はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ゲーマーは30年前からメタバースを体験している」Xbox事業責任者

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゲーマーとメタバース

米マイクロソフトのゲーム部門CEOで、Xbox事業を統括するフィル・スペンサー氏はブルームバーグのインタビューで、メタバースとP2Eゲームに対する自身の考えを語った。

ゲーマーの中にはメタバース(仮想空間)を歓迎しない向きもあるのではという質問に対し、同氏はメタバースとは「3Dの共有世界」であり、「ゲーマーはこの30年間、メタバース空間にいた」という解釈を披露。ゲーム空間では、すでにアバターを駆使し、共有された世界の中で、あらゆる場所の誰とでも会話が可能になっているため、今更メタバースと言われても困惑するゲーマーが多いことには驚かないと述べた。

一方、メタバースを事業という観点から見ると、ゲームデザイナーやクリエーターのスキルは非常に重要な意味を持ってくると主張。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOがメタバースに強い意欲を見せるのもそのためだと述べた。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使ってゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスに参加できるなど、様々な領域で活用が期待されている。

▶️仮想通貨用語集

マイクロソフトは今年1月、米ゲーム大手企業アクティビジョン・ブリザードを約9.4兆円(687億ドル)で買収すると発表。同社にとって過去最大規模の買収だが、モバイル分野に強いアクティビジョンを傘下に置くことで、デバイスを跨いだゲーミング事業の成長を加速させることが狙いであり、同時に「メタバースに欠かせない要素」も獲得できると説明した。

ナデラCEOは買収に際し、ゲームは最大かつ最も急成長している娯楽の形態であり、メタバースのプラットフォーム開発において非常に重要な役割を果たすとコメントした。

関連:米マイクロソフト、メタバース事業の発展へ アクティビジョン・ブリザードを買収

P2Eゲームには慎重な姿勢

スペンサー氏は、暗号資産(仮想通貨)関連で注目を集めるP2E(Play to Earn:遊んで稼ぐ)ゲームについて、以下のような理由から、「非常に慎重」な姿勢をとっているという。

P2Eゲームはある種の収益化のために、プレイヤーから労働力を作り出すものだ。

あるプレーヤーが他のプレーヤーのために、単純作業を行い収益を得るという構造は今までのゲームでも存在したが、P2Eではゲーム経済自体にその仕組みを組み込んでしまうとして、同氏は懸念を表した。そして、人気ゲーム「マインクラフト」で、NFT(非代替性トークン)が「搾取的」に使われている状況が生まれていたことに言及。NFTについて懐疑的な見方を示した。

しかし、スペンサー氏は全てのNFTやP2Eゲームを否定しているわけではなく、新しいテクノロジーを「実際にプレイヤーが使う状況では、興味深い事例が生まれる可能性がある」と述べた。

関連:米マイクロソフト幹部、ゲームへのNFT導入に慎重姿勢

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:15
エヌビディア、インテルに7400億円投資でAIチップ共同開発へ 株価22%高騰
エヌビディアがインテルに50億ドルを投資し、データセンター向けAIチップとPC向けチップの共同開発を発表した。インテル株は22%急騰し38年ぶりの上昇幅を記録した。
05:55
米国初のドージコイン現物ETF、上場初日の出来高が専門家予想上回る
米レックス・オスプレイが米国初のドージコインETF「DOJE」とXRP ETF「XRPR」を木曜日夜上場開始。初日のドージコインETFは約600万ドルの出来高を記録した。
09/18 木曜日
16:50
「社会のジレンマを突破する」日本初のステーブルコイン発行ライセンス取得、JPYC岡部典孝氏が語る|独占インタビュー
JPYC株式会社が日本初の日本円建てステーブルコイン発行ライセンスを金融庁から取得。代表の岡部典孝氏が語る100万円制限の実態、3年後10兆円の発行目標、プログラマブルマネーがもたらす金融革命とは。
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧