

ONTOウォレットは提供開始以来、こうした包括的なエコシステムを構築してきています。現在までに、ONTOウォレットエコシステムには、さまざまなプロジェクトとともに200を超えるパートナーがおり、イーサリアム、BNB Chain、Ontology Network、ポルカドット、ポリゴンなどを含む31の主要なパブリックブロックチェーンに対応し、その数も拡大中です。

これらのエコシステム・パートナーと共に、ONTOウォレットは定期的なイベントを開催しており、コミュニティのユーザーにとっても無数のメリットがあります。さらに、ONTOウォレットは数百ものdAppsへのシームレスなアクセスも提供します。

ユーザーは、タブを何度も切り替えることなく、dApp内の他のチェーンのアドレスに切り替えることができ、優れたユーザー体験を提供します。600以上のdAppsに簡単にアクセスできるONTOウォレットは、ユーザーのニッチな需要を満たすことができます。

関連:「日本で幅広いユースケースを作り、普及させていく」オントロジーGloria Wu氏インタビュー

ユーザーはonto.app、またはモバイルアプリストアからONTOウォレットをダウンロードすることができます。デスクトップユーザーは、ウェブブラウザ用のONTOウェブウォレットもインストール可能です。

ONTOウォレットのダウンロードリンクはこちら:

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/03 金曜日
17:54
イーサリアム財団、約148億円分のETHを追加ステーキング=Lookonchain
イーサリアム財団が7万ETH規模のステーキング計画の一環として、約148億円相当の45,034ETHを追加ステーキング。ETH売却から脱却した新財務戦略を加速させている。
16:32
金融庁、トークン化預金とステーブルコインを活用した銀行間決済の実証実験を支援決定
金融庁が2026年4月、トークン化預金とステーブルコインを活用した銀行間決済の実証実験を新たに支援決定。ディーカレットDCP・GMOあおぞらネット銀行・アビームコンサルティングの3社が参画する。
15:52
グーグルやマイクロソフトなど大手テック企業、AIエージェント決済標準「x402財団」の設立メンバーに参加
グーグル・マイクロソフトら大手テック企業が参加する「x402財団」がリナックス財団傘下で発足。AIエージェントによる自律決済の標準化を目指すオープンプロトコルの推進体制が整備された。
14:47
IMF「トークン化は金融を根本から再構築する」、メリットとリスクを分析
IMFのエイドリアン金融資本市場局長は、金融トークン化を単なる効率化ではなく「金融アーキテクチャの構造的変革」と位置づけている。即時決済によるコスト削減、仲介の簡素化、自動化による効率向上など、金融市場に大きなメリットをもたらす一方で、スピードと自動化、集中化は、新たな形態のリスクをもたらす可能性もあると警告した。
14:25
MoneyX フィールドノート:日本はいかにして「実用的なステーブルコイン経済」を構築しているのか|Four Pillars寄稿
JPYCや三大メガバンク、Circle、SWIFTらが集結したMoneyXの全セッションを現地レポート。CBDC・トークン化預金・ステーブルコインの共存モデルなど、日本発の「実用的なオンチェーン金融」の現在地をFour Pillarsが分析。
13:48
トランプ政権の新司法長官代行、ビットコイン・イーサリアムなどの仮想通貨を保有歴
トランプ大統領が司法長官代行に指名したトッド・ブランチ副司法長官が、ビットコインやイーサリアムなど複数の仮想通貨を過去に保有していたことが政府倫理開示書類で判明した。
13:30
ライオット社、1Qに450億円相当のビットコインを売却 保有量18%減
米国のBTCマイニング大手ライオットが2026年Q1に3778ビットコインを売却し、純手取り額は約460億円に達した。マイニング業界全体で収益圧迫が続く中、電力コスト削減とAI事業転換で差別化を図る戦略を採用している。
13:00
Ledgerユーザー狙いのなりすまし詐欺、米連邦検事局が約9600万円相当を没収
米連邦検事局が仮想通貨ウォレットLedger公式になりすました詐欺事件で約9,600万円相当を回収した。手紙を送り付け秘密鍵を騙し取る手口が確認されている。
11:15
450億円相当のドリフトハッキング、不正流出の手法は?
仮想通貨ソラナ基盤の分散型取引所「Drift」が約450億円規模のハッキング被害を受けた。ソーシャルエンジニアリングなどを組み合わせた高度な手口が使われた可能性が高い。
09:49
リップルのRLUSD寄付、米国中小企業に905件融資・約1000件の雇用創出を実現
リップルが2025年9月にXRPL上のRLUSD1,500万ドルをAOFへ寄付。905件の融資実行、5,360万ドルの資本展開、1,003件の雇用創出・1,631件の雇用維持という具体的成果が明らかになった。
09:40
ネットスターズ、姫路のトレカ店でUSDC決済の実証実験を開始 インバウンド需要に対応
株式会社ネットスターズは2日、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店でステーブルコイン(USDC)決済の実証実験第2弾を開始。ソラナネットワークを活用し、小規模店舗における次世代決済インフラの有用性を検証。
08:35
サークルがラップドBTCに参入、「cirBTC」をイーサリアム・Arcで先行展開
USDCの発行元サークルが機関投資家向けラップドビットコイン「cirBTC」を発表した。BTCと1:1の完全オンチェーン検証に対応し、DeFi市場における中立的な標準規格を目指す。
07:55
テレグラムのウォレットが永久先物をローンチ
テレグラムのソリューション「ウォレット・イン・テレグラム」は、永久先物取引機能をローンチしたことを発表。仮想通貨や株式、原油など50超の資産を最大50倍のレバレッジで取引できる。
07:45
米CFTC、予測市場の管轄権を巡り3州を反訴
米商品先物取引委員会と司法省は2日、予測市場への州規制を強めるイリノイ州など3州を提訴した。ポリマーケットやカルシに対する州独自の停止命令が連邦法の独占的管轄権を侵害しているとし、連邦最高法規条項に基づく差し止めを求めている。
07:15
イーロン・マスクのX、仮想通貨詐欺対策に本腰 自動ロック機能の導入で99%抑止目指す
イーロン・マスク氏が率いるX(ツイッター)が、アカウント乗っ取りによる仮想通貨詐欺を抑止する自動ロック機能の導入を表明した。フィッシング被害が後を絶たない中、プラットフォームの安全対策が新たな局面を迎える。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧